注意書き。
年の瀬だともいうのにギャグです。
下ネタ満開。
ネタも特盛。
でも、おっぱい。
キャラ崩壊?いいえ、幻想郷崩壊のレベルです。
こーりんが一応主役ですがこーりんがらみのネチョはありません。
ネチョは百合のみ。
幻想郷にあるまじき雄度とか。
悪童霧雨魔理沙等々。
なお、大変色々な意味で濃いお話となっておりますので読んでいる最中、テンションがおかしくなった、腹筋がしたくなった等の症状がでた場合、すぐさま読むのを中止し身に着けている物を脱ぎ捨て全裸で外に飛び出し、風邪をひいても捕まっても僕の責任ではありません。
その日、男は朝から機嫌が良かった。
香霖堂の店主森近霖之助の機嫌が良い時、それは店が繁盛している事よりも珍しい物が手に入った事に他ならない。
その日手に入ったのは8ミリのビデオテープ、それ自体は珍しいものでもない。
重要なのはそのラベルにある「無修正放課後秘宝倶楽部」の文字だった。
そう、彼の道具屋としての勘が告げていたそのビデオテープの中には女体の秘宝が赤裸々に記録されているに違いないと。
そんな素敵な物が手に入ったのだ。
「おう!こーりん今日も邪魔するぜ」
そう言ってやってきた魔法の森に住む悪ガキがスカートの中に次々と店の商品を詰め込んでいようとも気にはならなかった。
そのビデオテープに手をかけられるまでは。
「魔理沙!それは駄目だ!」
そのビデオテープに手をかけられた瞬間思わず声を張り上げてしまう。
良識ある大人としてそれは魔理沙に見せてはいけないものだと感じたのだ。
決して中に記録されている秘宝が拝めなくなるのが惜しかったわけではない。
断じて。
「なんだ?これ必要だったのか?大丈夫だってキノコを観察するのに使ったらちゃんと返してやるから」
ますますゆゆしき事態だった。
秘宝があろう事かキノコに上書きされてしまうなど最悪の事態。
必死になってもっていかせまいとすればするほど、魔理沙も頑なに拒もうとする。
「よし!じゃあ肉弾幕ごっこで白黒つけようじゃないか!」
話し合いではらちがあかないと思ったのか魔理沙が提唱したのは肉弾幕ごっこによる勝負だった。
幻想郷では様々な問題解決の為に用いられる弾幕ごっこ。
肉弾幕ごっことはそれの痛いバージョンだ。具体的には玉串で叩かれたりヒップアタックをくらったりする。
空も飛べずスペルカードも持たない霖之助への魔理沙なりの配慮であったのだろう。
「なに、こーりん相手だし私も魔法を使わないで勝負してやるよ」
その一言で霖之助は勝負をうけた。
こうして、店の外で対峙する事となった二人。
魔理沙は愛用の箒を肩に担いだまま何の構えも見せずただ不敵に頬を吊り上げている。
そんな魔理沙を目の前にして霖之助もまた余裕の表情を浮かべている。
魔理沙の魔法は強力だがそれを使わないとなるとただの女の子だ。
軽く組み伏せ店の物を勝手に持っていく事の教育的指導もふくめ尻を叩くぐらいで勘弁してやろう。
そのような考えに霖之助が浸っていると、突如視界が闇に閉ざされ顔面に激痛がはしった。
箒の先が霖之助の顔を鞭のように打ち付け、眼鏡を吹き飛ばしたのだ。
ありえない事だった。
魔法を使わない限りは箒を振り回したとて攻撃の届かぬ位置で対峙していたはずだった。
しかし、その霖之助の目算は誤りであった。
遠間より放たれた魔理沙の箒の横なぎの一閃の最中、魔理沙の右手は箒の柄の中ほどから先端まで横滑りをしていたのだ。
箒の先は予想以上に伸びていた。
一撃で視界を奪われてしまった霖之助。
もうこの時点で勝負はきまったようなものだった。
魔理沙は視界を奪われもがく霖之助へ悠々と間合いをつめ、上段より全体重を乗せた箒を霖之助へとみまう。
いかに魔理沙の細腕であろうとその体重を全て乗せ放たれる箒の威力はすさまじく。
その一撃で森近霖之助の心は折られた。
しかし、魔理沙の無慈悲な攻撃はそれでも止む事はなかった。
「ははっ!さすがこーりん本当にだらしないぜ!」
何度箒で殴打されたのだろうか、もはや抵抗する気力さえ砕かれ霖之助は顔を地面にめり込ませ。尻を高く上げた状態で地面に伏し、背中に魔理沙に乗られている。
「これだったらまだ妖精のほうが手ごたえがあるぜ」
そう言われて高く上げられた尻を魔理沙に平手で叩かれる霖之助。
パチン、パチンと妙に小気味いい音が辺りに、そして霖之助の胸に響く。
その時、森近霖之助の中で何かが壊れ、何かが目覚めた。
「じゃあ、こいつは約束どおりもらっていくぜ」
魔理沙が去り際に放った言葉も奪われた秘宝も、もう霖之助には意味を持たなかった。
その翌日、香霖堂から店主の姿が消えた。
男は何も持たずただ己が身一つで妖怪の山へと向かったのだ。
そう、惰弱なる自分と決別する為に。
こうして始まった霖之助の新たな生活は壮絶の一言であった。
ある時は侵入者を追い出さんとする山の妖怪から逃れる為山を駆け。
ある時は最近妖怪の山に出没をする野人をカメラにおさめようとする烏天狗から隠れるため野に伏した。
暖をとるために、冬眠中の熊の巣穴にもぐりこみ熊と添い寝をし。
食を得るために、子供からおやつを奪った。
そうした生活を続けるうちに霖之助の中にある妖怪の血もまた目覚め始めていた。
そして、数ヶ月後山を降りた森近霖之助の肉体は見違えていた。
骨とささやかな筋肉しかついていなかった身体は分厚い肉の鎧を纏い。
日光を避けて生活していた為青白かった皮膚は焼け小麦色となった。
その変わり様たるや以前の彼を知る者が見れば、彼が森近霖之助であると認識する事が不可能な程であった。
そして、数ヶ月ぶりに戻った家で鏡に映った自分の姿を見た時、男はその美しさに心を奪われた。
小麦色に焼けた皮膚の下で躍動する自らの筋肉の美しさに。
身体を動かす毎に感じる筋肉の熱と重さに。
魔理沙から秘宝を取り戻す為に得た肉体であったが、もはやそんな事はどうでもよくなっていた。
なぜなら、もっと素晴らしいものを手にいれたから。
その鏡に映る自らの肉体の美しさに股間の物も自然と熱く硬くなっていた。
そうして、彼はその日夜が明けるまで自らの肉体美に酔いしれていた。
一夜明け、彼は自分の一つの罪に気がついた。
(そうだ。こんなに素晴らしいものを独り占めしていてはいけない!素晴らしいものは皆と共有すべきものなんだ!)
