平幕・若隆景がコロナ感染 38度超の発熱と喉の痛み

日本相撲協会は31日、西前頭2枚目の若隆景関(26)=本名大波渥、福島県出身、荒汐部屋=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。体調不良で同日朝に医療機関で受診し、判明した。保健所や専門家の指導を受けながら、濃厚接触者の特定などを進める。
芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、38度を超える発熱と喉の痛みがあった。「部屋の全員、(若隆景関の)家族も含めみんな(PCR)検査をする」とし、初場所(1月10日初日・両国国技館)の出場については「どうなるか、今のところはなんとも言えない」と述べた。各部屋を行き来する出稽古は禁止されており、他の部屋の力士とは接触していなかったとしている。
東洋大出身の若隆景関は2020年9月の秋場所で11勝を挙げ、自己最高位の西前頭筆頭に躍進。11月場所では7勝8敗と負け越した。〔共同〕