いまだコロナの脅威が過ぎ去る気配はない。国内の産業は疲弊していく一方だが、第一次産業である農業や漁業への影響はどのようになっているのだろうか?
そこで今回、生産者から直接食材やお花を購入できるオンライン直売所「食べチョク」による、同サービスに登録している生産者127名を対象にした新型コロナウィルスの影響についての実態調査が行われた。
■2020年11月時点で、新型コロナウィルスによる売上への影響があると答えた生産者は6割を超える
新型コロナウィルスによる売上への影響があると答えた生産者は2020年11月時点で60.6%となった。緊急事態宣言中である2020年5月時点が67.7%だったため微減してるものの、第一次産業への新型コロナウィルスの影響が今も根強いことがわかる。
■2020年11月時点で約3割の生産者が前年同時期比50%を下回る状態
2020年5月時点では前年同時期比50%を下回った生産者が全体の33.8%となっていたが、2020年11月時点では26.0%だった。多少の回復は見られるものの売上に苦しむ生産者は引き続き多いことがわかる。
■コロナ禍の7カ月間でV字回復した生産者は127軒中4軒
2020年5月時点で売上が前年同時期比50%を下回っていたものの、試行錯誤を重ね2020年11月時点で101%を超えている生産者は回答した生産者127軒の中で4軒いた。
<調査概要>
調査対象:食べチョクに登録している全国の生産者
調査期間:2020年12月1日〜12月6日
調査方法:インターネットによる任意回答
回答人数:127人
出典元:株式会社ビビッドガーデン
構成/こじへい
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