「ふにゃー……んー……」
胸の上でルーミアが寝息を漏らすのを、霊夢は穏やかな気持ちで眺めていた。
去年の冬にはじめてこたつを知って以来、ルーミアはすっかりこたつに夢中になっていた。
そんなわけで、今日も今日とてルーミアは博麗神社のこたつの中ですやすや寝ているのだった。
ルーミアの寝息の当たる胸元が、染みるように暖かい。
「仔猫みたい……かわいいなぁ、もぉ」
こたつであったまっているせいか、ほんのりピンク色に染まったルーミアの頬を、霊夢は指先でつついてやる。
「あはは、ぷにぷにだー……えいっ、えいっ♪ ぷにぷにー♪」
ほっぺたをつつかれたルーミアは、霊夢の胸に頬を押し付けたまま、むにゃむにゃと寝言を漏らす。
「んー、んぅ……れーむぅ……」
もぞもぞと身じろぎし、こたつ布団の中から両手を伸ばしてくるルーミア。
そのまま霊夢の首に手を回し、ぎゅーっと抱きついてきた。
頬をすり寄せて、ルーミアは幸せそうな声を漏らす。
「んー……♪ んみゅ、みうーん……」
霊夢の首元に顔をすり寄せるルーミアの柔らかな金髪が、霊夢の口元をくすぐった。
「もぉ、このコってば、甘えちゃって……」
言いつつ霊夢も、ルーミアの小さな体を抱きかかえるように背中に手を回す。
すぐ近くに、ルーミアの柔らかい頬があった。
吸い寄せられるように、口付ける。
「んー、ちゅ、ちゅ、ちゅっ……んふふ、かわいーい……ちゅっ……」
霊夢の優しい口付けに、ルーミアは目を細めてくすぐったそうにしている。
子猫が日向ぼっこをしているような、あどけない姿だった。
「寝ぼすけめ、のんきに寝てたら、もっとちゅーしちゃうわよ……」
言いながら霊夢は、ルーミアの頬にキスを繰り返す。
その度にルーミアは、目を細めて嬉しそうな寝息をこぼした。
その寝息をこぼす、ルーミアの唇。
何度も触れて、口付けてきたその唇に、霊夢は指先で触れた。
少し濡れていて、とろけるように柔らかい。
触れたのは指なのに、なぜか霊夢は甘いと感じた。
その感触を味わうように、幼い唇をなぞる。
「んみぅー……んー……はぁむっ」
その指先を、ルーミアがぱくっと口にくわえた。
「あ、このコってば、またぁ……。ん……」
ちゅ、ちゅっと小さな音を立てて、ルーミアは霊夢の指先を吸っている。
指先に小さな舌が絡む感触が、霊夢に吐息を漏らさせた。
こたつの熱に体を、ルーミアの口内の熱に指先を包まれながら、霊夢は我知らず、穏やかな笑みを浮かべていた。
「ふふ……なんか、しあわせー……」
口から指を引き抜くと、ルーミアは名残惜しそうな声を上げた。
半開きになった口元から覗く小さな舌先が、まるで誘っているようだ。
「今度は、こっちに……しちゃうね……」
顔を寄せて、小さな唇にキスをする。
触れ合うだけのかるいキスを、何度も繰り返す。
「んゅう……♪ んぅ……♪」
霊夢の胸元に両手を置いて、ルーミアは甘い声を漏らす。
そんなルーミアが愛おしくて、霊夢は少し深く口づけた。
唇を離すと、ルーミアは満足げに口元をむにゅむにゅさせている。
火照った額にかかる前髪を指先でよけて、ちゅっとキスをしてやると、ルーミアのまぶたがぴくぴく動いた。
「んー、にゅー……んん……」
「あら、起こしちゃった?」
「んみゅ……? ルーミア、寝てたー?」
まぶたをこすりながら、寝ぼけ眼でむにゅむにゅ言っているルーミア。
「にへへ、おこたあったかくって、寝ちゃったー。ずーっとおこたに入ってたいなー」
「その気持ちわかるわー。こたつは魔物よね、寒い朝とか出られないし」
