ペイペイで不正引き出し容疑、男2人逮捕 警視庁など

(更新)

電子決済アプリ「ペイペイ」を使い他人の預金を不正に引き出したとして、警視庁などは24日までに、住所不定の無職、菅拓朗容疑者(37)と千葉市稲毛区の無職、阿部善信容疑者(43)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。いずれも容疑を否認しているという。

同庁によると、2人は何らかの手段で他人の口座情報を入手し、ペイペイのアカウントと連携。アプリに入金(チャージ)し、家電量販店でパソコンなどを購入し転売するなどしていたという。

同庁は菅容疑者が指示役だったとみて捜査。電子決済を巡る同様の手口で約60人の口座から計約2300万円を不正に引き出したとみて調べる。

逮捕容疑は共謀のうえ、昨年6月、13回にわたり、ペイペイ運営会社のサーバーに他人の口座情報を入力し、約45万円を不正にチャージした疑い。

電子決済アプリを悪用した不正出金を巡っては、NTTドコモの「ドコモ口座」などでも銀行側との連携で本人確認の甘さを突かれ、不正に預金が引き出される事件が相次いだ。警視庁などはほかにも組織的な犯罪グループがあるとみて捜査を進める。

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