真・東方夜伽話

恐怖!浣腸鬼!冬の地霊殿に現る!!

2012/12/30 22:41:32
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恐怖!浣腸鬼!冬の地霊殿に現る!!

セキガ

御注意書き。

一つ、このお話は下ネタを中心としたギャグとなっております。その為、ネチョは極薄であり使用には不向きかと思われます。

一つ、キャラクターと性生活は崩壊しております。壊れたキャラと荒んだ性生活を見るのは耐えらぬ方にはご視聴をおススメできません。

一つ、ほぼアニマルなプレイ、アブノーマルなプレイばかりで構成されております。そう言ったプレイで興奮する事はないが、もしも興奮してしまったら人として何かが終わってしまうと感じても当方は一切の責任を負えません。

一つ、今回はおっぱいすくないです。でも、おっぱい。おっぱい。おっぱい。













その夜、古明地さとりはバスタブと共に地霊殿より打ち上げられた。

異変の前兆はあった。
ゆっくりと湯船に浸かりくつろいでいると脱衣所の方で火の手が上がったのだ。
この時点でさとりは風呂場に軟禁される形となった。
その直後、突然バスタブの下より噴出した間欠泉によりバスタブと共に打ち上げられたのだ。
軽々と風呂場の天井を突き破り一直線に打ち上げられるさとりとバスタブ。
強烈なGを全身に感じながらさとりは大変な事に気が付いてしまった。
ここが地底であること。
そして自分が全裸であること。
ここが地上であれば問題ない、空は飛べるのだ。
間欠泉の勢いが弱った所でバスタブに乗ったままふわふわと降りてくればいい。
しかし、地底ではそうはいかない。
地底の天井は地霊殿の風呂場の天井とは訳が違うのだ、この勢いでぶつかってしまえば粉々になるは自分とバスタブの方である。
そして、致命的なのが入浴中に打ち上げられた事だ。
この間欠泉より逃れる為にはこの旧地獄の空を全裸で飛ばなければならない。
しかし、古明地さとりに考える暇などなかった。
見上げればすぐそこまで地底の天井が迫っていた。
背に腹は代えられぬとさとりは間欠泉より逃れる為、未だ眠らぬ旧地獄の空へと全裸ダイブを決行した。

その夜、旧地獄が鳴き、ひかえめな乳が宙を舞った。

さとりは目をつぶり、これから聞こえてくるであろうおっぱいコールの大合唱に身構えた。
口に出さずとも彼女の能力ゆえに思うだけでも聞こえてしまうのだ。
しかし、いくらたてどもおっぱいコールが聞こえる事はなかった。
そうというのも山の四天王の一角を筆頭に地霊殿のペット達と地底は総じて乳のレベルが高い。
そんな中で地霊殿の主の乳はあまりにもひかえめでつつましかった。
その乳をみて、地底の者が何を思うか。
さとりの能力をもっても聞こえてくるのは。
無言。
そのあまりにも雄弁にものを語る心の沈黙にさとりの心にヒビが入った。
そして、地霊殿の方より聞こえてくる。
「やったね!お空打ち上げ成功だよ!」との心の声にさとりの次の行動が決定した。



バスタブが打ち上げられた怪事件より数刻後。
お燐とお空は包丁も持った飼い主に追われていた。

「お燐。お空でてらっしゃい。何も怖くはありませんよ」

包丁片手に焦点の合わぬ目をしたさとりが抑揚のない声でそう呼ぶ様は恐怖以外のなにものでもなかった。
二人とて決して飼い主のひかえめな乳を旧地獄の皆に晒す為にとった行動ではないのだ。
全ては昨晩お燐がお空のおっぱいを攻めたのが始まりだった。

「やあ、お燐そんなにおっぱいばっかり揉まないでよ」
「そんな事言ってお空の顔とってもいやらしい、おっぱい揉まれるたびにだらしなく口を開いて涎までたらして」
「それはお燐が胸を揉むしかしないから」
「う~ん?お空は他にあたいにしてもらいたい事があるの?」
「うにゅう…お燐の意地悪」
「言えないならいいけどお空が考えてるいやしい事あたいには分かるよ。あたいだけじゃなくてさとり様にも筒抜けかもね」
「やっ…恥ずかしいよお…」
「ほら、お空は乳首もこうやって触って欲しかったんだよね」
「うにゅう、うにゅうううう」

