公金である政務調査費の支出に付いて、特に減税日本の市議、県議に、その使い方についての疑惑が沸いている。
そういった批判に対して減税日本が政務調査費の領収書原紙を公開し、そのインデックスにエクセルのデータを添えてホームページ上で公開している。
所属名古屋市議の政務調査費使用状況について(10/26更新) | 減税日本
これらのデータを見ると、非常に参照性が悪く。わざと判りにくくしているのか?
と疑ってしまうほどである。
こういった自分たちの公金支出に関して、誤りのないようなシステムを構築できなければ、いったい県や市の歳費支出に関して、どのような意見が言えるのだろうか?
という気持ちにもなる。
また、減税日本には何人かIT関連企業の経験者も居るはずだ。それでいてこの体たらくは。
なんでも、今回の公開作業は、市当局から、政務調査費の領収書の公開を受け。つまり、原データに付いては、一般市民の我々が情報公開によって得られるものと同様の情報を元にしたそうである。
そしてデータをエクセルファイルに打ち込んで、現在のような形になっているそうである。
幾つかの作業ステップに無理や無駄など、間違い(突っ込みどころ)はあるが、とりあえずは労を多としておいてもいいだろう。
そして、このデータに付いてあれこれ見てみると、色々な疑問が沸いてくる。
もう、それらを指摘するのも大変なので、皆さんそれぞに見ていただいて、気になるところがあったなら、先方に投稿されてもいいだろうし、このブログにご意見としていただいても大勢の市民の目に触れるだろう。*1
ただ、やはり、そういった細かいお金のごまかしじみた疑義を見るにつれ。
「議員報酬800万円」が、本当に現実的なのか。という疑問が沸くし、彼ら減税日本の市議、県議もまた被害者なのではないかという感想を持つ。
そもそも彼らはまだ一期目なのである。適正な指導、指示を与えなければ、こういったことに付いて間違いをしでかすのも無理は無い。指導、指示をしてこなかった人間に罪がある。
または、その責任者自体が、社会的常識や法令に暗いということだろう。
なので当ブログのスタンスとして、減税日本から出る公費支出の問題は、すべて河村代表の責任として認識し、個々の議員を追求する事は(主には)しない。
しかし、この政務調査費の資料の中で、少々捨て置けない問題を見てしまったので、それに付いてだけは述べさせていただく。
気持ちとしては「ま〜かん!」なのだ。
この公開されたエクセルデータ、平成23年度版と、24年度版について、浅井市議、田山市議、冨口市議、並びに減税日本の、HP作成であるとかHP管理費とされているものを集計してみた。
全てのデータに付いて、実際の領収書を手繰り、そのファイル番号とページ数を付加してある。
そして、領収書原紙から読み取れる支払先について、転記、補完してみた。
そうするとご覧のように「電話番号ドメイン&ホームページ 水野 昇」であるとか「ディディエイチ」という支出先が判る。
この3氏のホームページはこちらである。
田山ひろゆきオフィシャルサイト
http://tomiguchi.com/
http://y-asai.net/
非常にシンプルだ。
というか、*2こんなサイトの維持管理費に、3万円だの1万円だのの料金が要るのか?
それも月額で。
維持・管理費という名目で支出がなされている月でも、サイト内容の更新が無い場合もある。もっというと、サイト内容の更新があったところで、ブログ形式の投稿フォームでも準備されているのであれば、更新費用は要らないだろう。
つまり、不労取得ではないか。
この「水野 昇」という人物。
ご存知の方も多いだろう。
元尾張旭市議会議員で、愛知県議、名古屋市議、尾張旭市の市長選挙に出て落選。
更に瀬戸市議会、市長選挙にも出て落選。
キャッチフレーズは「環境保護・財政健全化」次の世代に負荷、負担を引き継がせない。というたいそうご立派な方である。
水野 昇
そして「ディディエイチ」なる会社のホームページを訪ねてみると。
http://tel-hp.com/gaiyo.htm
住所は領収書と同じ。
「ディディエイチ」=「D・ D・H」=「電話番号ドメイン&ホームページ」
という事か!