こうして、博愛の精神に目覚めた森近霖之助は鍛えあげられた肉体の素晴らしさを幻想郷中に伝える為家を飛び出した。
全裸で股間のものを膨らませたまま。
もはや衣服を纏いこの身体を隠すことすら彼には肉体に対する冒涜とも思えたのだ。
季節は春から夏への変わり目、全裸ではまだ少し肌寒く感じるが自らの美しさに身体を火照らした彼には丁度よい陽気であった。
「やっ、駄目よ紫…こんな所で」
「こんな所じゃないと駄目でしょ幽々子。お互い家じゃできないんだから」
「でも、誰かに見られたら…」
「ふふ、じゃあキスだけならいいでしょ…うんっ」
「うん…やっ紫キスだけって言いながら胸さわってる…」
「あら、胸をさわるぐらいキスのうちよ」
迷いの森の外れ、人も妖怪も滅多に訪れないような場所で二つの花が互いの蜜をすすりあっていた。
「あやややや、これはスクープです!」
そして、それを影から覗く人影が一つ。
近頃山に出没する野人を追っていた幻想郷のブン屋射命丸文である。
しかし噂は聞けど一向にその姿をカメラにおさめる事ができず、気を落としていた矢先、この光景に出くわしたのだ。
さっそく明日の号外用にだす見出しをメモ帳に書き留める。
『八雲紫の探検隊。西行寺大渓谷の奥に幻のサクランボを見た!』
しかし、思うがままに筆を走らせできた見出しに少し物足りなさを感じ眉をひそめる。
語呂はいいのだがインパクトに欠けるのだ。
多くの人に読んでもらうにはもっと人々の興味を惹きつけてやまない見出しにしないとせっかくの記事も読まれる事がない。
『幻想郷妖女大決戦 スキマVSトシマ』
(きた!)
すこし頭をひねった瞬間に浮かびあがった言葉に思わず心の中で叫ばずにいられなかった。
そして気に入った見出しをメモに書きとめた後、二人の情事の観察へとうつると、
「うんっ…幽々子っ幽々子!!」
「はんっ紫激しい」
紫は舌を激しく絡ませ、四肢を幽々子の身体を舐め回すように這わしていた。
「はわ~、外であそこまで乱れますか…」
この時、射命丸は激しさを増す二人の絡みに気をとられ自らに近づく者の存在に全く気がついていなかった。
「やあ文ちゃん。僕を記事にしないかい?」
突如後ろから声をかけられ振り向いた時。
事件は起きた。
全裸で肉棒を硬くした屈強な男が目の前に現れたのだ。
その迫り来る肉棒を目の前にした時多くの者はわが身に起きた事すら理解できないであろう。
しかし、聡明な彼女は瞬時にこれがいかなる状況であるのか判断したのだ。
裸で股間の物をギンギンにした男が見目麗しい少女を目の前にして犯す以外の事があるだろうか。
いや、無い。
「あやややややや」
腰を抜かしてしまい飛んで逃げる事もかなわず。
覗いていた手前声をだして助けを呼ぶこと不可能。
これよりあのゴツゴツした手で乳をもみしだかれ、あの肉の棒で秘所を突かれてしまうのだ。
そんななか記者としての本能が強くでたのだろうか無意識のうちにカメラを構えていた。
「写真を撮ってくれるのかい。じゃあこのポーズがいいかな。いや、こっちのポーズのほうが…」
レイプ魔は何か喋っているようだったが気の動転した射命丸にはその声はとどかず。
そして、今まさに自分を犯そうとする者の姿を写そうとシャッターを押したその時。
愛用のカメラは音を立て壊れた。
高画質で男のものを鮮明に記憶させられる辱めに耐え切れずカメラは憤死したのだ。
「ああ!かめが!カメラが!!」
記者としての一つの武器を失ってしまった射命丸。
もはや画像でわが身にふりかかった大事件を伝える事はかなわなくなったのだ。
しかし、まだ彼女には最後の武器が残っていた。
その手に持ったメモ帳とペンである。
「男は力ずくで私の衣服を引きちぎり露わになった乳房を荒々しくもみしだき、『こんな短いスカートで誘ってやがるなこの淫乱め』と言葉で嬲り…」
「あれ、何してるのかしら?」
「さあ…」
何やら不穏な気配を感じ情事を中断し、物音のする場所を覗いた二人は見たこともない光景に出くわした。
そこでは裸で股間をギンギンにした男がポージングをとっており、その前では鴉天狗が官能小説を口にしながら書いているのだ。
覗きなら隙間に落とし込み、襲われているのなら助けようとも思っていた紫だが、この眼下に広がる光景はそのどちらでもなし。
「新しいプレイかしら?」
隣で冥界の姫が本気とも冗談ともつかぬ口調でつぶやく。
しかし、そうとでも考えなければ目の前で起こっている事態を妖怪の賢者といえども説明はできなかった。
「わっ私はこっこれからしっ新聞をつくらなければならないので」
散々頭の中で犯しつくされ一遍の官能小説が書きあがった所で射命丸はほうほうの体でその場を後にした。
この事件で射命丸は気がついたのだ。
新聞は読んでもらう為にあるんじゃない。
伝えなければならない事を伝える為にあるのだと。
(今、この幻想郷に迫り来る危機を皆に伝えなければいけない。そして、今それが出来るのは私しかいない!)
こうして、真のジャーナリズムに目覚めた射命丸。
しかし、彼女は気がついていなかった。
あの場から逃げるのに必死で愛用の手帳を落としてしまっている事を。
そして、つい先ほどまで情事を覗いていた冥界の姫にその手帳を拾われた事を。
「ト…シ………ねえ紫…ちょっと手伝ってほしい事があるの」
その手帳を見た後、幽々子が見せた笑顔は一切の曇りもなかった。
もう何人にも止められぬ彼女の決意を表すかのように。
男は待ちわびていた。一糸纏わぬ姿で。
自分の肉体が載った新聞が届くのを。
しかし、待てども待てども新聞が届く気配すらなかった。
(記事の製作が思った以上に難航しているのだろうか?)
そう考えると男には思い当たる節があった。
自分はこの肉体の素晴らしさを伝える事ができていたのだろうか?
自分はただかっこいいと思うポーズをとっていただけではないのか?