「ねーね、霊夢ー」
「んー? なーに?」
ルーミアは霊夢の胸の上に顔を乗せて、上目遣いにじーっと霊夢の方を見ている。
「寝てる時にー、ルーミアにちゅーしてくれた?」
どう答えようかちょっと迷ってから、霊夢は答える。
「……うん。寝顔がとっても可愛かったから、いっぱいちゅーしちゃった」
「そーなのかー。みふふっ、うれしーなー♪ ねぇねぇっ、もっとぉ、もっとちゅーしてー?」
んーっと可愛らしく唇を突き出しておねだりするルーミアに、霊夢は優しくキスしてやる。
「はいはい……。ん、ちゅっ♪」
「んゅーっ♪ えへへへぇ……♪」
ルーミアは嬉しくてたまらない様子で、霊夢の胸に顔を押し付けた。
「にゃは、霊夢のおむね、ぽゆぽゆー♪ やーらかーい♪」
霊夢の胸のふくらみに頬をすり寄せて、ルーミアは嬉しそうに目を細める。
「霊夢ぅ、おこたでぬくぬくしながらいちゃいちゃするのって、いいねーっ。なんか、すごーくしあわせー。霊夢は、しあわせー?」
「うん、わたしも、しあわせよ。ほら、ぎゅーってしてあげる♪」
「みぅーん♪」
両手でルーミアの小さな体を抱きしめてやると、ルーミアも同じように、小さな両手で霊夢にしがみついてきた。
そして、霊夢の顔に唇を寄せてその頬をぺろんと舐めた。
「ちょっと、こらぁ……」
「みふふー♪ ちゅーのお返しー♪ いっぱい、ぺろぺろしちゃうーっ♪」
ルーミアの小さな舌が、霊夢の頬や首筋をちょろちょろと動き回る。
上気した頬を桃色の舌がなぞり、冷たい耳たぶが柔らかい唇に挟まれる。
愛撫を返そうとしたが、やめておいた。このまま、ルーミアの無邪気な唇にされるがままになっていたい。
小さな舌をちょこんと出して、ルーミアは皿からミルクを飲む子猫のように霊夢の肌をちろちろと舐めた。
「えへへー、すりすりー、ちゅっ♪ ぺろぺろ、ちゅっちゅっ♪」
頭を優しく撫でてやると、ルーミアのあどけない笑い声が耳元で聞こえた。
「なでなで、すきー。ねぇねぇっ、もっとなでなでしてーっ」
「うん、いっぱいなでなでしてあげる……」
「ふみゃーん♪ んーっ、ぺろんっ、ちゅーっ♪」
「……ねぇ、ルーミア」
「んみ? なーに?」
霊夢はちょっとためらってから、続けた。
「ほかのトコも、なでなでして……いい?」
「うんっ。ルーミアの体、ぜーんぶスキにしていいよー♪」
「……そゆこと、へーきで言わないの」と霊夢は顔を赤くする。
「おなか、触ってもいい?」
わざわざそう聞いたのは、ちょっとフツーじゃないかなー……と思ったからだ。
「おなかー?」
聞かれたルーミアも、不思議そうに小首を傾げている。
別に変な目で見られているわけでもないのに、霊夢は慌てて弁解する。
「い、いやだから、別に変な意味じゃなくってね!? あ、あんたのおなか、すべすべしてそうで……その、触ってみたいなーって思って……」
「んー、なんかよくわかんないけど、いいよー? んしょ、んしょ……」
ルーミアはころんと横になって、もぞもぞと上着とシャツをめくって、スカートをずらす。
白いシャツの下から、さらに白い肌が現れた。
当たり前だがルーミアは幼児体型で、腰のくびれもあまりない。
お腹もぽっこりとしていて、ちょこんとしたおへそが可愛らしい。
「はい、おなかー♪ ほら霊夢ぅ、触っていいよぉ?」
「う、うん……」
両手をルーミアのお腹の上に置く。
ほっぺたと同じような、思っていた通りのすべすべの感触だった。
そっとなでると、ルーミアは両足をぱたぱたさせて笑い声を上げた。
