謎のキャンペーン

こんにちは、かやです

ご覧頂きありがとうございます

大手ＨＭの内覧と営業の松下さん（仮名）からの即席勉強会を終えて、気持ちを新たに物件探しを頑張ろうとしていた私たち。

狙っていたエリアが思いのほか地盤が強固で水害リスクもほぼない土地と分かり、検索にも力が入っていました

そして、内覧から数日経ったある日、松下さんから約束していた資金計画がメールで送られてきました。

「かやちゃん、松下さんからメール来たよ！」

「おっ！どれどれ。てか、予算かけ離れてたから連絡来ないと思ってた！笑」

「一応、一度は相手にして約束守ってくれたんだね」

松下さんから熱心な講義を受けてわかったことは、建築条件付きの土地を購入して家を建てた場合、うめぴーの予算では難しいということ。

そして何となくですが、遠回しにうめぴーに予算を上げるように訴えている感じがしました。

というフレーズが何度も出てきました。

もちろん、気づかないフリしてスルーしましたが

そんなこともあり、私たちは全く期待することなく、松下さんからの資金計画書に目を通しました

プランは２つ用意されていて

でした。

そもそも、なぜ環境アイテムが盛り沢山なのかと言うと、元々このＨＭが環境アイテムを売りにしていること、さらに、私たちが住みたい市が環境アイテム一式を揃えると補助金50万円を出してくれるからなんです

私たちも、災害に強く、日々の光熱費を少しでも減らしたい気持ちは強かったので、どちらかと言うと環境アイテム推しでした。

（エネファームは別にいらないって感じでしたが、東京ガスのキャンペーンで床暖房が無料でつけられるのをうめぴーが気に入っていました！）

そして気になるお値段…

無理！却下！！

無理！却下！！

「…わかってはいたけど、高いね。」

「うん、まぁ、予想通り…」

「スルーでいいかな…？」

「うん、返り討ちにあって動けないってことで。笑」

こうして、大手ＨＭの分譲地は私たちの中では一瞬見た夢として、儚く散りました

しかし、数時間後、松下さんからうめぴーに電話がかかってきたのです

「プランはご覧頂けましたでしょうか？」

「はい、ありがとうございました。」

「率直にご感想はいかがですか？間取りとか気に入って頂けましたか？」

「間取りで気になったのは、ＬＤＫの横の３畳の畳コーナーですかね。３畳ならなくてもいいかなって。」

「ただ、そもそも金額がとても手が出ないので、自分には無理ですね。すみません。」

「そうですか。ただ、こうしてお電話させて頂いたのは理由がありまして、実は梅野様に特別にキャンペーンを適用させたいと思っているんです」

「キャンペーン…ですか？」

「はい、あちらの土地は分譲地の中でも最後の１区画ですし、何とか梅野様のご予算に近づけられるように本社に掛け合っています」

「よろしければ、明日にでもご自宅にお伺いさせて頂いてお話しさせてもらえませんか？キャンペーンが月末までなら適用できそうなので、とにかく早くお話ししたいんです。」

「明日ですか…。妻にも確認したいので一旦失礼させて頂いてよろしいですか？」

「かしこまりました。何卒よろしくお願い致します！」

「うめぴー！キャンペーンだってよ予算に近づけるって言ってたからイケるかも！」

「うん、何かそういう言い方だったね。でも明日仕事で終わったら職場に泊まるんだよね…。」

「キャンペーン迫ってるし、何とか話聞けないかな？私が途中まで話聞いてるから、明日の仕事が終わったら一旦帰ってこれない？？」

「うん、わかった。18:30ごろ終わるから帰るのは19時ごろになるけど、松下さんに聞いてみるね。かやちゃん、お部屋のお掃除お願いします」

ここ最近、マイホーム計画に夢中になり家事をさぼり気味だった私…。人をお招きできる状態ではありませんでした

「おう！ちょっと手強いけど任せて！何とか突貫工事で対応するわ」

「もしもし。先程の件ですが、妻も大丈夫とのことなので、よろしくお願いします。ちなみに自分は仕事なので19時ごろになりますが…」

「ありがとうございます！お時間は全く問題ありません。では19時に伺わせて頂きますので。」

「本社に掛け合ってるって期待しちゃうねーもしかして買えるかなぁ。」

「どうかなぁ。俺の性格からして即決できないと思うけど…」

「うめぴーが決められなかったら私に任せて」

「いや、それはちょっと…。ただ、かやちゃんがちょっと羨ましい。俺、決断力がなさ過ぎかも…」

「何言ってんの！私とうめぴーセットだからちょうどいいんじゃない。でも明日はやはり嫁の出番かな〜」

「やばい、仕事に集中できるかな」

ということで、図らずとも松下さんからの猛列プッシュと謎のキャンペーンに見事に釣られ、私たちは手強い相手を迎えることになるのでした

最後までご覧頂きありがとうございました