もちろん、そんなペットの二人の情事は第三の眼を使わずともさとりの部屋には筒抜けであり、その声を聞いたさとりは興奮し妹の寝室に突撃。
その後頭から血を流し、バター片手に犬小屋まで走る結果となった。
しかし、事件はそれだけでは終わらなかった。
犬小屋で盛り上がってしまったさとりは犬と共に犬小屋とフュージョン。
体が犬小屋から抜けなくなり一晩中秘所を犬に舐められ失神している所を翌朝発見された。
そんな飼い主の姿にお燐は胸を痛め。
お空は地底に新たに誕生した妖怪の姿に恐れおののいた。
妹の心が読めない事をいいことにこいしはお姉ちゃんの事が大好きに決まっているから何をやっても大抵は許してくれると妹に対して過剰なスキンシップとる彼女の様は鈍感を通り越してもはや確信犯である。
ついこの間もこいしの入浴中に風呂場に突撃し、地霊殿の風呂場が紅く染まったばかりなのだ。
そして、今回犬小屋とフュージョンしてしまった飼い主の姿に少なからず自分達にも責任はあると感じたお燐は行けば仲が深まるという温泉旅行を計画したのだ。
しかし、温泉旅行を温泉に行く旅行ではなく、温泉で行く旅行と勘違いした結果、さとりは地底の空へと打ち上げられた。
そして、この有様である。
温泉旅行より帰ってくればこいしと仲良くなっているはずだったのだ。
しかし、人が変わってしまったかのように包丁を振り回すさとりの姿にお燐どうしてこうなったのか必死に考えていた。

(そうだ!またあの神社の奴らの仕業だ!!)

お燐がすぐにそう結論づけるのも理由があった。
少し前の事だ。
守矢神社では風祝がミラクルミステリーツアーを企画。
タダで参加できるという事もあり多くの参加者が集ったがそのツアーに参加したものは皆、人が変わってしまった。
風の噂ではそのツアーの最中、極悪非道の現人神様ゲームが行われ、人間性を徹底的に破壊されたと聞く。
現にツアーの会場となった守矢神社からは
「やっ!やめて!魔理沙が見てるのにそんなにキスしないで!!」
「なに言ってるんですかアリスさんは今はキス奴隷なんですからキスをされるのは当然でしょ?嫌なら魔理沙さんをバイブ針山にして穴という穴にバイブを突っ込んでもいいんですよ」
「そんな…この鬼!悪魔!人でなし!!」
「神様です!」
「うっ…いやっ、いやあああああああ!!」
「ああ…愛のない接吻にそんな可愛い悲鳴まであげられたら興奮して子宮がキュンキュンしちゃいますよ」
との声が聞こえていた事からそうとうな非道がまかり通っていた事がうかがえる。



「ああ!聞こえる!地底を揺るがす程のおっぱいの大合唱が!!」

第三の眼をつかってでも聞こえるはずのない声が聞こえ一人悶えてしまう程危うい精神状態のさとりの姿がお燐の怒りを加速させた。
お空に変な物(神様)を食べさせただけでなく。
飼い主であるさとりの心まで蝕んだ神社の連中にはこの地霊殿の怒りを思い知らせてやらなければならない。
その想いのままお燐はお空の手を取り地上にむかった。
怒りのままに思いついたとある計画を実行するために。


その晩、お燐はお空と共にウナギを山盛りにつんだ猫車で木造の塀と壁を突き破り家内へと侵入。
このウナギ一匹一匹が地霊殿の怒り!と寝所に大量のウナギを投げつけたのだ。
暗がりの中、うねうねと動くぬるぬるの細長い生き物をウナギと判別する事は不可能。
突如体を這いずるぬるぬるの細長いものを触手と錯覚してしまうのだ。
一夜にして安寧な寝所を触手蠢く地獄へと変貌さす悪魔の所業であった。
しかし、そんな地上に地獄を出現させてしまうほどお燐の怒りは激しかったのだ。
だが、二人は知らない。
自分達がウナギを投げつけている場所が憎き守矢神社ではなく、縁もゆかりない命蓮寺だということを。
地上に出て日が浅い二人は土地勘もなく神社と寺の違いもよく分かっていなかったのだ。