「にゃはははっ、くすぐったぁいー!」
「ちょっと、暴れないでよ、もお」
霊夢は両手を、ゆっくりとルーミアのお腹の上に滑らせる。
「わぁ……」
我知らず、声が漏れた。
すり……と手を動かすと、ルーミアは小さな声を上げて身をよじった。
「ルーミアのおなか、すべすべー?」
めくった上着の裾を両手で持ったまま聞いてくるルーミアに、霊夢はどう答えたものかとためらう。
ためらっている間も、手は勝手にルーミアの白いお腹を撫でていた。
手のひらを脇腹のあたりからおへそのところまでゆっくりと滑らせると、ルーミアは両足をもじもじさせた。
「や~ん♪ 霊夢のさわりかた、なんかえっち~♪」
「ルーミアだって、えっちじゃない。そんなに体、くねくねさせちゃってさ」
二人は顔を見合わせて、小さく笑った。
ルーミアに覆いかぶさる姿勢になっていた霊夢は、体をかがめてルーミアのお腹に顔を近づける。
「ひゃん!」
すべすべのお腹に頬をすり寄せると、ルーミアは思わず悲鳴を上げた。
「あは、これいいかも。すべすべで、ぷにぷにで、きもちい~い♪」
「んみゃぁん、なんかヘンなかんじ~……ふにゃ、ふにゃぁ……」
ルーミアの声に、甘いものが混じり始めた。
全身から力が抜けたようなルーミアは、こたつ布団の上にくたりと体を投げ出している。
「ふふ……お顔、とろーんってなってる……かぁわいい……♪」
上記した頬に指先で触れると、ルーミアは小さな吐息をこぼした。
その吐息に惹かれるように、霊夢は唇を寄せる。
唇が重なる前に、どちらからともなく伸ばした舌がぴちゃりと触れ合った。
舌と同じように両手を絡めて、二人はくちづけを続ける。
ルーミアの伸ばした舌を、霊夢の唇が含んだ。
「んーん、んっ、んっ、んっ……」
そのまま霊夢は首を前後させて、ルーミアの舌を愛撫する。
ルーミアの口元から、二人の唾液が混じりあった液体が垂れて、こたつ布団を濡らした。
唇を離すと、ルーミアがまた舌を伸ばして、霊夢の舌先をちょんちょんとつつく。
キスまで子猫がじゃれてくるような、ルーミアらしいやり方で、霊夢は濡れた唇に笑みを浮かべる。
「ぷは……んにゃ……これ、これ、すき……ぺろぺろのちゅー、すき……」
同じように、唾液でてらてらと濡れ光る唇で、ルーミアが無邪気に笑った。
「なら……、おなかも、してあげる♪ ルーミアの可愛いおなか、わたしのお口で……ぺろちゅぱ、しちゃう……♪」
小さな唇に、ちゅっと音を立ててキスをしてやると、霊夢は再びルーミアのお腹に唇を寄せた。
「はみゅ……」
唇を押し付けると、ルーミアは甘ったるい吐息を漏らした。
なめらかなお腹に沿って舌を這わせると、ルーミアはシャツの裾を掴んだ両手をぴくんとふるわせた。
霊夢の舌が行き来するたび、ルーミアの肌は濡れていく。
「きもちい? ルーミア……」
おへそのあたりにキスをしながら上目遣いにルーミアの方を窺ってみると、ルーミアは幼児のように人差し指をくわえて、瞳を潤ませていた。
「んゅ、んー……んーん、みぅ……」
赤ん坊のような無垢な仕草なのに、口元から漏れる水音が、小さな体をしきりにくねらせているのが、どうしようもなく淫らだった。
ふ……と、笑みとも吐息ともつかない息を漏らし、霊夢は再び顔をルーミアのお腹に近づけた。
つうう……と霊夢の舌先が腰のあたりから上へと唾液の線を引き、時々断続的についばむようなキスをする。
「んにゃ、んぅぅーっ……ふにゃぁ……みゃぁぁ……ぁぁう……」