それはいわば肉の塊を膨らませているだけの行為であり。
それだけでは伝わるはずはなかったのだ。
この雄雄しく躍動する肉体の美を。
荒々しくも美しい筋肉のうねりを。
ならばどうすればいいか。
(明日は河童と相撲をとろう)
答えはすぐにでた。
河童を何の戦略も無く、ただより切れば記事にもしやすいだろうと。
肉と肉が激しくぶつかりあい、熱い汗にまみれ、力ずくで河童を押し出す。
そのような光景は想像しただけで森近霖之助の股間を熱くした。
「まったく、手こずらせたわね」
「つい手ごろな魚の死体があったから持ち去ってしまっただけだからさ。謝るから許しておくれよ…お姉さん」
人間の里の外れ、その日は珍しく仕事をしない事で有名な巫女が働いていた。
「ごめんですんだら博麗の巫女はいらないのよ!マグロの解体ショーの会場からマグロ盗み出すなんて幻想郷には海がないから滅多にみられる物でも食べられる物でもないの!この落とし前どうつけてくれるのかしら?」
「べっ弁償するから」
「あんた本マグロ一匹の値段知ってんの?うちの神社のお賽銭何年分だと思ってんの?それをあんたが払えるとは到底思えないわね」
「そんな…」
しゅんと赤い髪から飛び出た耳をたらしうなだれるお燐。
その姿を見て何か思い付いたように霊夢は頬を歪ませた。
「そうね。マグロの解体ショーは中止になったから代わりに猫耳妖怪の公開陵辱ショーでもしようかしら」
「えっ?きゃあああああああああああ」
布が裂ける音と叫び声が同時に辺りに響く。
「あんた下着黒とかつけてんの!?案外好きものじゃない」
「ちがっ!!いやああ助けて!!さとり様ああ!お空ううう!!」
「叫んだって誰も来やしないわよ。おお~いい乳してんじゃない」
「まてい!霊夢!今すぐレズレイプを止めてそのおにゃのこを解放するんだ」
無理矢理に引き裂かれた服の下よりのぞくお燐のおっぱいの感触を楽しんでいた霊夢を止めたのはたまたまそこをとおりかかった森近霖之助であった。
河童と相撲をとるため妖怪の山にむかう途中この場面に遭遇し、考えるよりさきに体が動いてしまったのだ。一糸纏わぬ姿で。
彼は商人である。
盗まれた本マグロの価値も盗まれた者の怒りも理解できた。
それに猫耳妖怪の公開陵辱ショーは人によっては女房を質にいれてでも見に行きたいほど魅力的なものだった。
しかし、耐えられなかったのだ。
その悲痛な叫びを耳にする事が。
その声を聞き、至極不機嫌な顔で声のするほうに振り向いたその時。
霊夢の思考は停止した。
何も考えられなくなった霊夢の頭に浮かびあがるのはただただ疑問のみだった。
なぜ自分はヤル気満々のレイプ魔にレズレイプを止めろと言われなければならないのか?
なぜ自分は変態に注意されなければならないのか?
いくら考えても答えはでず。
気がつけば何時ものように空を飛んでいた。
巫女は去った。
「やあ、君だいじょうぶかい?怖いめにあったね。もう大丈夫だよ」
森近霖之助がそう言い襲われていた猫耳の娘に手を差し出すと。
「ひいいいいいいい!変態!」
とだけ残し猫耳の娘はその場から逃げさってしまった。
男はへこんでいた。生まれたままの姿で。
「変態」
その言葉が彼の胸に深く突き刺さり、相撲どころではなくなってしまったのだ。
あの時、彼は巫女の魔の手から乙女を救った筈であった。
なのに何故変態呼ばわりされなくてはいけないのか?
そう彼の行動に何一つ非難されるものはなかった。
(まさかそういうプレイだったのか?しかし、邪魔されて怒るとしても変態とは言わないはず)
考えても考えても答えはでなかった。
こんな時彼には頼る物があった。
先人の知恵と知識を記録した本である。
しかし、家にある本だけでは彼の疑問を解決するには力不足であった。
(そうだ。たしか紅魔館に魔理沙がよく利用する図書館があったはず。あそこなら何か分かるかもしれない)
こうして、明日の目的地が決定した。
「でたなシリホル星人!紅魔館のお尻は私が守る!!」
紅魔館正門前。
ここではある革命的な足跡が刻まれていた。
この所、侵入者を防げた例がない門番は気がついたのだ。
何故守る側が不利になっているのかを。
守る側は常日頃侵入者を警戒し気を張り詰めていなければならない。
それに対して侵入者は門番の気が緩んだ頃合を見計らいやってくれば楽々と侵入できるのだ。
ならば、ワザと侵入者が侵入しやすいように寝たフリをし油断した所をひっ捕らえようと考えたのだ。
誘い受けよりヒントを得て完成した攻める守りの誕生の歴史的瞬間であった。
しかし、門番は二つのミスに気付いていなかった。
一つは、紅魔館への侵入者は門番の状態など気にせず、来たい時に来ている事。
もう一つは今必死になって闘っているシリホル星人はこちらの世界の住人でないという事。
「ああ!お尻が!咲夜さんのお尻が!!」
門番の健闘むなしくシリホル星人にメイド長が掘られた所で光がさし世界が開けた。
その目に映るのは何時と変わらぬ紅魔館の正門前の光景。
このとき、門番は初めて気がついたのだ。
寝たフリがいつの間にかフリではなくなっていた事に。
美鈴は今しがたまでの自らの醜態に赤面しつつも安堵していた。
(良かった…咲夜さんのお尻は無事だった)
「やあ、お嬢さんちょっと図書館まで行きたいのだが。通してくれるかい?」
ふいに彼女の耳に聞きなれない丁重な言葉がかかる。
声のする方へ振り向いた時、門番は見た。
股間を大きくし紅魔館を侵略しにきた全裸のシリホル星人の姿を。
(ああ…また夢の続きをみているんだ)
そして、そのまま意識を手放した。
「まいったな。紅魔館の門番がよく寝るという話は本当だったようだ」
突如眠ってしまった門番の前で途方にくれる森近霖之助。
紅魔館に入った事などない彼は案内を頼もうと思ったのだが話しができそうな門番は寝入ってしまい起きる気配がない。
しかたなく、男は勘を頼りに図書館を見つけるべく悪魔の館に足を踏みいれた。
「どうやらここのようだ。すみません本を探したいのですが」
パチュリー・ノーレッジは本に目をやったまま聞きなれぬ声をきいた。
紅魔館の住人でも白黒でもない男の声。
妖気も霊気も感じず言葉から敵意も感じられないのでさして気にする事もなく読書を続ける。
今日はこの館の主である友人もそのお付きのメイド長も留守にしているため、入り込めたのだろう。
天狗やら白黒ならいざ知らずこんな妖気もない霊気もない人間を通すなんて門番はちゃんと仕事をしているのか。
門番の不甲斐無さに少々うんざりしながら館に迷い込んだ者の姿だけでも確認しようと本から顔を上げた瞬間。
彼女の胸を見えぬ何かが貫いた。
それは彼女が生まれて初めて目にするものだった。
小麦色の肌に包まれたはちきれんばかりの筋肉に。
そして、堂々と雄雄しくそびえたつ肉の棒に。
それらに彼女の目はくぎづけになっていた。
見ているだけで胸の鼓動が高まり、顔がみるみるうちに紅く染まっていくのを自分でも感じる。
(今日はすこし体調がおかしいみたい)
読書を中断してまでやってきた初対面の男に図書館の案内を自らもうしでるなど普段の彼女ならまずしない行動をとった事によりますますそう感じられた。
小悪魔は驚愕した。
図書館に変態が現れたのだ。
いや、それだけではない。
もっと驚いたのはその変態をみつめるパチュリーの瞳である。
普段は本ばかり読んで薄目がちな瞳を大きく開きキラキラと輝かせ変態を見つめているのだ。
それはまさしく恋する乙女の顔だった。
これは一大事と変態に図書館を案内するパチュリーを呼びとめる。
「パチュリー様とりあえずアレを隠すように言ってください!図書館の風紀が乱れます!」
「やだ…小悪魔どこみてるのよ…」
「どこって!?アレを見てなんとも思わないんですか!?」
「なんだかすごくドキドキして、身体が熱くって何言わせるのよ!」
重症であった。
真っ赤にした顔を本で隠し空いた手でパンパンと自分を叩く主の姿はこのうえもなく可愛いものであったが相手が相手である。
こういった時、パチュリーは突拍子も無い事をしたり言い出したりするのを小悪魔は知っている。
あの変態を図書館に住まわそうなど言い出そうものなら。
図書館、ひいては紅魔館の大事である。
今は頼りになるメイド長もこの館の主も留守なのだ。
自分があの変態を追い出すしかない。
決意を固めた小悪魔は自分の部屋よりあの変態に対抗できそうな武器を持ち出した。
霧雨魔理沙成敗棒である。
これは先日、日増しに酷くなる白黒の本泥棒をどうにかできないものかと博麗の巫女に相談した所、
「これで突いてヒイヒイ言わしてやればいいのよ」
と大金を要求され買い取ったものだ。
コケシによく似た形をしており、ボタンを押すと先端が振動する不思議な棒だったがこれで弱点を突けばあの霧雨魔理沙とていちころらしいのだ。
それほどの効果があるならあの変態にも効果はあるだろう。
正体がばれぬように目の所に穴を開けたズタ袋を頭に被り、変態が一人になるのを見計らう小悪魔。
この霧雨魔理沙成敗棒をもらってから、もう何回とイメージトレーニングはしているのだ。
「えい!えいっ!この泥棒め!これでもか!これでもかあ!!」
「ヒイッヒイッ!本を返すからもう許してええ」
「さすが小悪魔ね。頼りになるわ」
「えへへ、そんな事ないですよ」
「でも、また白黒が本を盗みに来るかと思うと怖くて夜も眠れないの。ねえ…夜も一緒に居てもらっていい?」
「もちろんです!片時もパチュリー様はお一人にはさしません」
「ふふ、たのもしいわね」
「パチュリー様そんな抱きつかれたら…ああ…パチュリー様おっぱい大きいですね」
その後のおっぱいの楽しみ方まで小悪魔のイメージトレーニングは完璧であった。
小悪魔はパチュリーのおっぱいの為にも霧雨魔理沙よりもまず先にあの変態を始末しなければならなかった。
本棚の影からそっと変態の動向を観察する。
変態は本を見つけそれに見入っているようだ。
(今しかない!)
