沖縄県は2日、新たに12人が新型コロナに感染したと発表した。県内の累計感染者数は5425人となった。1日当たりの新規感染者が10人台になるのは16日ぶり。県は民間も含めた検査数の減少が影響しているとみている。新規感染者が二桁になるのは99日連続。
在沖米軍関係の感染者は確認されなかった。
県の1日の発表では、警戒レベルの7つの判断指標のうち、療養者数やPCR検査の陽性率など6項目が「感染流行期」の第3段階か「感染まん延期」の第4段階だった。1日の新規感染者は48人で、4日連続で1日あたりの感染者が40人以上だった。
県の糸数公保健衛生統括監は「感染経路が不明の人も多く、市中感染が広がっている可能性がある」と指摘し、「必要が無ければ外出しない、会食時はマスクを着用するなど徹底してほしい」と感染対策を呼び掛けている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は18・74人で、全国12番目。最多は東京都の44・05人で、次いで神奈川県の32・94人、京都府の27・09人と続いた。