町内会費の着服で告発された市議 損害賠償求めて提訴
町内会費およそ173万円を着服したとして石川県の小松市議会の議員が住民3人から刑事告発された問題で、市議は7日、3人に対し名誉棄損と業務妨害の疑いで警察に告発状を提出しました。
この問題は、2016年度に小松市串町が発注した墓地の整備費総額473万7,000円のうち、173万円あまりを当時の町内会長だった川崎順次市議が着服したとして、住民3人が横領の疑いで刑事告発したものです。
告発を受けて川崎市議は自身の名誉が傷つけられたとして、7日、3人に対し名誉棄損と業務妨害の疑いで小松警察署に告発状を提出しました。また1100万円の損害賠償を求めて金沢地裁小松支部に提訴したということです。
小松市内で会見を開いた川崎市議は、「横領したと指摘される173万円については工事を請け負った業者の領収書もある。裁判の場で事実をはっきりさせ名誉を回復したい」と主張しました。