意を決した小悪魔は変態に走りより渾身の想いと力をこめ霧雨魔理沙成敗棒を突き出した。
「うん?おおおおおおおおおおおお」
物音がし振り返った森近霖之助は突如感じた事のない刺激を受け声を上げた。
小悪魔の渾身の想いがこめられし霧雨魔理沙成敗棒が森近霖之助の乳首を直撃したのだ。
無論触れただけではない霧雨魔理沙成敗棒は激しく振動し森近霖之助の乳首を震わした。
振動は衝撃となりそのまま森近霖之助の脳へ伝わる。
そのショックに耐え切れず森近霖之助は意識を手放した。
自分を襲ったズタ袋を被った謎の人物をその目に焼きつけ。
「霧雨魔理沙成敗棒…本物だ!」
小悪魔は思わず感嘆の声をあげた。
変態とて一撃のもとに昇天さす威力をもった霧雨魔理沙成敗棒。
これがあれば霧雨魔理沙もいちころ、パチュリー様のおっぱいもすぐそこだと。
(それではこの変態を外にほうりだしますか)
春の予感を手にした小悪魔は嬉々として変態の後片付けをはじめる。
予想どおり変態は重く、小悪魔一人では運び出すのにかなりの時間と労力を費やしてしまいそうだったが、春を目の前にした小悪魔にはさして苦にはならなかった。
男は二度目の完敗を喫した。
しかし、紅魔館のゴミ捨て場で目を覚ました男の顔はすがすがしいものだった。
なぜなら探し求めていた答えを彼女が教えてくれたのだから。
ズタ袋を被った名も知らぬ少女に男は負けた。
そう負けて当然だった。
あの時伝わったのだ彼女の純粋で何よりも強い想いが。
言葉に表す事などできない言わば衝撃をこの胸に確かに感じたのだ。
そして、男は気がついたのだ。
顔も名も明かす事なくこの胸を貫いた少女の姿をみて。
何時しか自分はこの肉体の美を伝える為ではなく自分を見てもらう為に行動していたのではないかと。
そのようなやましい心を見透かされ変態あつかいされていたのだと。
隠さなければならなかった。
自分を。
森近霖之助を。
丁度それにおあつらえ向きな道具がある事を思い出し男は家へと走った。
夜の幻想郷は物騒であるが裸で走る人妖を襲おうと思う妖怪など皆無であった。
家につくとガラクタばかりの倉庫の中を文字通りひっくり返し目当ての物を探す。
そして、ようやく目当ての物は見つかった。
それは「すとっきんぐ」と呼ばれる物で彼の能力が告げていた。
これは頭に被るものだと。
黒のすとっきんぐを被った森近霖之助。
予想どおりすとっきんぐは彼の正体を隠してくれた。
しかし、それだけではなかった。
すとっきんぐを被った男の内より熱い何かがこみ上げてきたのだ。
「うおおおおおおおおおおお!!」
その湧き上がる熱と衝動の命じるまま男は雄叫びを上げながら外に飛び出した。
(いける!!)
なぜかは分からないがそう思った。
今の自分は何でも出来る気がすると。
その勢いで一気に里の方に向かい走りだす。
外はお天道様が空の最も高い所までのぼり、昼食を終えた人々は陽気も手伝いウトウトし始める時間。
なにやら奇怪な妖怪が叫び走っているのが見えても夢と現の間にいる人々は夢を見ているのだろうとさして騒ぎ立てもしなかった。
里の中心にも近い所まで目的も無く勢いだけで走ってきた男はそこであるものを目にし立ち止まった。
特徴的な黒のトンガリ帽子、そして箒を担いで歩く少女の後姿を。
この狭い幻想郷、そんな格好で出歩くものなど一人しかいない。
もう、魔理沙に対して森近霖之助は何の怒りも感じてはいない。
むしろ、この素晴らしい肉体を得られたきっかけを与えてもらい逆に感謝しているほどだった。
そんな感謝の気持ちと店の物を勝手にもっていく事の教育的指導も含め一発だけ尻を叩こうと思ったのだ。
人間の里にあるとある料理店。
ここは魔理沙のお気に入りの店の一つで里に寄ったついでによく利用する場所でもあった。
「おう、親父いつもの頼むぜ!」
「おう!魔理沙ちゃん。秋姉妹丼だね」
「おう、どんぶりはパワーだぜ」
「はは、言うねえ」
店の店主と何気ない会話を交わす日常。
しかし、そんな日常は店の扉の開く音と共に脆くも崩れ去った。
それは何の前触れもなく現れた。
顔は見たこともない布で覆われ表情すら判別できず。
鍛えられた肉体を惜しげもなくさらし。
股間の物を膨らませやってきたのだ。
そして、魔理沙のもとに悠々と歩み寄り一言。
「見つけたぞ魔理沙。さあ、お尻を出すんだ」
(掘られる!)
