いる。そこで都は、目地材の補修を始めた。補修する目地材の長さは、都庁舎全体で約148kmに達する。06年度に試験的に始めた補修は
、12年度まで続ける予定だ。ゴンドラなどを用いた地道な交換作業に要する費用は、約10億円に達する見込みだ。
08年10月には、議会棟4階のトイレで水道管が破裂した。腐食による劣化が進んだためだ。継ぎ目など管厚が薄い部分を中心に管が
劣化しているものとみられる。
窓部に設けた電動ブラインドの故障も目立ち始めた。庁舎の保全などを手掛ける庁舎管理課がある第1庁舎18階の電動ブラインドを手動
ブラインドに交換し、撤去した電動ブラインドの部品を故障したブラインドに用いるなどしてしのいでいる。既存の電動ブラインドは、将来は
手動の製品に置き換える考えだ。