図書室の歴史2

中世のあとにグーデンベルクの印刷術が取り入れてから紙はだれでも無料で使えるようになった。 フランスでは1367年にシャルル5世に よって王室文庫が創立され、Bibliotheque nationale フランス国立図書館となった。 イギリスではそれより200年も遅れて1598年にボードリアン図書館が開館した 日本[編集]
日本の図書館の歴史は、文庫、書庫、書府、経蔵や書籍館(しょじゃくかん)に遡る。

近代以前の日本における図書館(的な施設)としては図書寮や芸亭、金沢文庫、足利学校などが有名である。

青柳文庫は仙台藩藩校・明倫養賢堂から分離独立した仙台医学館構内に1831年(天保2年)に設置され、身分に関係なく閲覧・貸出がなされた。

青柳文庫が日本初の公共図書館とすることには異論もある。

近代的な欧米の図書館制度を日本に最初に紹介したのは福沢諭吉である。

幕末に渡欧した福沢は、著書『西洋事情』の中で大英博物館図書室をはじめ、諸外国の納本制度を報告。

『西洋事情』を参考にした市川清流は、1872年(明治5年)5月に明治政府に幕府の遣欧使節団の経験を活かした「書籍院建設ノ儀」という建白書により、 初の国による近代的図書館「書籍館」(後の「浅草文庫」、「東京書籍館」)が文部省によって設けられ、一時内務省に移管された。

また京都では、日本国初の公共図書館「京都集書院」が設けられた。

図書室の歴史3