魔理沙は瞬時にそう感じた。
股間を膨らませた謎の変態が現れ、お尻を出せと言うのだ。
他に何をすることがあるというのか。
「うわあああああああああああ」
あんな物をお尻に入れたらお尻が裂けてしまう。
お尻を裂かれる恐怖に魔理沙は一目散に逃げ出した。
「あっ!待て!!」
すぐさま森近霖之助も魔理沙を追って店を出る。
後に残されたのは日常を破壊されたショックで動けなくなった店の客の男達だった。
敵わぬ。
その場に居合わせた男達の胸中は一様にそれであった。
突如魔理沙のお尻を掘りに現れた前代未聞の妖怪。
その様に男達は敗北感を感じずにはいられなかった。
仮に自分がいくらお尻を掘りたかったとして、あのようにその想いを表に出す事ができるだろうか。
あんなにも堂々と。
あんなにもまっすぐに。
あんなにもわかりやすく。
あんなにも雄雄しく。
それに、何一つ言葉を交わさぬがあの鍛え上げた肉体にある数多くの生傷を見れば分かる。
あの妖怪はおそらく多くの犠牲をはらったのだ。
魔理沙のお尻を掘る為に。
そんな妖怪の想いが分からない訳ではなかった。
いかに妖怪といえども雄として。
いかに変態といえども男として。
だが、それよりも重要なのは今、一人の少女のお尻が幻想郷有史以来の未曾有の危機にさらされている事だった。
男達は走った。
魔理沙のお尻を護るために。
(くそっ!なんで私がこんなめに!)
突然の変態の襲来に慌てて箒も火炉も店に置き忘れしまい、飛んで逃げる事も応戦する事もかなわず走って逃げる魔理沙は心のなかで悪態をつかずにはいられなかった。
スカートの中に爆発物は少々あるがそれだけではあの変態は殺しきれそうにない。
「はは、どこへ行こうというのかね」
振り向けばそこには肉棒を揺らし迫り来る変態の姿。
まさにフルチン。
「うわああああああああ」
その到底この世のものとは思えぬ光景にいかに魔理沙といえども声をあげてしまう。
旧地獄跡にも行った事はある彼女でもここまでひどい光景は見たことはない。
「あっ!待て魔理沙そっちは危ない!!」
その声を上げる者より危ないものがあるのか?
そんな事を思った矢先魔理沙の足から地面の感触が消えた。
「最悪だ…最悪の日だぜ…」
今度は口から悪態がもれた。
こんなに最悪な日は数ヶ月前香霖堂で手に入れたビデオテープを再生したところ裸の男の二人組みが映っており気分を害して以来だった。
後ろから迫る変態に気を取られ、前をよく見て走っていなかった為崖がある事も気付かずそのまま足を踏み外し、今は一本の木の枝にしがみつき一命を取り留めている状況だ。
そんな最悪なこの状況で、なぜ自分がこんな目にあわないといけないのかと。
最近の自分の行動を魔理沙は思い返していた。
まるで走馬灯のように。
それは三日前の事。
「アリス~じゃまするぜ」
そう言いいつものように扉を破壊して侵入したマーガトロイド邸。
しかし、その日は何時もと様子が違った。
いつも迎撃にくる人形も来ず、物音もしないのだ。
留守かとおもい進んだ居間で魔理沙は見た。
ソファーに座ったままスヤスヤと寝息をたてるアリスの姿を。
(これは一大事だ!)
そう思った魔理沙はすぐさまアリスを抱えベッドに移動させ、アリスをベッドに仰向けに寝かした後、その腕をベッドに縛りつけた。
そして、アリスに馬乗りになり、顔を胸に擦り付けその感触を服ごしに楽しんでいると、
「魔理沙…これは一体どういう事かしら?」
頭の上より怒気を含んだ声が聞こえた。
「うん?あんまりにもアリスが無防備で無用心だから、今日はそれを注意しにきたんだぜ」
「で、それと私が縛られている事との関係は?」
「ほら、近頃野人がでるとかで幻想郷もぶっそうだろ?アリスが暴漢に襲われでもしたら大変だと思ってきて見れば案の定無防備に可愛い寝顔をさらしているから、これはしっかりと教育しておかないと危ないと思って」
「で、縛ったと?」
自分の胸の上で悪びれもせずコクリと頷く魔理沙の姿にアリスの額に青筋が浮かぶ。
「教育が必要なのは一体どっちかしらね?」
「勿論無用心なアリスの方だぜ。それにこっちは私のアリスのおっぱいが誰かに襲われやしないかと心配で毎日気が気じゃないのに」
「私はいつからあなたのものになったのかしら?」
「そんなの生まれた時からに決まってるだろ」
そんな事を真顔で言う魔理沙に一際おおきいため息をもらすアリス。
「はいはい、今度は泥棒が来ても撃退できるようなトラップを設置しておくから、もう縄を解いてくれない」
その見るからにあきれ返って自分を軽くあしらおうとするアリスの態度に魔理沙はムッとなる。
「だめだ。アリスは全然暴漢の怖さを理解してないようだから。しっかりとその身体に教えこまないといけないみたいだぜ。強姦ごっこで!」
そう言いぷちぷちと自分の服の胸のボタンを外し始めた魔理沙にアリスも慌てだす。
「ちょっ!!どこがごっこなのよ!」
「ごっこだから胸だけだぜ。おお~可愛い下着してるじゃないか」
「なっ!!やめなさい!!この泥棒!強姦魔!」
下着に指がかかり罵倒をあびせられるも魔理沙はそんなアリスの姿を見て嬉しそうに頬を緩ますだけだった。
「なんだアリスだってノリノリじゃないか。そうそう、そうやってちゃんと嫌がってくれないと強姦ごっこにならないぜっ!!」
そう言い、一気にブラを上にずらすとアリスの形のよい胸が露わになる。
「いやあ……」
胸が露わになるとさっきまでの威勢が嘘のように羞恥に顔を真っ赤にさせ力なく拒絶の言葉をもらすアリス。
(やばいっ…ごっこで終れそうにないかも)
アリスのその表情は魔理沙がそう思ってしまう程の破壊力だった。
しかし、そんな表情をみせたらそれこそ暴漢の格好の餌食だと。
心を鬼にして魔理沙は強姦ごっこを続けるべく、アリスの胸の突起に吸い付く。
「うん~ちゅぷちゅぷ…」
「やあっやめてっ…」
胸に吸い付きながら顔を蕩けさせ甘い声をあげ始めるアリスを見てしまった魔理沙は
もうごっことかどうでもよくなっていた。
「うん…硬くなってる…感じてるのかアリス?」
「うくっ…誰があんたのなんかで気持ちよくなんか…あっ」
「そうかそうか。アリスがよろこんでくれると私もうれしいぜ」
「ちょっ人の話を無視するなあ」
その後、少し歯止めがきかなくなり最後の方は。
「アリスの胸…すごくおいしそうになったぜ」
「人の胸にホイップクリームでデコレートするなあ…」
「うん…甘い…甘くていくらでもいけるぜ…」
「ひゃんっ胸に噛み付かないで…」
とかなっていたがちゃんと胸だけで終わりアリスも防犯意識が高まったし何も悪い事はしていなかった。
そして、二日前の事。
