爆熱のCPUと悪名高い第9世代のcore i9Xシリーズ─。
この大食らいが、現在メインPCに組み込まれている。つい2年前に約10万円したミドルレンジのCPUである…が今こうしてブログを眺めている間も、現在進行形でファンが轟音を上げている。
発売以来、ネットではワッパ大食い、9900Kのニセモノ、Ryzenより高いだけのゴミ、など言われ放題で、ともすれば買った側が悪いとさえ言われ得るものの、私が1つだけ主張したいのはそういった評価のほとんどが〝全コア4GHz当たり前〟のOCer達の意見を重視しており、intel定格運用での話をしている記事はほとんどなかった、という言い訳である(もっともcore XをOCしない人など居ないのかもしれないが)。
冗談ではなく実際、intel公称のTDPを調べるにせいぜい165Wと決して高くはない。当時Ryzenの製造プロセスが7nmの一方でこの時代遅れとも言えるLGA2066が14nmで製造されていることを鑑みれば、尚更この数値は頑張っている方だ(と褒めたい)。
ゆえに私も馬鹿ではない。別製品でのTDPの経験則から、定格運用であれば簡易水冷の120mmくらいの小さなクーラーでも全然問題ないはずなのだが…。UEFI側(MSIのcoreX用M/Bでは標準出荷状態からOC設定になっている)でOS起動時からしっかりOCしないよう設定しているにも関わらず、熱い。
常時100℃を超えている。
CPUクーラーといえば少し前に、Amazonで出回っていたクマグリス(Thermal grizzly Kryonaut)の精巧な偽物が話題になり、笑いながら履歴を見るとなんと小生も購入(!)してしまっていた。
こちらを除去し、正真正銘〝本物の〟Arctic MX4へ塗り直し。もちろん、グリスの真贋程度で冷却効果が大して変わることはない。ブログの種になる程度だ。
いずれにせよ電力云々以前に性能的な問題として、もはやほぼ誰もがAMDのCPUにする以外の選択は無いだろう。将来的にintelが今とは比べ物にならないようなコストパフォーマンス、それこそワットパフォーマンスのCPUを作ってくるかもしれないが、今の時代でAMD以外の選択は到底無いように思える。よって買い換えまでなんとか小生のメインPCには頑張ってもらいたい…。
ちなみに大きいラジエーターにすればよいという意見は当然あると思うが、なぜかこのケース図体が大きい癖に360mmはおろか240mmにすら対応していない。サブPCのケースはminiITXにも関わらず280mmのラジエーターに対応しているというのに、だ。控え目に言って最悪である。
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追記
水冷クーラーのモーターが壊れていたようで、変更したところ解決。モーター音は耳で確認出来ていたし1年足らずで故障するとは…何事も信じてはならない。
1年保証期間内であったがNZXTは使いたくない。買い換えした。