「ひいいい!お姉さん達悪かったよお!家を!!家を間違えただけなんだよ!!」
「うにゅううう…お尻揉まないで」

数刻後、命蓮寺をウナギまみれにした二人は捕えられ、裸に剥かれアナル連結システムと呼ばれる道具で二人のアナルを結ばれる罰を受けようとしていた。

「ご主人。そんな物よりお尻でタバスコの一気飲みさすほうがよくないかい?」
「ひいいいいいいいい」

地獄の鬼ですら考え付かぬ恐ろしい責め苦をさらっと言ってのける妖怪にお燐は地上は恐ろしい所なんだと改めて思い知らされた。
おもえば初めて地底に人間が来たときも紅白お姉さんが白黒お姉さんを「ここならあの妖怪の邪魔もはいらないでしょう」と襲っている光景を見た時からお燐には地上の人間は恐ろしいというイメージがあった。
しかし、恐ろしいのは人間だけではなかった。
お尻でタバスコを一気飲みさせられるという未曽有の恐怖にお燐とお空はみもふたもなく泣き叫んだ。
恐怖も勿論あった。
だが、大声で泣き叫べば相手の嗜虐心を満たし、すこしでも罰が軽くなるのではとの打算もお燐にはあった。
しかし、そんな二人の様子など気に留める事もなく粛々とタバスコを用意する二人にその目論見は無意味であるとすぐに悟った。
二人がここまで非情に徹するのも訳があった。
今宵は初めてお尻をつかったプレイをしようとナズーリンは星を縛り共に淡い期待に胸を膨らませていた所襲撃があったのだ。
しかも、行為の邪魔をされただけではない。
縛られて動けない星はそのタイガーアナルにウナギの侵入を許してしまったのだ。
ウナギに初めてのタイガーアナルを奪われた二人の怒りはお尻でタバスコの一気飲みをさせたぐらいで収まるような生半可なものではなく。
この後、万国旗がでてくる手品をお尻で行い万国ビックリ腸と名付けて新春の隠し芸大会で披露する計画まであった。

「さあ、お尻をこっちにむけなさい!!」
「ひいっひいいいいいいいい!!」

形のいいお尻を容赦なく叩かれ、タバスコをお尻の穴にいれる準備をされ、地上には神も仏もあったものではないとお燐は泣き叫んだ。

「ああ…こんなに顔をぐしゃぐしゃにして星、もうこれくらいで勘弁してあげませんか?」

だが、救いはあった。
お尻を丸出しにして泣き叫ぶ二人の姿を憐れんで聖が情けをかけたのだ。
もちろん、理由はそれだけではなかった。
寺の周辺には命蓮寺パンツジャック事件が起こってより月に一度のペースでそのようなエロイベントがあると勘違いした里の者達が常に出張っているのだ。
今回の命蓮寺のウナギレイプとその後のお燐達の悲鳴を聞いて夜中だというのにワラワラとまた里の者が集まり、今回は出店まで出している者もいた。
これ以上、この寺を勘違いされる訳にいかなかった。
止める理由を問われ、その返答とばかりに聖に寺の外の様子見せられた星は新たな衝動を抑えるのに必死だった。
イカ焼き片手にエロイベント目当てに寺に集まったこの不埒な者共の寝所にウナギを投げ入れたい衝動を。

「それに訳もなくこのような事をするとは考えられません。何か深い訳があっての事なのでしょう。さあ、どうしてこんな事をしたのか私でよければ話を聞きますよ」

お燐はアナルでのタバスコ一気飲みされられる恐怖と救われた安堵に涙は止まらぬままであったが今までのいきさつを簡単に話した。
その話を聞いた聖も思わず手で口をおおい思わず涙を流してしまった。
彼女の話よると妹の心が分からない姉が妹を襲い、犬と合体したのでバスタブごと屋敷から飛ばした所帰ってきて包丁を振り回しているのだという。
今まで人々に虐げれる妖怪の助けになるべく生きてきた聖だが、その妖怪の社会のなかにも家庭崩壊という自分は想像もできぬ悲劇が起こっていたのだ。