ふるふるふる……とルーミアのお腹に、ふるえが走った……ように思えた。
身動ぎするのとそう変わらないくらいの、ひどく穏やかなふるえだったが、霊夢にはわかった。
「……きもちよく、なっちゃった?」
顔はルーミアのお腹にうずめたままそう聞くと、ルーミアは瞳を潤ませて、困ったような顔で霊夢を見下ろした。
「ん……なんか、よくわかんない……おなか、ぺろぺろされるのなんて、はじめてだったし……」
小さな手でお腹をさすりながら、ルーミアはぽーっとした口調で言う。
霊夢の唾液の付いた指先を、ルーミアは口に運ぶ。
「でもぉ……なんか、おなかの奥、きゅーんてして……気持ちよかったぁ……みふふ♪」
上気した顔で無邪気に笑うルーミア。
その可愛らしい笑顔に導かれるように、霊夢の舌がおへそから脇腹、胸元へと上がっていく。
「うれしい……気持ちよくなってくれて」
ルーミアが両手で掴んでいたシャツの裾はすっかりまくれ上がっていて、ふんわりとした曲線の胸の上に、小さな乳首が見えている。
幼い乳房の曲線をたどって、霊夢の舌先が濡れた跡を白い肌に残しながら伸びていく。
ルーミアが、細い肩をきゅっとすくめた。
舌先でぷっくりした乳首を転がしてやると、ルーミアは甘い声を上げた。
小さな乳輪を濡れた舌先がなぞり、つんと尖った乳首をつつく。
その度に、ルーミアのつま先や指先が、ぴく、ぴくんとはねるのが可愛い。
「みぅっ、ん、んっ、みゃんっ……きもちぃ……おっぱい、きもちぃ……」
声を上げながらも、ルーミアの顔は笑顔だった。
とろんととろけた笑顔で、霊夢の愛撫を受け入れていた。
そんなルーミアの姿に、霊夢は思わず、はあ……とため息を漏らした。
「ルーミア……ルーミア、かわいいよう、好き……」
「ふわぁ……」
小さな体をぎゅうっと抱きしめると、熱い多幸感が胸に滲んだ。
腕の中のルーミアは、触れ合う肌の感触を求めるようにもぞもぞと身じろぎし、甘えるように頬をすり寄せ、目元を仔猫のように舐める。
霊夢もまた、ルーミアの幼く柔らかな肌に手を這わせ、キスの雨を降らせる。
「れぇむぅ、れぇむぅ……」
甘ったるい声を上げながら、ルーミアは全身を霊夢に擦り付けてくる。
スカートはいつの間にか脱げてしまっていて、むき出しの両足が霊夢の足をはさんでいた。
不器用に腰を擦り付けてくるルーミアが愛おしい。
体がふわふわと浮かんでいるような不思議な浮遊感の中、霊夢はミルクの匂いに似たルーミアの薫りに包まれながら……いつの間にか、達していた。
いつ達したのかもわからないほど、穏やかな快楽だった。
その快楽は絶頂を迎えた後も消えず、海のように霊夢を包み込んでいた。
「ルーミアもぉ、ルーミアもするぅ……」
「はいはい……」
ルーミアの可愛らしいおねだりに、霊夢は胸元をはだけた。
あらわになった乳房に、ルーミアがぎゅっと抱きつく。
「んみゅ~……おっぱい、すべすべー……はぁむっ……」
小さな口が、霊夢のかたくなった乳首を含む。
赤ん坊のようなその姿は、霊夢の中のまだぼんやりした母性を刺激した。
ひどく優しい気分になって、霊夢は赤ん坊にそうするように、ルーミアの頭を抱きかかえてやる。
ルーミアは目を閉じて、じっと霊夢の乳首を吸っていた。
柔らかい唇が乳首を挟み、舌先が先端をなぞる。
「っん、あ、は……」
そうしているうちに、霊夢は達していた。
いつ達したのかもわからないほどの、穏やかな絶頂だった。
「わたしね、いっちゃった……ルーミアとぬくぬくしてるの、気持ちよくて、いっちゃった……」
