福岡県で新たに151人感染、1人死亡 苅田町の工場でクラスター

西日本新聞

 福岡県では29日、新たに151人の新型コロナウイルス感染が確認された。

 福岡市は10歳未満~80代の58人の感染を発表。陽性者の中には西区役所の20代男性職員=中央区在住=が含まれる。市教育委員会は、特別支援学校と小学校に勤務する、いずれも50代女性の教職員2人の陽性が判明したと発表した。

 市は、歓楽街、博多区・中洲地区の無症状の飲食店従業員を対象に、21~25日に実施した無償のPCR検査の集計結果を明らかにした。772人が参加し、陽性が判明したのは7人(29日までに全て発表)。陽性率は0・91%だった。

 県は60人の感染を公表。日産車体九州(苅田町)で新たに3人の感染を確認し、計6人のクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。クラスターが発生している「おおりん病院」(大野城市)では患者2人の陽性が判明し、感染者は計28人となった。「新宮整形外科」(新宮町)でも患者2人の感染が分かり、感染者は計9人となった。

 県は、感染していた70代女性の死亡を確認。女性は死後の抗原検査で陽性と判明した。北九州市は30人、久留米市は3人の感染を確認した。

 佐賀県では20~60代の男女7人の感染を確認。長崎県では27人が感染した。熊本県では、菊陽町の町臨時職員の60代男性ら10歳未満~80代の男女55人の感染が判明。大分県では、幼児~70代の男女15人が感染。宮崎県では、感染していた1人の死亡と男女4人の感染が確認された。鹿児島県では男女8人が感染した。

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