「この子達を助けましょう!」

そして、そんな話を聞かせされ、見て見ぬふりができる彼女ではなかった。
しかし、他の命蓮寺の妖怪達は一斉に反対した。
寺をウナギまみれにした二人にかける情けなどなく、助ける義理も無い。
さらに聖が情にほだされてろくな事が起きたためしがないのだ。

つい最近の事である。
聖がこの寒空の下、着物一枚で下には何もつけてない男に出会い、不憫に思い自分のはいていたパンツをはかせたと説法をしたところ。
翌朝、命蓮寺の前には寒空の下、着物一枚だけを纏った男達が長蛇の列をなしていた。
なかにはすでに全裸である強者もおり、聖が起きる前に皆で水をかけて追い払った記憶も新しい。

このように連日連夜の大繁盛をみせる命蓮寺に深刻な信仰不足に陥った守矢神社の風祝は失った信仰を取り戻そうとやっきになり参拝客を完全に諦めた博麗の巫女はお賽銭以外の生活の糧を模索しているとも聞く。
これ以上問題と厄介事を増やさないでほしいとの命蓮寺一同の願いは空しくまたもや聖の手によって踏みにじられようとしていた。

「星。これはなんですか?」

ウナギを片手に聖が真顔で問う。

「ウナギです。しかも、他人のタイガーアナルに不法侵入した」
「いえ、これは彼女達の心の叫び。魂の慟哭。救いを求める切なる願いの結晶。これを受け取った私達はそれに応える義務があるのです!」

と、訳の分からない事を口走り始めたのでこれはまずいと思い。

「聖が乱心された!者共!縛れ!縛れ!」
「ああっ!!何をするの…うぐぐぐ」

彼女を慕う優しい妖怪達は縛って少し頭を冷やしてもらう事にした。
さらに今までの迷惑料としてお乳を揉ましてもらい。
そして、その光景を見たお燐とお空は皆の注意が聖に向かっている今が好機とお尻かながら命蓮寺から逃げ出した。
縛られ、無理矢理揉まれる乳の感触に皆が酔いしれている間に。



お燐とお空が命蓮寺から逃げ出し地底に帰る少し前の事。
ここ、星熊邸の空気は重く淀んでいた。
普段なら酔った勇儀の笑い声や「妬ましい」といったパルスィの嫉妬の声が絶えず聞こえ賑やかな家であるのだが。
勇儀は家の床に正座で座らされ。
台所ではパルスィが無言で泡だて器で何かをかき混ぜている。
なぜこのような事になったのか。
それは数日前に行った勇儀と人間のお尻にアナルビーズがいくらはいるか比べが原因であった。
夕飯の買い物の帰りに晩御飯をかけて突然人間にそんな勝負を挑まれたのだ。
一度人間に勝負を挑まれれば受けて立つのが鬼の性。
ましてや山の四天王の一角、それがどんな勝負であれ逃げるなどという選択議ははなから存在しない。
たとえに人間側がただしアナルビーズをお尻にいれるのは自分ではなく隣の友人だと突如言いだしても。

「やっやめて霊夢…もうっもう、入らないぜぇ」
「何言ってるの、魔理沙のお尻だったらこのぐらいまだまだ余裕でしょ。ほらどんどんいくわよ」
「あっそんなっ!あうっ駄目駄目!それ以上はお尻が壊れる!あああああああああああ」

友人の叫びなど素知らぬ顔で次々とアナルビーズをお尻に入れていく人間に勇儀でさえ鬼ではないかと思ったがこちらとて正真正銘の鬼。
人間がいかに卑怯な手を使おうとそう易々と勝ちを譲るわけにはいかなかった。
結局勝負は途中でアナルビーズを入れられる側の人間が逃げ出したので勇儀の勝ちとなった。
問題はそれからだった。
さすがにお尻に大量のアナルビーズを入れた状態ではうまく歩く事もできず、丁度近くを通りかかった地霊殿の鴉にアナルビーズを抜いてくれと頼んだのだが。

