こんにちは、かやです

ご覧頂きありがとうございます

営業への怒りが頂点に達したものの、それ以上に大きなショックを受けて気力も限界になってしまった私たちは、終始無言で帰宅しました。
前回からの続きです。
……………………………

「うめぴー、体調どう?疲れたね

」

「…聞いたよね?30万だって…3坪も減らしたのに。」

「うん。パネル4枚分とか言われてもよくわかんなかった

柱の本数は変わらないから金額も下がらないってことなのかな。」

「何をどうしたら4100万でおさまったわけ?どうにでもなるって何だったんだ?」

「環境アイテム外したらなんじゃないの。もうそうするしかないよ。」

「ホントにそうなの?俺は何回も予算がいくらまでか話したよ?環境アイテム最優先なのも分かってるはずじゃん。このままじゃ納得いかないんだよね。天井高のこともちゃんと説明されてないんだから。」

「そんなこと言ったって!実際無理なんだから仕方ないじゃん!!今更グチグチ言っても遅いよ!うめぴーが契約決めたんだよ?なのに病気になっちゃうし、
こんなに弱っちいやつなんて思わなかった!!」
これは最低でした。松下さんへの怒りをうめぴーに八つ当たりしてしまいました

「ごめん…。でも納得できないのにこのまま決めるのは嫌なんだ。だからってどうしたらいいかわかんないけど、とりあえず今日の見積もりに関しては松下にもう一度説明してもらいたい。」

「好きにしたらいいよ。あいつが納得いくような説明できるとは私は思わないけどね!!」

「好きにさせてもらうよ。」
……………………………
うめぴーとこんなふうに険悪になったのは結婚してから初めてでした。
何であんな言い方しちゃったんだろう…。
うめぴーが悪くないのはわかってるのに。
どうしようもないイライラをうめぴーにぶつけることしかできませんでした。
冷静になる為、私は外に出ました。
そして、ついに耐えきれなくなって母に電話をしました。
……………………………

「かやちゃん、お家の話進んでるの?全然連絡ないから気になってたのよ。」

「うん、お母さん…どうしよう……」

「どうしたの!?何!?ちゃんと話して。」
私は、申し込みから契約までの怒涛の流れ、そしてうめぴーの体調のこと、打ち合わせでの出来事など全て話しました。

「やっぱり。初めてお家買うって聞いたときおかしいと思ったのよ。でもそんなことになってたなんて……。とにかく、お父さんと二人で明日行くから、もう一度ちゃんと話聞かせて?梅野くん体調悪いなら家で休んでてもらって構わないし。お父さんにも話してみるから。」

「お母さん、私、うめぴーにひどいこと言っちゃって。悪くないのに当たっちゃったの

」
母に先程のやりとりを話しました。

「それはかやちゃんが悪い!!梅野くんが一番つらいのにそんなこと言って!お母さんも謝りたいくらい。すぐ帰って謝りなさい。とにかく、こういうときは二人で同じ方向を向かないとダメ!梅野くんの味方にならないとダメ!いいわね!」
……………………………
冷静になった私はすぐに帰宅し、うめぴーに泣きながら謝りました。

「うめぴー、うめぴーが悪くないのはわかってるの。でも、イライラしてどうしていいかわかんなくて、ひどいこと言ってごめんね

」

「うん、わかってるよ。俺もイライラしてごめん。かやちゃんの言う通りだよ。契約決めたの俺だし。なのに松下の言われた通りに進むだけで何かおかしいって思っても言えなかった。今冷静になって、何か自分らしくないって思ったんだ。」

「うん…。」

「申し込みから松下の流れに任せて、確かに自分で契約したけど、自分の判断じゃないみたいな感じがしたんだ。俺は本来もっと慎重なはずなのに…。だから、松下に気になることは全部確認して、金額も納得してから払いたい。」

「そうだよね…。ここ最近、申し込みしてからうめぴーらしくなかったよね。ホントなら一旦断って、ゆっくり考えてから決めるのにそれができなかったもんね。」

「ごめん、私さっきお母さんに電話で話しちゃって、お母さんたち明日こっちに来てちゃんと話聞きたいって言うんだけど…。うめぴーは家にいていいから少しお母さんたちと話してきていいかな?」

「わざわざ来てくれるの!?俺も実はかやちゃんのご両親に話聞きたいって思ってたんだ。うちは中古住宅買っててわかんないけど、かやちゃんちは注文住宅建ててるでしょ?今更だけど契約のこととか打ち合わせのこととか聞きたいと思って。」

「そっか。そしたら、外じゃなくてうちに来てもらうよ。うめぴー、本当にごめんね。これからはちゃんとうめぴーと同じ方向向いて頑張るから

」
……………………………
そして翌日、両親が訪ねてきました。

「梅野くん!体調どう?かやが嫌な思いさせて本当にごめんね

うちのこと気にしてくれてお家買ってくれたのに、こんなことになってご両親にも申し訳ないわ!○☓▲□☆$@…!」
いつも通りまくしたてる母!笑

「お母さん、大丈夫ですよ。むしろ情けない限りで…心配かけてすみません

」
そして両親に、昨日までの経緯と打ち合わせの内容を改めて説明しました。
母の第一声は……
「はぁ!?3坪も削って30万なの?
」
「外構が上がるのだっておかしいじゃない!同じ分譲地で今まで他のお家の実績あるのに、どうして30万も見積もり変わるの?
」
これを聞いて私たちもハッとしました!
30区画もあって、最後の1棟。
分譲地ルールがあり、外構は同じように揃えて景観を整えることになっています。
植栽やアプローチ、門柱などみんな似たような仕様なのに見積もり間違えてたなんてあり得ない

最初の1棟なら見込み違いが発生しても分からなくもないけど、最後の1棟なのに!

