新型コロナウイルスの感染拡大を受け、菅首相が、新年の恒例行事である伊勢神宮への参拝を取りやめる方向で最終調整していることがわかった。
複数の関係者によると、政府は当初、菅首相と一部の閣僚のみで参拝する案を検討していた。
しかし、感染が拡大しているうえ、静かな年末年始を過ごすよう国民に呼びかけていることから、1月4日に予定されていた菅首相の伊勢神宮への参拝を取りやめる方向で最終的な調整が進められている。
関係者によると、歴代の首相が行ってきた年頭の参拝を取りやめるのは、極めて異例だという。
参拝後に実施されていた首相の記者会見は、官邸で行われる見通しで、菅首相は28日にも正式に中止を決定する方針。