「ああうううっ、一気に抜くな!」
「うにゅ、ごめんなさい」
「ああああ!!だからってお尻に戻すなあ!!」
「じゃあ、今度はゆっくり」
「あああ…そんなにゆっくりやって焦らすなあ…」

そんなお尻でイチャついているようなやり取りが多くの地底の妖怪に聞かれ。
その後、地底では勇儀は発情し誰彼構わずアナルセックスを迫っていると評判になった。
そして、その噂は程なく水橋パルスィの耳にはいり、勇儀が家に帰ってみればこの有様である。
この二人の仲、とういか性生活は少々特殊であり。
普段なら他の女と喋ったというだけで激しい嫉妬に駆られたパルスィが貪るように勇儀を犯すのが常であり。
そんな並の妖怪なら壊れるほど激しいプレイでも鬼なら難なく耐えられた。
それどころか勇儀事態そのようなプレイがお気に入りでワザと他の女と仲良く喋りパルスィの嫉妬を煽る事もあった。
しかし、いつもなら家に帰るやいなや服を破かれたり縛られたりするのだが、家に帰っても妬ましいの抱擁の一つもなく。
台所で鬼気迫る表情で何かをかき混ぜるパルスィの姿に声もかけられず勇儀は一人、ちゃぶ台の前で正座をして彼女の出方をみるしかなかった。
しばらく、シャカシャカという音だけが星熊邸に響いた。
その不安を煽る音についに耐えきれなくなった勇儀がパルスィが何をしているのかを覗いた所。
どうやらボールの中でかき混ぜられているのは生コンようだった。
それを見た勇儀の背筋は凍りついた。
パルスィは旧地獄の責め苦の中でもあまりにも残酷だという理由で封印された責め苦「ケツ筋コンクリート」を行おうとしていると。
「ケツ筋コンクリート」
それはあまりにもお尻の使い方を間違った罪人が多いので新しい責め苦を作ろうと鬼達の有志が発案した責め苦で。
太くて硬い棒状のコンクリートをお尻に入れケツの筋肉だけをつかいコンクリートが割れるまで放置するという恐怖の責め苦である。
パルスィは勇儀がお尻にアナルビーズがいくらはいるか比べの件で嫉妬を通り越した感情を懐いている。
このままでは鬼ですら恐れる責め苦を自分のお尻はうけてしまう。
直観的に今、そこにある尻の危機を感じた勇儀はすぐさま家を飛び出した。
なんとしてでも誤解を解かねばいけない。
その為にはあの鴉を捕まえ釈明してもらう他ない。
しかし、地霊殿の主は黙ってはいまい。
一時とはいえペットがさらわれたとなると報復に昨晩の夜の生活の内容を公衆の面前で晒される辱めをうけてしまう。
いや、心が読まれても正体がばれなければいいのだ。
その考えに至った勇儀は旧地獄の一丁目で覆面を買うことにした。
そして覆面を試着し、自分の顔を鏡で見た時ある重大な事に気づいてしまった。
覆面で顔を隠そうが特徴的な星のついた一本角が丸見えなのだ。
これでは正体を隠すことなどできない。
なんとかして角を隠さねばならない。何か角を隠すものはないものかと店を探しているとかわいいアヒルちゃんの顔のついたペニスサックが目に付いた。
大きさもぴったりだったため勇儀は覆面とアヒルちゃんのペニスサックを買い地霊殿へとむかった。
店の店員の妖怪に覆面とペニスサックを出した所顔を青くし、店をでたあと「生えてる!生えてる!」との声が聞こえたが気に留める事なく。