「お母さん、ありがとうございます。昨日のこと納得いかなくて、でもそれが当たり前みたいに言われたんで、自分も反論できなかったんです。今お母さんが自分の気持ちを代弁してくれて、すごく心強いです!」
本当は昨日私がそう言ってあげないとダメだったんですよね

「当たり前よ!そんなバカみたいな話ある?梅野くんこんな状態なのによくもそんなこと!○☓▲□☆$@…!」

「お母さん、落ち着いて

私だって、松下には心底ムカついてる!でも、何も知らな過ぎたのが悪かったの。もう打ち合わせはほぼ終わって、あとは承認図にサインするだけなの…。」

「今からでもまだ間に合うから、例えば他のHMの話も聞いて、こういう流れや打ち合わせの進め方が普通なのか聞いたらどう?少なくても少しは知識つけて、もっとこうしてほしい!って主張した方がいいと思うんだけど…」

「そうですよね!何か素人だからって言われるままにやってきたんですけど、もっと自分たち主体で進めていいんですもんね!」

「私たちが家を建てたのは30年も前だから私たちの話は参考にならないと思うの。でも、少なくても設計士との打ち合わせがそんなもんなんてあり得ないわよ!営業も無責任よ!きっとあの分譲地買わせたくて仕方なかったんだわ。○☓▲□☆$@…!」

「とりあえず、積水ハウスの営業さん紹介してもらえるかカスタマーの人に聞いてみるから!」
実家は30年前に積水ハウスで建てました。現在はカスタマーサービスの方がとても良くしてくれていて、その方に信頼できる営業さんを紹介してもらおうと考えたようです。

「お母さん、何から何まですみません。本当に助かります…自分たちも結局信頼できる営業マンが分からなくて

」
ここで、ほとんど黙って話を聞いていた父

が口を開きました。
「そんなとこ、やめちまえよ
!」
ビックリするくらい軽く言いやがった
!

「お父さん、簡単に言わないでよ!黙ってて!」

「そうよ!梅野くんに失礼よ!お金も払っちゃってるのに…。かやのお金ならともかく、梅野くんのお金なんだもの…。あぁーどうしてかやはお金ないのよ!!
だいたい昔から○☓▲□☆$@…!」
母はすぐ話が脱線します…笑

「……………」

「金は払ってるけどさぁ、着工してないんだろ?
金払ったとしても、そんなとこにずっと住むよりマシだけどな。」

「お父さんとうめぴーの価値観は違うの!」

「そうよ!お父さんは一生懸命貯めたお金の価値がわかってないのよ。だって、お父さんだって貯金できないもの。かやはお父さんに似て○☓▲□☆$@…!」

「でもさぁ、4000万以上も払ってそれだぞ?
その金額の価値がないと思うぞ。ローン払うのバカらしくないの
?」
うめぴーは父の言葉に終始無言でした。
私はうめぴーが父に怒ってると思っていました


「どっちみち今の状態じゃ話にならない。お母さんが言うように、他の営業の話聞いてみたらどうだ?」
両親からの提案で、とりあえず昨日の見積もりに対しては松下に説明させること、そして他のHMが一般的にどのように家造りを進めていくのかを聞いた上で、松下さんに対して強気で主張していくことを決めました。
そして母にお願いして、積水ハウスの営業さんを紹介してもらえるよう、カスタマーの方にあたってもらうことになりました。
……………………………

「うめぴー、疲れたでしょ

うちの親言いたい放題でごめんね

」

「ううん、そんなことないよ。お母さんが味方になってくれてすごい嬉しかった。もっと早く、経験した人たちから色々話を聞けばよかった…。」

「いい営業さんから色々話を聞けるといいけど…。てか、お父さんが無責任なこと言ってごめんね

いつもマイペースで人の気持ち考えられない人だから

」

「いや、俺お父さんが言ったこと
その通りだと思ったよ。これから一生かけてローンを払っていくのに、今のままでその価値があるのかなって。さすがにやめちまえ!はビックリしたけど

」

「でも、お父さんだったら本当にやめてるのかもしれないなって。何か、
お父さんカッコいいなって思ったよ。」

「いやいや、家族は振り回されて大変なんだから

うめぴーは今のままでいいの!」

「かやちゃん!俺目が覚めた気分だよ!このまま松下のペースで進めちゃダメだ!とにかく、明日にでも松下に電話して説明させるから

」
うめぴーに生気が戻った気がしました

そしてこの両親との話し合いをきっかけに、事態が大きく動いていくことになるのでした。
長くなってしまいましたが、最後までご覧頂きありがとうございました

4
こんなに共感してくださって嬉しいです
ブログ書いてて、やっぱり松下の対応あり得ないな!って思いますもん
嫌な思い出でもこうしてブログに書いて共感してもらえるとスッキリします
本当にありがとうございます
かや
2020-12-20 23:21:56
返信する