霊夢が断食二日目ということで見舞いに博麗神社で出かけた時の事だ。
虚ろな目で縁側に倒れてる霊夢に「いらない」と食べかけの饅頭を地面に捨てた所。
どこにそんな力が残っていたのかと思える程のスピードで饅頭を拾いにきたのだ。
すかさず饅頭についていた紐をひっぱり魔理沙は自分の手の中に饅頭をもどす。
「あああああああああああ」
さすがの空飛ぶ巫女も空を飛ぶ饅頭は想定外だったらしく。
わずかに見えた希望の光をすんでの所で絶たれた霊夢は絶望の声をあげた。
その時の霊夢の顔といえば、魔理沙がカメラを持っていないのを悔やむほどの表情であった。
(今度から天狗から盗んだカメラは持ち歩いておこう)
そんな事を思う魔理沙を鬼のような形相で霊夢がにらんでいた。
「いったい!なんの!用かしら…」
怒りに声を張り上げようとするも空腹で途中から尻すぼみになってしまう霊夢。
それほどまでに霊夢の空腹は進行していたのだ。
「いや、霊夢に食べ物でもさしいれしようとおもってさ」
そう言い、魔理沙がスカートの中から取り出したのはフランクフルトと呼ばれる外の世界の食べ物であった。
初めて見る食べ物であったが、そのただよう香ばしい匂いに霊夢は犬のように涎を口からもらしていた。
「はっはっ、ちょうだい!はやくそれちょうだい!!」
目の前に差し出された二日ぶりの食料に待てをくらった犬のように息をあらくしてその魔理沙の持っている肉の棒を見つめる霊夢。
「まったく霊夢。それが人に物をもらう態度なのか?こいつが欲しけりゃすごく卑猥な言葉でおねだりでもしてもらわないと」
「その魔理沙さんの持ってる肉棒を私のノドマンコにつっこんでください!はやく!」
その時、(自称)幻想郷最速が泣いた。
心のなかで。
本来の予定としては挑発し怒った霊夢を弾幕ごっこに誘い、空腹でまともに飛べもしない霊夢を打ち負かすはずだった。
しかし、この何ものにも縛られない巫女は目の前の肉棒欲しさに女としての尊厳も人としての尊厳もマッハで投げ捨てたのだ。
そんな霊夢の姿はいかに魔理沙とて見るに耐えなかった。
これは性根を叩き直してやらないといけないと思い。
魔理沙は涎をたらしてだらしなく開く霊夢の上の口に肉棒を突っ込む。
「うう~!!うううう!!」
すると歓喜とも苦痛ともとれる声で肉棒で口を塞がれた霊夢はないた。
「いいか、霊夢一口だけだぞ。それ以上は駄目だからな」
魔理沙がそう言うと強欲な巫女は一口で全部の肉棒を飲み込もうと自ら喉の奥まで肉棒を押し込もうとする。
これは大変危険であった。
このまま丸一本の肉棒を飲み込んでしまえば十中八九喉につまってしまう。
「なっ駄目だ霊夢!肉棒をはなせ!!」
そんな危険を感じた魔理沙は霊夢の口から肉棒を引き抜こうとするが巫女のほうは決して肉棒を口から抜こうとしなかった。
しかたなく、引いて駄目なら押してみなという事で肉棒で霊夢の喉の奥を突き、肉棒を放させる作戦にでる。
「うぶっうぶうううううう」
それでも苦しそうに目を潤ませるも霊夢は肉棒を口からはなそうとはしなかった。
最後の手段と魔理沙がスカートの中から取り出したのは白いマスタードであった。
本来だったらこの肉棒にかける調味料であるが今は霊夢を救うのが先決とマスタードのはいった容器を力いっぱい握る。
ぶぴゅっ。
その音と共に容器は弾け霊夢の顔に一本の白い線が走る。
「おおおおおおおおおおお」
マスタードが鼻に入ったのだろう叫び声を上げてやっとの事で霊夢は肉棒から口を離した。
「うわ…それでも半分以上もってかれてるぜ…」
霊夢の唾液にまみれ無残にも半分以上かじられた肉棒をみて思わず魔理沙はもらす。
だが、こうなったのも全て仕事をまったくしない霊夢の自業自得である。
これに懲りて少しは真面目に働くようにと思いをこめて魔理沙は霊夢が転がりまわる境内を後にした。
その後、霊夢が真面目に妖怪退治をしていると風の噂で聞くようになった。
そして、昨日の事。
その日の紅魔館はのっけから様子がおかしかった。
まだそんなに遅くもない時間帯なのに門番は爆睡。
悠々と屋敷に忍び込むもメイド長も吸血鬼の姿も見えず。
そして、図書館に入るとパチュリーが自慰にいそしんでいた。
魔理沙の知るなかでは最もそういった事に淡白である魔女が鍵もかけずに魔理沙が来た事にも気付かず必死に手をスカートの中にやり動かしているのだ。
こんな時どうすればいいか大抵は迷うものだが魔理沙は迷う事なく、
「パチュリーのオナニーとか大スクープだぜ!!」
フラッシュをたいて自慰にふけるパチュリーを激写した。
さっそく持ち歩きだしたカメラが役にたったのだ。
「えっ!?きゃあああああ!撮らないで!!」
「そんな事言ってぜんぜん手を止める様子がないじゃないか」
「違うの…止まらないの…ああっ」
「まさか見られて興奮してるのか?パチュリーが露出狂の変態だったなんてますますスクープだぜ!」
「いやああ、いやああああ」
人に自慰を見られた羞恥と魔理沙の言葉攻めでパチュリーの顔はさらに紅くそまり、それにともない秘所にやった指の動きも激しくなっていた。
「やだっ…魔理沙に見られてるのに…くる…きちゃう…」
「おお、いくのか?じゃあしっかりその瞬間撮ってやるかなら」
「やああああああ!見ないで!!撮らないで!!くううううううう」
そのまま指を入れた腰を突き出しパチュリーは果てた。
(危ない所だった)
そう、もしも自分ではなくあのブン屋にこれが見られていたら、『大図書館オナる』と見出しのついた号外を幻想郷中にばらまかれ、パチュリーはその痴態を幻想郷中にさらす事になっていたのだ。
これに懲りればパチュリーも自慰の時はちゃんと鍵をしめて人目につかない場所で行うだろうとその日は何もとらず魔理沙は図書館を後にした。
「ああ!パチュリー様一体何が!?」
「小悪魔…この役立たず!!」
そんな声をせなで聞きながら。
思い返せば思い返すほど自分がなぜこのような目に合わないといけないのかと、その理不尽さに腹をたてていると、
「魔理沙!助けに来たぞ」
上から声がした。
器用な事に崖に背を向けた状態で変態が下りてきたのだ。
「さあ、この魔理沙救命棒につかまるんだ」
その言葉と共に差し伸べられたのは、熱くたぎる肉の棒だった。
霧雨魔理沙に正に突きつけられた最悪の選択。
このまま、木の枝にしがみついたまま崖の下に落ちるか。
変態の肉棒を握って生き延びるか。
そんな事をすれば一体自分がどんな目にあうか考えの及ばぬ魔理沙ではない。
まず、普通の魔法使いでは無くちんぽを握って命を救ってもらった魔法使いと皆に影で噂される。
マーガトロイド邸には魔理沙お断りの看板が立ち。
博麗神社にお茶をたかりにいこうものなら、
