CONTENTS
●ホーム
●産地概況
●リーフレタス部会紹介
●リーフレタスについて
●レタスの出荷されるまで
●産地のこだわり
>>栽培上の留意点
>>品種及び作型
>>時期別栽培管理
>>肥料のやり方
>>農薬の使用について
●環境センター

【 リーフレタス栽培基準 】

 
リーフレタス栽培基準とは、より安全で品質のよいレタスを生産するための、
栽培に関する技術情報です。



1.栽培上注意すべきリーフレタスの生理、生態的特性

(1) 温度条件

A.
生育適温
15℃~22℃ 25℃以上で徒長、8℃以下で生育停滞する。
寒害については、マイナス2℃~マイナス3℃になると葉先がしおれて葉色が黒紫となり、マイナス3℃以下になると芯が凍結して腐敗、枯死する。

B.発芽適温
15℃~20℃ 高温期の播種については、通風、かん水等十分留意する必要がある。

C.花芽分化と抽苔
高温期については早期抽苔が問題となる。抽苔は、高温、長日条件で促進され、低温、短日条件
で抑制される。その他、高温条件下では、発芽不良、着色不良及び葉先焼けが問題となる。

D.葉色の発現
光や窒素施用と共に温度が強く関与し、低温によって促進するため、低温期の葉色は濃い。一方、高温期の葉色は淡く、特に密植、多肥栽培すると助長される。

(2)土壌条件
A.土質
土壌適応性は広く、どの土壌でもよく生育するが、有機質に富む砂壌土が適する。

B.土壌反応
生育限界はpH4.7~5.2といわれ、酸性土壌には弱い。最適土壌は、pH6.0~6.5
である。

C.土壌水分

乾燥には比較的強いが、乾湿の差が大きいと葉先焼けが発生しやすい。特に気温上昇期に乾燥から多湿になると発生が多くなる。
土壌pH セルカ2号施用量(kg)
5.5以下 200
5.6~6.0 150~200
6.1~6.5 80~150
6.6~7.0 0~80
7.0以上

●酸度矯正のための石灰類施用量


JAふくおか八女 リーフレタス部会