HP- PCリカバリ領域からWindowsを再インストールする方法(F11からシステムリカバリ)

解説

HP PC製品には、システムを購入時の状態に復元できる「Recovery Manager」がプリインストールされており、万一ソフトウェアトラブルが発生した場合、この機能を使用してシステムを復元できます。ここでは、「Recovery Manager」を使用して、ハードディスク内のリカバリ領域からシステムを復元する手順(以下、リカバリ)について説明します。

操作手順

■ 準備
  • この作業ではオペレーティングシステム/ Windows が初期状態に復旧します。ハードディスクやSSDに保存しているデータやMicrosoft Officeやセキュリティ対策ソフト等の追加インストールアプリケーション、設定等はすべて消去されますので、必ずデータのバックアップを行ってから作業を行ってください。Microsoft Officeやセキュリティ対策ソフト等のアプリケーションは、アプリケーションプログラム自体をバックアップすることができません。必ず認証キー等アプリケーションの再インストール環境を事前に用意してから、本作業を行ってください。詳しくは、下記のサポート情報をご覧ください。
  • ノートパソコンをお使いの際は、必ず電源コード(AC アダプター)を取り付けて作業を行ってください。ノートパソコン+電源コード(AC アダプター)以外の周辺機器はお外しください。
  • デスクトップパソコンをお使いの際は、パソコン本体から電源、モニター、マウス、キーボード以外の周辺機器を取り外し、最小ハードウェア構成で本作業を行ってください。
■ 所要時間
  • リカバリ作業は、約1~2時間を要します。(所要時間は製品によって異なります。)
  • リカバリ完了後、初期セットアップ時にインタネットが接続された場合、自動的にWindows更新されることがあります。その場合、更に時間がかかります。
■ 操作手順
※ 表示画面は製品およびOSのエディションとHP Recovery Managerのバージョンによって異なる場合がありますが、操作はほぼ同様となります。
  1. Windows 回復環境を起動します。パソコンシャットダウン(電源オフ)状態から、キーボードの[Esc]キーを連打しながらパソコンの電源をオンにし、[Start Menu/スタートメニュー]が表示されたら、[F11]キーを押して、[F11 System recovery]を起動します。
  2. オプションの選択(Windows 回復環境)が起動します。[トラブルシューティング]→[リカバリマネージャ]の順にクリックします。
  3. Recovery Manager が起動します。 [システムの復元-工場出荷時状態への復元]をクリックします。
  4. この画面で[最初にファイルをバックアップする]を選ぶと、リカバリする前にファイルデータをバックアップができる可能性があります。
    バックアップ手順は、»HP Recovery Manager でデータをバックアップする方法をご参照ください。
  5. ファイルデータのバックアップが不要な場合は、[ファイルをバックアップしないで復元する]を選択し[次へ]をクリックします。
  6. [次へ]をクリックします。
  7. 復元の準備が開始されました。 進行状況が 100%になるまでお待ちください。
  8. 復元の準備が完了しました。 [続行]をクリックします。
  9. ソフトウェアのインストールが開始されます。 この作業には時間がかかります。また途中で自動的に再起動することがあります。
  10. 復元が完了しました。[完了]をクリックします。
  11. コンピューターが再起動して、Windowsのセットアップ画面が表示されます。以後は画面にしたがって操作してください。詳細は以下の関連情報をご参照ください。
補足:
システムリカバリを行うと、ご購入後にインストールした Windows セキュリティ更新プログラムがインストールされていない状態に戻ります。 セキュリティ対策ソフトのウイルスパターンファイルも元の状態に戻ります。 Windows Update の実行、セキュリティ対策ソフトのウイルスパターンファイルを最新版に更新するなどして Windows を最新の状態に戻します。
Windows Update の操作手順は、下記のマイクロソフト社のサポート情報をご参照ください。

追加のサポートオプション

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