気がつけば、そんなことを口走っていた。
その言葉は、何の抵抗もなく霊夢の口から滑り出てきた。
「ルーミアで……いっちゃった……」
「そーなのかー……」
霊夢と唇を重ねながら、ルーミアは夢心地の口調でつぶやいた。
そして、ちゅっと霊夢の唇にキスをした。
「じゃあ……もっと、いっちゃお? おこたでぬくぬくしながら、ふたりで、きもちよくなろ?」
霊夢は微笑みで返し、再びルーミアを抱き寄せた。
「ねえ、霊夢ー」
「ん? なあに?」
それからどのくらい睦み合っていただろうか。
二人は乱れた着衣のまま、こたつの中で抱き合っていた。
ルーミアはこたつ布団で顔を隠すようにしながら、へへへーと笑った。
「なによ、なに笑ってるの?」
「にへへ……しあわせだなーって。なんか、今日の、いっぱいいちゃいちゃできて、すごくしあわせだった……きゃーん♪」
そう言ってルーミアは、無邪気に笑う。
くすぐったい気持ちになって、霊夢はちょっと目をそらした。
霊夢も、幸せなのは同じだった。
性行為のような、じゃれあいのような、中途半端な行為だったが、それがかえって心地よく、幸せだった。
「ねーね、霊夢ぅ」
ルーミアがもぞもぞ動いてきて、霊夢のすぐ近くに来た。
まん丸の瞳で霊夢を見つめながら、ルーミアは言う。
「ずーっと、こうしてたいなー……こんなふうに、いっぱいいちゃいちゃしてたいなー」
はだけた胸元にすり寄せられた火照った頬が心地いい。
目の前のルーミアの額に優しくキスしてやると、ルーミアは嬉しそうに目を細めた。
「わたしも……ふふ、ルーミアといちゃいちゃするの、好き……ん、ちゅっ」
「んむ、んー……。えへへー……ね、霊夢ぅ」
「ん?」
「ケッコンしよ?」
一瞬、霊夢の目が点になる。
「人間はー、ケッコンっていうのするとずーっと一緒にいられるんでしょ? ねーねー、しよ?」
「あ……」
口をぱくぱくさせる霊夢を、ルーミアはきょとんとした顔で見上げている。
「んみ? どしたの? ……ルーミアとケッコンするの、やなの……?」
うりゅりゅりゅ、と涙目になるルーミアに、霊夢の脳内に警告音が鳴り響く。
「ち、ちがッ! そうじゃなくて……っていうか、あんた実は結婚ってよくわかってないでしょ」
「てへへー……」
「う、かわいい……じゃなくて!」
「でもでもぉ、霊夢はルーミアといっぱいちゅーしたりえっちなことしたりしたでしょ? だから、ケッコンできるんじゃないの?」
「そ、そりゃそうかもしれない……けど……あれ……?」
「んみ? じゃあ霊夢とルーミアはもうケッコンしてるの?」
「なん……だと……」
ぽふん、と霊夢の胸に顔を置いて、ルーミアはいつもの無邪気な顔で笑った。
「えへへへー、ケッコン、ケッコンー♪」
どうしたものかという顔をしてはいたが、頭の中では、小さな花嫁の姿を思い浮かべている霊夢だった。
胸の上でルーミアが寝息を漏らすのを、霊夢は穏やかな気持ちで眺めていた。
去年の冬にはじめてこたつを知って以来、ルーミアはすっかりこたつに夢中になっていた。
そんなわけで、今日も今日とてルーミアは博麗神社のこたつの中ですやすや寝ているのだった。
ルーミアの寝息の当たる胸元が、染みるように暖かい。
「仔猫みたい……かわいいなぁ、もぉ」
こたつであったまっているせいか、ほんのりピンク色に染まったルーミアの頬を、霊夢は指先でつついてやる。
「あはは、ぷにぷにだー……えいっ、えいっ♪ ぷにぷにー♪」
ほっぺたをつつかれたルーミアは、霊夢の胸に頬を押し付けたまま、むにゃむにゃと寝言を漏らす。
