デビュー17年目で記念初優勝を飾った和田健太郎【拡大】
函館競輪開設68周年記念『五稜郭杯争奪戦』(GIII)は最終日の5日に第12Rで決勝が行われ、和田健太郎(37)=千葉・87期=が差し脚を伸ばして、デビュー17年目で記念初優勝を飾った。和田に続いた園田匠が2着に入り、まくった菅田壱道は直線で失速して3着に終わった。
レースは新山と竹内で先行争い。突っ張った新山が踏み勝ち、菅田は新山と連結を外して中団。郡司が7番手で園田が最後尾になり最終HSへ。郡司-和田がBSでまくり上げると、菅田も4番手から踏み上げて行く。郡司は行き切れない。菅田に切り替えた和田が直線で抜け出し、園田が流れ込んだ。
◆和田健太郎「うれしい。郡司君が前で頑張ってくれたおかげ。今後はラインを大事にして、仲間に信頼してもらえるように一戦一戦をこなしていきたい」
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シリーズ最終日の第9Rに行われた『レインボーカップA級ファイナル』は、日野博幸(34)=愛媛・103期=がまくりで制した。マークした大竹慎吾(52)=大分・55期=が2着、3着には三登誉哲(31)=広島・100期=が入った。3選手はきょう6日付でS級二班に特別昇級する。
なお、シリーズ4日間の総売り上げは38億1215万3900円で、主催者が目標に挙げていた38億円を上回った。