その頃、心に深い傷を負った古明地さとりも落ち着きを取り戻しつつあった。
そして、思い至った。
今は妹と慰め近親相姦レズセックスをする最高の機であると。
お姉ちゃんが大好きなこいしならこの姉の重大な危機に自らの身を差し出す事に何の躊躇もないだろうと。
しかし、今の自分の姿をみてこいしに姉の危機が十分に伝わるだろうか。
さとりの今の恰好は入浴中にバスタブごと飛ばされたままの姿。
つまりは全裸である。
しかし、これでは十分ではない。そう思った。
そこで姉の危機をより明確にする為、自らの胸の内にある怒りを乳首の上に眉毛として書き足した。
筆で書かれた吊り上った眉毛からはひしひしとその小さな胸には抱えきれぬほど怒りが伝わってきた。
これなら姉の心理状態が今、どれだけ危険な状態にあるかこいしに伝わろう。
いける!
乳首を怒らせた古明地さとりは思った。
第三の眼を使わずとも今やはっきりと彼女の眼には見えていた。
妹との慰め近親相姦レズセックスをする自分の姿が。
その興奮のまま、彼女は人の気配のする方へと走り出していた。



そして、地上より地霊殿に戻るも束の間、お燐とお空はアヒルの妖怪に襲われた。
「お尻の事で話がある」
そのアヒルの妖怪は現れるなりそう言いお空を大きな袋につめて連れ去ろうとしたのだ。
その一言でお燐はこの妖怪は地上の浣腸寺からの使者でついに家まで追ってきたのだとそう思った。
お空を連れていかせまいと必死の抵抗を試みるもこのアヒルの妖怪、顔からは想像もつかない程の怪力の持ち主だった。
鬼かそれ以上の力で首根っこを掴まれ抑え込まれてしまうとお燐にはもう何もなすすべがなかった。
それでも必死の抵抗を続けるとアヒルの妖怪は
「騒ぐな!これ以上騒ぐとこの尻に差し込む金棒を尻に差し込む!」
と、イボイボのついた恐ろしい形の金棒をだし脅してきた。
「ひいいいいいいい」
その凶悪な太さと容赦のないイボイボを見たお燐は浣腸寺での恐怖が蘇り、抵抗する気力さえ失ってしまった。

ここまではアヒル妖怪もとい星熊勇儀の計画通りであった。
この後、お空を家に連れて帰り釈明さしなにくわぬ顔で地霊殿に返せばこの鳥頭の妖怪の事、自分をさらった者の顔も覚えてはいまいと。

「お待ちなさい!それ以上お尻を虐めたいのならまず私のお尻を虐めなさい!」

しかし、星熊勇儀最大の誤算はこの二人が地上からお尻を犯せと迫る頭に釣鐘を被った痴女を呼び寄せ。

「こいしや!お姉ちゃんはね!お姉ちゃんはね!」

裸の地霊殿の主の怒れる乳首を呼び覚ましていた事であった。



この頭に小さな釣鐘を被った妖怪の正体、それは二人がウナギまみれにした寺の聖白蓮その人であった。
捕縛したぐらいで止められる超人聖白蓮ではない。
正体がばれぬよう丁度頭が入るサイズの釣鐘を被り、隙を見て寺から抜け出してきたのである。
全ては近親レズレイプを防ぐため。
そうして、やってきた地底の屋敷で今度は見るに耐えぬ無法を目撃してしまったのである。
お尻を犯す為に人をさらい、あまつさえ邪魔する者にはお尻にイボイボのついた金棒を差し込むと言う。
それはもはや妖怪の悪さの類ではない。
正に鬼、否、残虐腸人の所業である。
この残虐腸人の悪行を止める為に聖は自らのお尻を差し出したのだ。
ただ何の策もなく自らのお尻を差し出した訳ではない。
あの残虐腸人が自分のお尻に手をかけた所で超人的なお尻力で手を挟み捕まえる算段であった。
しかし、そんな聖の覚悟も興奮のあまり妹の寝室と間違えこの部屋飛び込んできた怒れる乳首により全て無為にされたのだ。