「んー、んぅ……れーむぅ……」
もぞもぞと身じろぎし、こたつ布団の中から両手を伸ばしてくるルーミア。
そのまま霊夢の首に手を回し、ぎゅーっと抱きついてきた。
頬をすり寄せて、ルーミアは幸せそうな声を漏らす。
「んー……♪ んみゅ、みうーん……」
霊夢の首元に顔をすり寄せるルーミアの柔らかな金髪が、霊夢の口元をくすぐった。
「もぉ、このコってば、甘えちゃって……」
言いつつ霊夢も、ルーミアの小さな体を抱きかかえるように背中に手を回す。
すぐ近くに、ルーミアの柔らかい頬があった。
吸い寄せられるように、口付ける。
「んー、ちゅ、ちゅ、ちゅっ……んふふ、かわいーい……ちゅっ……」
霊夢の優しい口付けに、ルーミアは目を細めてくすぐったそうにしている。
子猫が日向ぼっこをしているような、あどけない姿だった。
「寝ぼすけめ、のんきに寝てたら、もっとちゅーしちゃうわよ……」
言いながら霊夢は、ルーミアの頬にキスを繰り返す。
その度にルーミアは、目を細めて嬉しそうな寝息をこぼした。
その寝息をこぼす、ルーミアの唇。
何度も触れて、口付けてきたその唇に、霊夢は指先で触れた。
少し濡れていて、とろけるように柔らかい。
触れたのは指なのに、なぜか霊夢は甘いと感じた。
その感触を味わうように、幼い唇をなぞる。
「んみぅー……んー……はぁむっ」
その指先を、ルーミアがぱくっと口にくわえた。
「あ、このコってば、またぁ……。ん……」
ちゅ、ちゅっと小さな音を立てて、ルーミアは霊夢の指先を吸っている。
指先に小さな舌が絡む感触が、霊夢に吐息を漏らさせた。
こたつの熱に体を、ルーミアの口内の熱に指先を包まれながら、霊夢は我知らず、穏やかな笑みを浮かべていた。
「ふふ……なんか、しあわせー……」
口から指を引き抜くと、ルーミアは名残惜しそうな声を上げた。
半開きになった口元から覗く小さな舌先が、まるで誘っているようだ。
「今度は、こっちに……しちゃうね……」
顔を寄せて、小さな唇にキスをする。
触れ合うだけのかるいキスを、何度も繰り返す。
「んゅう……♪ んぅ……♪」
霊夢の胸元に両手を置いて、ルーミアは甘い声を漏らす。
そんなルーミアが愛おしくて、霊夢は少し深く口づけた。
唇を離すと、ルーミアは満足げに口元をむにゅむにゅさせている。
火照った額にかかる前髪を指先でよけて、ちゅっとキスをしてやると、ルーミアのまぶたがぴくぴく動いた。
「んー、にゅー……んん……」
「あら、起こしちゃった?」
「んみゅ……? ルーミア、寝てたー?」
まぶたをこすりながら、寝ぼけ眼でむにゅむにゅ言っているルーミア。
「にへへ、おこたあったかくって、寝ちゃったー。ずーっとおこたに入ってたいなー」
「その気持ちわかるわー。こたつは魔物よね、寒い朝とか出られないし」
「ねーね、霊夢ー」
「んー? なーに?」
ルーミアは霊夢の胸の上に顔を乗せて、上目遣いにじーっと霊夢の方を見ている。
「寝てる時にー、ルーミアにちゅーしてくれた?」
どう答えようかちょっと迷ってから、霊夢は答える。
「……うん。寝顔がとっても可愛かったから、いっぱいちゅーしちゃった」
「そーなのかー。みふふっ、うれしーなー♪ ねぇねぇっ、もっとぉ、もっとちゅーしてー?」
んーっと可愛らしく唇を突き出しておねだりするルーミアに、霊夢は優しくキスしてやる。
「はいはい……。ん、ちゅっ♪」
「んゅーっ♪ えへへへぇ……♪」