「これはこれは、ちんぽを握って命を救ってもらった霧雨魔理沙さんではございませんか。こんな貧乏な神社に何かごようでも?まさか、こんな貧乏な神社にお茶菓子をたかりにいらっしゃったので!さすがちんぽを握って命を救ってもらった魔理沙さん。私にはそんな真似はとてもとても…」
紅魔館にも、もう忍び込めまい。
「ちんぽがでたぞ!者共であえ!であえ!」
「おい!その略しかたはあんまりだ!」
生き地獄である。
しかし、今しがみ付いている木の枝もそう長くは持ちそうもなく、運命の時は刻一刻と迫っていた。
その極限状態の中、霧雨魔理沙は決断した。
「さあ、もう大丈夫だ魔理沙」
「ああ…」
魔理沙は変態リフトにつかまり一命を取り留めた。
しかし、問題はこれからである。
魔理沙は気付いたのだ。
目撃者がいなければちんぽを握って命を救ってもらった魔法使いになる事はないのだ。
都合のよい事に相手は変態だ。
尻を掘りに来た所で口を封じればいいのだ。
「そうか。なあに礼ならいらないさ。はっはっは」
しかし、身構える魔理沙をよそに変態は尻も掘らずに去っていった。
すがすがしい笑い声だけを残し。
男はもう魔理沙の尻を叩く必要もなくなっていたのだ。
なぜなら男の胸中にあるのは歓喜だったから。
仇敵でもある魔理沙を救う事ができた今、初めて男の筋肉は意味を得たのだ。
「一体何だったんだ…」
「そうね、何かしらあれ?」
あっけにとられる魔理沙の後ろで聞き覚えのある声がする。
その声の主に非常に覚えがある魔理沙は恐る恐る振り返るとそこには紅白の巫女と七色の魔法使いが浮かんでいた。
魔理沙がこの世で最も先程の事を知られたくない二人が。
しかし、あの場面を見られたと決め付けるのは早すぎる。
冷たい視線を送る人形遣いとニヤニヤする巫女に慎重に言葉を選び話しかける。
「おっおう、霊夢にアリスじゃないか、こんな所で奇遇だな!二人で何してるんだ」
「いやね、里の人達が魔理沙を助けてくれって駆け込んできたからしぶしぶ来たんだけど、でももう魔理沙は助けてもらったみたいね。ちんぽに」
事態は最悪だった。
ニヤニヤと頬を歪める霊夢の目は完全に面白いおもちゃを手に入れた子供さながらに輝いている。
「魔理沙の事霊夢に相談してたんだけど、もう相談する必要なくなったみたいね」
人形遣いの冷たい言葉がそのまま魔理沙の胸にささる。
その言葉の意味が分からない魔理沙ではない。
「ねえ、魔理沙。お腹減ったから里まで買い物頼まれてくれる?」
「おっおう、お安い御用だぜ。なにを買ってくればいいんだ?」
「じゃあ、まずはホイップクリームかしら」
どうやら二人の晩御飯はすでに決定しているようだ。
霧雨魔理沙が人里でホイップクリームを買いネギを背負った鴨となっている頃。
寺子屋で事件が起きていた。
事の発端は先日レミリア・スカーレットが戯れにと寺子屋に遊びに来た事にある。
そこで見た目年相応の子供達と戯れる主の姿を見たとき、十六夜咲夜の中で何かが目覚めたのだ。
「私をここで働かせてください!紅魔館の仕事とは時を止めてでも兼任しますから!!」
次の瞬間には慧音に直訴していた。
しかし、慧音はこれをけった。
目を血走らせ迫る彼女に恐怖を感じたのだ。
だが、十六夜咲夜は諦めなかった。
紅魔館のメイド長は瀟洒である。
自分の主義主張が通らぬからといってどこかの魔法使いのようにすぐ弾幕を放つような真似はしない。
もう一度話し合うべく寺子屋にやってきたのだ。
上半身裸で両の乳首をスプーンで隠した姿で。
「さあ、慧音さん私を教師にしなさい。でないとこのスプーンをとりますよ」
「咲夜さん落ち着いて、落ち着いてください」
慧音はこの突如寺子屋をジャックした性教育テロリストから子供達を守るため必死であった。
取り押さえようとすればスプーンが外れ乳首がさらされてしまう。
まさに完璧犯罪である。
ここで乳首がさらされてしまうと子供達に間違ったおっぱいの知識が与えられてしまう。
それだけは避けねばならなかった。
慧音の能力をもってすれば今日をなかった事にする事など容易い。
甘い物でも与え、
「みんな今日ここで見た事はお家の人には内緒にね。言う事が聞けない悪い子がいたら先生悲しくて角が生えちゃう」
と一言言えばその日起きた事はなかった事になるのだ。
そうやってブラを忘れた日も逢引がばれた日も乗り越えてきたのだが今回のおっぱいがやってきた日はなかった事にできる範疇を優に超えていた。
「慧音先生。ここは私に任せてくれないだろうか」
そう言い独りメイド長の前に進み出たのは八雲藍であった。
彼女もよく寺子屋に訪れる妖怪で子供達の遊び相手になってもらう事も度々あり。
信用にたる妖怪でもある。
子供達と遊んだ後よく厠にこもる事以外。
「藍さん。子供達の前です。どうか手荒な真似は」
「大丈夫。策はある」
よほど自信があるのだろうか自慢の尻尾を誇らしげに揺らし藍は己の衣服に手をかけた。
「そんな貧相な乳をさらして恥ずかしいとは思わないのか!!」
はだけた衣服よりこぼれそうな胸があふれ出る。
九尾の策士の策。
それは乳をもって乳を制するものであった。
藍は自分の胸に絶対の自信をもっていた。
その昔、国を傾かせた事もあるおっぱいである。
この乳を目の前にすれば相手の心は折れる、そう確信していた。
「そんな大きいだけの乳をさらしてそっちこそ恥ずかしくないんですかケダモノ!」
しかし、悪魔の犬の心は折れなかった。
それだけはない、自分の胸を見ても動じない彼女の態度が自分をケダモノ呼ばわりする彼女の言葉が普段は温厚な藍の逆鱗に触れた。
「この胸が大きいだけかその身をもって知るがいい!悪魔の犬!」
「完璧に調和のとれた胸のすばらしさを教えてさしあげます!八雲の式!」
二人の意地と意地、乳と乳がぶつかり合う。
「先生あれは何をしているの?」
「見ちゃいけません!」
事態はどんどん悪い方向に向かっていた。
説得に向かったはずの藍は逆上。
当初の目的も忘れ乳くらべを行っている。
しかし、慧音は希望を捨ててはいなかった。
『寺子屋が変態に襲われています。助けて!』
と書いた手紙を気付かれぬ様に外に出した子供に持たしているのだ。
助けは必ずくる。
そう信じて今は乳相撲から乳首がもろ出しにならない事を祈るのみだった。
「助けにきたぞ!変態はどこだ!」
力強くも頼もしい声が聞こえる。
ついに待ち焦がれた助けがきたのだ。
そして、慧音がその声の主の方に目をやった瞬間。
全ては終わった。
助けに現れた者の姿。
それは一言で表すならこう呼ばれるものだった。
絶望と。
困った変態と比較的話しの分かる変態が乳比べしている最中、最悪の変態が助けに現れたのだ。