つい、先ほどまで叫び声や怒声で満たされていた地霊殿の一室は異常なまでの静けさで満たされた。
それこそ蛇に睨まれた蛙のごとく、乳首に睨まれたアヒルの妖怪こと星熊勇儀は動く事が出来なかった。
ペットを無断で誘拐する計画が頓挫してしまった事より、目の前にいる乳首を怒らせた妖怪から目が離せないのだ。
それは乳首を怒らせた古明地さとりとて同じであった。
目の前にお尻を突き出した痴女とお空を袋詰めにしようとしているアヒルの妖怪がいるのだ。
しかも、彼女の能力のよって見てしまったのだ。
お尻を建築的に封印する恐怖のプレイを。

「ひいいいいい!変態!!」

その心象にある恐怖のプレイを見たさとりは思った事をダイレクトに口にだしてしまった。
その言葉は何よりも深く星熊勇儀の胸に突き刺さった。
一目見ただけで分かる。まごうことなき変態に変態と言われてしまったのだ。

「違う!これは違うんだ!」

咄嗟に言い訳をする最中に勇儀の頭の中では様々な憶測が浮かび上がる。
一体どれについての変態なのか。
ペニスサックをかぶってペットを誘拐しようとする今の姿なのか。
アナルビーズを一気に抜かれ恍惚とした表情を浮かべてしまったあの時の姿なのか。
それともこの前のアツアツ釜茹でプレイの事なのか。
憶測は恐怖を呼び、恐怖はSMプレイを呼ぶ。
次にさとりの口から暴かれるのは過去のどのプレイか。
それを待たされる時間はどんなに短くても想像を絶する苦痛であった。

「うわああああああああああ!!」

その苦痛に耐えきれなくなった勇儀は声を上げて逃げ出した。
こうして、乳首を怒らせた地霊殿の主の活躍でアヒルの誘拐犯を追い返す事はできた。
しかし、そうなると問題なのはもう一人の痴女の方であった。
今もお尻を突出し「いざ!いざ!」とお尻を犯す事を強要しているのだ。

さすがに今の状況では妹と近親相姦する事こともままならない。
乳首を怒らせたさとりはそう思い、とりあえず今日の所はお引き取り願おうと犯されたいお尻に手をかけた瞬間それは起こった。

「ひいいいいいいいいいい!助けて!!食べられちゃう!!」

お空を袋から助け出していたお燐は飼い主の悲鳴に後ろを振り向くとそこはとんでもない光景があった。
乳首を怒らせた飼い主がお尻に手を噛まれているのだ。
その時、お燐は気が付いた。
今までお尻だと思っていた所は実は口だったのだと。
そして、痴女だと思っていたこの妖怪はお尻を犯せと誘っておいてお尻に近づいた者を食べてしまう恐怖の妖怪なのだと。
乳首を怒らせた裸の飼い主がお尻に食べられる正に地獄絵図を目にしてもお燐は冷静でいられた。
浣腸寺での恐怖体験が彼女の胆を据わらせたのだ。
ここで無理矢理さとりを引きはがせばお尻に腕を食い千切られてしまうかもしれない。
何かいい方法は無いものか考え、気が付いた。
この部屋の下にも温泉旅行用の間欠泉の噴出孔がある。
そして、お燐はお空と共に地下へ向かった。
温泉旅行の為ではない今度は飼い主をお尻から助ける為に。

「ちょっと!お燐!お空!逃げないで!もう怒っておっぱい縮むまで吸おうとか思わないから助けて!」

部屋から出る際に後ろで聞こえたそんな飼い主の声に少しだけ気持ちが揺らいだが、それでも飼い主がお尻に食べられるのを阻止する為、二人は間欠泉を噴出させた。

今度は、怒れる乳首とお尻だけを出した新手の妖怪が旧地獄の宙を舞った。

この時、聖の身はお尻を出したまま外に出された事よりも大変な事が起きていた。
人など軽く飛ばしてしまえる程の水流がお尻を出すことによって露出していた聖の観音様を直撃したのだ。
その時、聖には愛の国が見えた。
大量の水圧による局部への強烈な刺激は聖の身体だけでなく精神をも飛ばしてしまったのだ。