ルーミアは嬉しくてたまらない様子で、霊夢の胸に顔を押し付けた。
「にゃは、霊夢のおむね、ぽゆぽゆー♪ やーらかーい♪」
霊夢の胸のふくらみに頬をすり寄せて、ルーミアは嬉しそうに目を細める。
「霊夢ぅ、おこたでぬくぬくしながらいちゃいちゃするのって、いいねーっ。なんか、すごーくしあわせー。霊夢は、しあわせー?」
「うん、わたしも、しあわせよ。ほら、ぎゅーってしてあげる♪」
「みぅーん♪」
両手でルーミアの小さな体を抱きしめてやると、ルーミアも同じように、小さな両手で霊夢にしがみついてきた。
そして、霊夢の顔に唇を寄せてその頬をぺろんと舐めた。
「ちょっと、こらぁ……」
「みふふー♪ ちゅーのお返しー♪ いっぱい、ぺろぺろしちゃうーっ♪」
ルーミアの小さな舌が、霊夢の頬や首筋をちょろちょろと動き回る。
上気した頬を桃色の舌がなぞり、冷たい耳たぶが柔らかい唇に挟まれる。
愛撫を返そうとしたが、やめておいた。このまま、ルーミアの無邪気な唇にされるがままになっていたい。
小さな舌をちょこんと出して、ルーミアは皿からミルクを飲む子猫のように霊夢の肌をちろちろと舐めた。
「えへへー、すりすりー、ちゅっ♪ ぺろぺろ、ちゅっちゅっ♪」
頭を優しく撫でてやると、ルーミアのあどけない笑い声が耳元で聞こえた。
「なでなで、すきー。ねぇねぇっ、もっとなでなでしてーっ」
「うん、いっぱいなでなでしてあげる……」
「ふみゃーん♪ んーっ、ぺろんっ、ちゅーっ♪」
「……ねぇ、ルーミア」
「んみ? なーに?」
霊夢はちょっとためらってから、続けた。
「ほかのトコも、なでなでして……いい?」
「うんっ。ルーミアの体、ぜーんぶスキにしていいよー♪」
「……そゆこと、へーきで言わないの」と霊夢は顔を赤くする。
「おなか、触ってもいい?」
わざわざそう聞いたのは、ちょっとフツーじゃないかなー……と思ったからだ。
「おなかー?」
聞かれたルーミアも、不思議そうに小首を傾げている。
別に変な目で見られているわけでもないのに、霊夢は慌てて弁解する。
「い、いやだから、別に変な意味じゃなくってね!? あ、あんたのおなか、すべすべしてそうで……その、触ってみたいなーって思って……」
「んー、なんかよくわかんないけど、いいよー? んしょ、んしょ……」
ルーミアはころんと横になって、もぞもぞと上着とシャツをめくって、スカートをずらす。
白いシャツの下から、さらに白い肌が現れた。
当たり前だがルーミアは幼児体型で、腰のくびれもあまりない。
お腹もぽっこりとしていて、ちょこんとしたおへそが可愛らしい。
「はい、おなかー♪ ほら霊夢ぅ、触っていいよぉ?」
「う、うん……」
両手をルーミアのお腹の上に置く。
ほっぺたと同じような、思っていた通りのすべすべの感触だった。
そっとなでると、ルーミアは両足をぱたぱたさせて笑い声を上げた。
「にゃはははっ、くすぐったぁいー!」
「ちょっと、暴れないでよ、もお」
霊夢は両手を、ゆっくりとルーミアのお腹の上に滑らせる。
「わぁ……」
我知らず、声が漏れた。
すり……と手を動かすと、ルーミアは小さな声を上げて身をよじった。
「ルーミアのおなか、すべすべー?」
めくった上着の裾を両手で持ったまま聞いてくるルーミアに、霊夢はどう答えたものかとためらう。
ためらっている間も、手は勝手にルーミアの白いお腹を撫でていた。
手のひらを脇腹のあたりからおへそのところまでゆっくりと滑らせると、ルーミアは両足をもじもじさせた。
「や~ん♪ 霊夢のさわりかた、なんかえっち~♪」
