英でワクチン接種2回目「事実上延期」[2021/01/02 22:52]
イギリス政府は本来2回受けなければいけない新型コロナウイルスのワクチン接種について、感染の急拡大を受けてまずは1回、より多くの人に打つことを優先する方針に変更しました。
イギリスの保健当局は先月30日、変異ウイルスによる感染が急拡大していることから、より早く、より多くの高齢者などへの1回目のワクチン接種を優先することを各地の医療機関に通達しました。接種が始まっているファイザー社のワクチンの2回目の接種は、これまで1回目から「3週間後」としていましたが、「最大で3カ月後」と方針を変更しています。この措置を受けて、すでに2回目の接種の予定を伝えられている人も延期される可能性が高いということです。ファイザー社は「安全性と有効性が確認できない」と反発しています。4日から接種が始まるオックスフォード大学と製薬大手「アストラゼネカ」が開発したワクチンについても、同様に2回目は「最大で3カ月後」とされました。