「ああああああ!!すごい!!こんなの初めてです!!」

悲鳴と歓喜が混ざったそんな声を上げながら飼い主を食べようとしたお尻の妖怪は何処かへと飛んでいった。
こうして、控え目な乳が宙を舞う事より地霊殿で始まった尻騒動は怒れる乳首が宙を舞う事なりその幕を閉じた。
地底ではその後、人をさらってお尻を掘る恐怖の浣腸鬼の噂でもちきりとなり、言うことを聞かない子供には浣腸鬼がお尻を掘る為にさらいに来ると怖がらせる恐怖の代名詞ともなったとか。
それと同時期であろうか。
命蓮寺ではビデ付のトイレを河童より購入し、その後、夜な夜なトイレより呻くような声が聞こえてくると言う。
この季節外れの怪談に命蓮寺に出張っていた里の者達も恐怖し近づかなくなり。
命蓮寺の妖怪達は念願の静かな日々を取り戻したそうな。
最後までお読みくださり誠にありがとうございます。
燐空もっと増えろ!セキガです。
実は好きなカップリングは多々ありまして。
その中で数が少ないのでもっと増えて欲しいと思うのが燐空なのです。
で、無ければ自分で書けばいいじゃないと前々から計画して書いていたのですが。
出来上がってみれば燐空というよりも他の3人にもって行かれました。
もっと燐空でイチャイチャさせたかったのですがは入れる事が出来ず。
浮かぶのはお尻を使ったプレイばかりと。
暴走と迷走を繰り返すがいつもの事すぎて困っています。
そんな今回もまた違う方向に暴走してしまいましたが楽しんでいただければ幸いです。
それでは、また次回!!

1月13日追記
数多くのコメント誠ありがとうございます。
それでは!今回もコメをくださった皆様に感謝の気持ちと燐空もっと増えろと想いをこめて!
コメ返しを行いたいと思います!

1様
頭に浮かんだ光景を着飾る事なくありのままの文章にするとあんな具合になりました。
もしかしてはその通りです。修正しましたご指摘ありがとうございます。

2様
僕は今回もいたって正常ですよ!
なんたってお尻盆栽は残酷すぎるとボツにしたぐらいですからすごい常識人です。

3様
笑ってもらう為に書いた話でその言葉をいただけると感無量であります。

4様
お褒めにあずかり光栄です。自分ではこの話これだけやっておっぱいを吸ってないのがすごいかなと。

5様
元ネタはもっと宇宙規模のものを連結させる装置だったりします。ただの双頭バイブなんですけどね。

6様
実はそれが書いてる時の悩み種でして、全然エロくない!エロくならない!おっぱい吸えてない!
しかし、それだけ笑っていただければ結果オーライです。

7様
違うんです。あの二人が被害にあう確率が高いのではなく。
あの二人の回りにいるSっ気のある人達をあの二人がムラムラさせちゃうんです。
なぜかは分かりませんが僕のせいじゃない事だけは確かです。

8様
実際この話も勢いよく飛び出したはいいけど着地点見失ってしまいました、いろんな意味で。
表現は頭に浮かんだ光景を素直に書いてるだけなんですけどね!
セキガ
http://skgg.blog.fc2.com/
コメント




1.名前が無い程度の能力削除
くそっw最初の一行目でもうだめだwww

もしかして:パルシィ→パルスィ
2.名前が無い程度の能力削除
あいかわらずあたまおかしい(ほめことば)
最初っから最後まで笑いっぱなしでしたちくしょうwwww
3.名前が無い程度の能力削除
くっそワロタw
4.名前が無い程度の能力削除
なんかもう色々凄すぎwww
5.名前が無い程度の能力削除
>アナル連結システム

こんな造語考えつくとかもうwww
さすが奇才やで!
6.名前が無い程度の能力削除
相変わらず予想の斜め上どころか4次元に突入する勢いの展開に終始笑いっぱなしだったわ…
エロいのにエロくない、不思議!
7.名前が無い程度の能力削除
相変わらずのカオスで笑いました
そして相変わらずマリアリが被害者で泣いた
8.名前が無い程度の能力削除
>いける!
乳首を怒らせた古明地さとりは思った。

>その時、聖には愛の国が見えた。

 もうこの表現だけでK点突破です。それどころじゃないです。Gです。グレフェンベルク点です。
 まさに伝説級のSSでした。いろんな意味で!