(終わった…何もかも…)
顔を隠し全裸でやってきた変態を見た時、慧音はその場に膝から崩れ落ちた。
その時、奇跡が起きた。
「「変態から子供達を守れ!」」
つい先程まで乳比べをしていた二人が力を合わせやってきた変態を追い出しているのだ。
二人は気がついたのだ。
突如現れたこの変態の姿、これは程度の差こそあれつい先程までの己の姿なのだと。
その姿を見て己を恥じるのは容易かった。
しかし、過去の己の姿を悔いるのなら。
今、この時を未来へと繋げようと。
この時の様子を慧音は後にこう語る。
その者黒き衣を被りて学びの舎におりたつべし。
失われし人妖との絆を結びついに乳をしまわせるようみちびかん。
時を同じくして椛のもとに一通の手紙が届いていた。
椛へ。
この手紙が届くころには私は遠い所にいるでしょう。
私は今ユーモアを理解せぬ二人に追われています。
これを書いてる間にもまたすぐそばにスキマが。
そんな中、思い浮かぶのはあなたとすごした楽しい日々の事ばかりです。
私と椛の関係が始まったのは椛が山の警備をサボって自慰をしている所をたまたま通りかかった私が激写した事がきっかけでしたね。
そして私は告白しました。
「これで今日からあなたは私のペットよ!」
それから二人の新しい生活が始まりましたね。
人目につきそうな所で自慰をさしてみたり、バター狼にしてみたりと本当に楽しい日々でした。
その度に「先輩やめてください…もう…許してください」と泣いて哀願するあなたの顔が可愛くて可愛くてもっと苛めたくなったのをよく覚えています。
そんなあなたの顔を思い出すと不思議とこの状況でも希望がわいてきます。
なんとしてでもあの二人から逃げ延びて。もう一度、椛あなたと会いたい。
会って心行くまで苛めたいと。
無事逃げ切る事ができたなら今度は野外で裸で縛って放置するプレイをしたいと思っています。
それではまた会える日まで。
おまけ それぞれのその後
その後の博麗神社
「魔理沙、あなた本当に胸がないわね。ホイップクリームが全然のらないわ」
「うぐっ…本当に気にしてるんだから、そういう事いうなよ…」
「あらあら、目に涙浮かべちゃって、でも今の魔理沙とっても可愛いわよ」
「縛られてる今言われても全然嬉しくないぜ…」
「ちょっと今日は魔理沙鍋なんだから勝手に二人で盛り上がらないでよね」
「あう…霊夢一応聞くけど魔理沙鍋って何だ?それにその私が買ってきた食べ物とかどうするんだ…」
「鍋だから入れて食べるに決まってるじゃない。魔理沙に。あら、もうお出汁はでてるじゃない。そんなにアリスに胸を触られるのがよかったのかしら」
「ひいっ!お願い霊夢そこには入れないで!!」
「う~ん?じゃあ、どこに入れて欲しいか言ってもらわないと分からないわね~」
「お口…上のお口に入れて…」
「もっと卑猥な言葉私は言わされたよね」
(あれは霊夢が勝手に)
「うう…私の口マンコに入れてください…」
「しょうがないわね。そんなにおねだりされたら私も鬼じゃないから魔理沙のお願いは聞いてあげなくちゃね。まずは魔理沙の大好きなキノコから突っ込んであげる。言っとくけど私が食べるんだからお鍋の魔理沙は食べちゃだめよ」
「そんなっ!うぐっうぐううう」
「ほらほら!もっとお口大きく開けないと全部入らないわよ!」
「うわ…霊夢って本当サドよね…」
「うん?巫女ならこれくらい普通よ」
「うぐっうぐっぷはっ」
「ふふ、魔理沙汁にまみれたキノコおいしい」
「あら、アメとかもあるのね。じゃあ魔理沙舐めて」
「うんっ…レロレロ」
「甘そうね、私も舐めようかしら」
「やっアリス…それはアメじゃなくて舌…」
「うんっ魔理沙甘い…」
「ちょっとちょっと、まだ鍋は始まったばっかりなんだからいきなり甘いものとか止めてよね」
「うるさい鍋奉行ね、ねえ魔理沙」
「うう…もうお家に帰りたいぜ…」
その後の紅魔館
「まったくパチュリーは部屋に閉じ篭って出てこないし小悪魔の部屋から『乳首震わしたのに』とかいう訳の分からない泣き声が聞こえてくるわ。一体何があったのかしらね、門番」
「シリホル星人です!シリホル星人が掘ったんです!」
「はあ…あなたがもう門の前で爆睡していた事は責めないから、正直に何があったのか言いなさい」
「だからシリホル星人が現れたんです!それは私も最初は夢かと思ったんです!でも夢じゃなかったんです!!」
「はあ…どうしよう咲夜」
「美鈴、あなたは少し疲れているのよ。少し休みなさい」
「なっ!咲夜さんがそんなやさしい言葉を何かあったんですか…まさか!!」
「失礼ね。まあちょっと自分を見直す事ができたって、何してるのよ美鈴!!」
「お嬢様の目は誤魔化せても私の目は誤魔化せませんよ!事ある毎に私をナイフや他の物で刺す咲夜さんがそんなやさしい言葉をかけるはずがないんです!さあ正体を現しなさい!シリホル星人!!」
「咲夜がナイフ以外の何で美鈴を刺していたのかは気になるけど、これは本当に美鈴にはお休みが必要なようね。咲夜永遠亭につれて行くわよ」
「はい。お嬢様」
「なっ!!あそこは本当に宇宙人がいる所じゃないですか!シリホル星人と繋がってる可能性だってあるんですよ!いけません!お尻が!このままではお嬢様のお尻があああ!!」
その後の射命丸
「くうっ私を捕らえたからと言って報道の自由までは奪えませんよ!私には使命があるんです!」
「う~ん私がそんな貴女に直々に罰を与えてもいいのだけれど。ちょっと約束があってね」
「約束?」
「そう、貴女へのお仕置きをしてくれるのは貴女を捕まえるのに尽力してくれた山からやってきた謎の妖怪Mさん」
「まずは裸で縛って野外に放置しましょう」
「なっ!!なんて酷い事を!同じ山の妖怪としてそんな事をするなんて信じられません!恥を知りなさい!この変態!鬼畜!外道!」
「黙りなさい!今ここであなたをバター天狗にしてもいいんですよ」
「ああ、なんて事を信じられない…」
シリホル星人久しぶりですね
度々すみません。・高く「上げれた」尻を ・誰かに襲わ「やれ」しないかと
文章で声出して笑ってしまったw
これからも頑張ってください
あれは幻想郷とは違う方向で人外魔境の流派の技だ
誤字
「そんな声をせなで聞きながら」→「そんな声を背中で聞きながら」
違和感を感じたところ
「夜の幻想郷」~「昼食」
すとっきんぐを探すのに半日もかかるのか?
個人的に直して欲しいところ
「はは、どこにいこうというのかね」→「はは、どこへいこうというのかね」
霖パチュにほのぼのと、それでいて狂おしい程切なくラブコメして欲しいです。
ギャグとキモサのバランスをとれているのでは?
面白かったです。