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【 リーフレタス栽培基準 】
リーフレタス栽培基準とは、より安全で品質のよいレタスを生産するための、
栽培に関する技術情報です。
1.栽培上注意すべきリーフレタスの生理、生態的特性
(1) 温度条件
A.生育適温
15℃~22℃ 25℃以上で徒長、8℃以下で生育停滞する。
寒害については、マイナス2℃~マイナス3℃になると葉先がしおれて葉色が黒紫となり、マイナス3℃以下になると芯が凍結して腐敗、枯死する。
B.発芽適温
15℃~20℃ 高温期の播種については、通風、かん水等十分留意する必要がある。
C.花芽分化と抽苔
高温期については早期抽苔が問題となる。抽苔は、高温、長日条件で促進され、低温、短日条件
で抑制される。その他、高温条件下では、発芽不良、着色不良及び葉先焼けが問題となる。
D.葉色の発現
光や窒素施用と共に温度が強く関与し、低温によって促進するため、低温期の葉色は濃い。一方、高温期の葉色は淡く、特に密植、多肥栽培すると助長される。
(2)土壌条件 A.土質
土壌適応性は広く、どの土壌でもよく生育するが、有機質に富む砂壌土が適する。
B.土壌反応
生育限界はpH4.7~5.2といわれ、酸性土壌には弱い。最適土壌は、pH6.0~6.5
である。
C.土壌水分
乾燥には比較的強いが、乾湿の差が大きいと葉先焼けが発生しやすい。特に気温上昇期に乾燥から多湿になると発生が多くなる。
土壌pH |
セルカ2号施用量(kg) |
5.5以下 |
200 |
5.6~6.0 |
150~200 |
6.1~6.5 |
80~150 |
6.6~7.0 |
0~80 |
7.0以上 |
0 |
●酸度矯正のための石灰類施用量
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