代表者である水野鐘太氏とは
【小沢一郎衆議院議員が味仙へ】2012年9月21日 | 佐藤ゆうこ
この写真の一番右側に写っている人物である。水野昇氏のご子息になる。*3
先の名古屋市会リコール運動でも活発に活動していた。
そして、水野昇氏は「ナゴヤ庶民連」の会合にも熱心に参加していた。
最近では、錦見県議の辞職を受けた天白区の会合にも参加して、河村市長に熱心な声援、拍手を送っていた。
彼も発言しましたね。
「河村市長にはまだ、がんばってもらわないといけない。名古屋にはまだ、解決しなければならない問題がある。その問題は『天下り』 である。公務員の天下りを許してはいけない」おおよそ、このような発言をされていた。
そりゃ、選挙に落ちるのも当然だ。
名古屋市:その他外郭団体に関する指導調整等について(市政情報)
実は本日、減税日本ナゴヤの元団長、浅井康正市議に電話をしてみた。
平成23年12月14日に中村孝道市議から減税日本ナゴヤに提出されたとする「弁明書」について、この記述が本当であるとすると、減税日本ナゴヤはこの段階で中村孝道市議の不正常な政務調査費支出に付いて知っていたということになる。
当時の団長である浅井市議はこの「弁明書」を知っていたのか、また弁明書にある「報告」の内容はなにか。
これを聞こうとした。
浅井市議の回答は「こういった弁明書は知らない」とのことである。
その電話で、今回、議員報酬800万円の制度値化条例案に賛成を表明したわけだが、本当のところはどうなのか。800万円ではやっていけないのが本音なのではないか。と聞いてみたが、言葉を濁すばかりであった。
その会話の中で、このホームページ管理費についても聞いてみた。報酬額が抑えられているのに、この出費は痛いのではないか。と問うと「同士なので、やってもらっている」という回答だった。
判らない。
水野氏が「同士」であり、減税日本の政治理念に賛同しているのであれば、ボランティアで、ただで、やってもらってもいいのではないのか?
ボランティアといってもただは厳しいというのであれば、原価、友達価格というものも有るのではないだろうか。
このように実質的な作業が発生していない月の支払いは異常なものを感じる。
こういった様々な問題で、浅井さんの目に写った真実を語るべきだ。と訴えると、「河村市長には市議にしてもらった恩義がある」という発言をされた。
減税日本の市議、県議の皆さん。
これは大きな思い違いですよ。
あなた方を市議、県議にしたのは、河村代表ではありません。
名古屋市民、愛知県民です。
河村代表の為に働くというのは間違いです。あなたが個人で受けた恩義を、公職として返すという事は、公私混同であるというけじめは判りませんか?
筋違いも甚だしい。
名古屋市民、愛知県民の為に、働いてください。
そのバッチを付託しているのは名古屋市民、愛知県民です。
そして、あなた方の得ている報酬を出しているのも、名古屋市民、愛知県民です。
そして、この政務調査費は名古屋市民の血税です。
「同士としてカンパするような意識で居るのなら、自費でやりなさい。公金を絡めるな」
さて、元尾張旭市市会議員、瀬戸市長候補水野昇氏、及びその子息、水野鐘太氏に告げる。
http://mizuno1.jp/pdf/20110424kouhou.pdf
「市民の税負担を軽減します」
平成23年の瀬戸市長選挙の際に、水野昇氏はこう公約して選挙を戦われたようですね。
今も、税金の無駄遣い、歳出の削減には厳しいようです。
この減税日本の資料によると、あなた方の会社が彼ら減税日本ナゴヤの市議から受け取った金員はおよそ「2,792,550円」に上っています。
この内「1,939,560円」は名古屋市の政務調査費。名古屋市民の血税です。
全額とは言いません。
せめて、ホームページが更新されなかった月の分だけでも返還願えませんか?
そして、減税日本よ。公開入札でも行って、正常な公費支出をせよ。
http://validator.w3.org/unicorn/check?ucn_uri=tel-hp.com%2Fgaiyo.htm&doctype=Inline&charset=(detect%20automatically)&ucn_lang=ja&ucn_task=conformance#
この「ディディエイチ」が請求するような、ホームページ作成費が30万円も20万円もすると思って、ホームページの作成が遅れ、情報公開が遅れているのであれば、それも異常だ。
ちなみに、当ブログはタダだ!
私はサイト管理費も、維持費も一銭も払っていない!!
というか、当たり前のことを力んで書いて恥ずかしいゾ。