「ルーミアだって、えっちじゃない。そんなに体、くねくねさせちゃってさ」
二人は顔を見合わせて、小さく笑った。
ルーミアに覆いかぶさる姿勢になっていた霊夢は、体をかがめてルーミアのお腹に顔を近づける。
「ひゃん!」
すべすべのお腹に頬をすり寄せると、ルーミアは思わず悲鳴を上げた。
「あは、これいいかも。すべすべで、ぷにぷにで、きもちい~い♪」
「んみゃぁん、なんかヘンなかんじ~……ふにゃ、ふにゃぁ……」
ルーミアの声に、甘いものが混じり始めた。
全身から力が抜けたようなルーミアは、こたつ布団の上にくたりと体を投げ出している。
「ふふ……お顔、とろーんってなってる……かぁわいい……♪」
上記した頬に指先で触れると、ルーミアは小さな吐息をこぼした。
その吐息に惹かれるように、霊夢は唇を寄せる。
唇が重なる前に、どちらからともなく伸ばした舌がぴちゃりと触れ合った。
舌と同じように両手を絡めて、二人はくちづけを続ける。
ルーミアの伸ばした舌を、霊夢の唇が含んだ。
「んーん、んっ、んっ、んっ……」
そのまま霊夢は首を前後させて、ルーミアの舌を愛撫する。
ルーミアの口元から、二人の唾液が混じりあった液体が垂れて、こたつ布団を濡らした。
唇を離すと、ルーミアがまた舌を伸ばして、霊夢の舌先をちょんちょんとつつく。
キスまで子猫がじゃれてくるような、ルーミアらしいやり方で、霊夢は濡れた唇に笑みを浮かべる。
「ぷは……んにゃ……これ、これ、すき……ぺろぺろのちゅー、すき……」
同じように、唾液でてらてらと濡れ光る唇で、ルーミアが無邪気に笑った。
「なら……、おなかも、してあげる♪ ルーミアの可愛いおなか、わたしのお口で……ぺろちゅぱ、しちゃう……♪」
小さな唇に、ちゅっと音を立ててキスをしてやると、霊夢は再びルーミアのお腹に唇を寄せた。
「はみゅ……」
唇を押し付けると、ルーミアは甘ったるい吐息を漏らした。
なめらかなお腹に沿って舌を這わせると、ルーミアはシャツの裾を掴んだ両手をぴくんとふるわせた。
霊夢の舌が行き来するたび、ルーミアの肌は濡れていく。
「きもちい? ルーミア……」
おへそのあたりにキスをしながら上目遣いにルーミアの方を窺ってみると、ルーミアは幼児のように人差し指をくわえて、瞳を潤ませていた。
「んゅ、んー……んーん、みぅ……」
赤ん坊のような無垢な仕草なのに、口元から漏れる水音が、小さな体をしきりにくねらせているのが、どうしようもなく淫らだった。
ふ……と、笑みとも吐息ともつかない息を漏らし、霊夢は再び顔をルーミアのお腹に近づけた。
つうう……と霊夢の舌先が腰のあたりから上へと唾液の線を引き、時々断続的についばむようなキスをする。
「んにゃ、んぅぅーっ……ふにゃぁ……みゃぁぁ……ぁぁう……」
ふるふるふる……とルーミアのお腹に、ふるえが走った……ように思えた。
身動ぎするのとそう変わらないくらいの、ひどく穏やかなふるえだったが、霊夢にはわかった。
「……きもちよく、なっちゃった?」
顔はルーミアのお腹にうずめたままそう聞くと、ルーミアは瞳を潤ませて、困ったような顔で霊夢を見下ろした。
「ん……なんか、よくわかんない……おなか、ぺろぺろされるのなんて、はじめてだったし……」
小さな手でお腹をさすりながら、ルーミアはぽーっとした口調で言う。
霊夢の唾液の付いた指先を、ルーミアは口に運ぶ。
「でもぉ……なんか、おなかの奥、きゅーんてして……気持ちよかったぁ……みふふ♪」
上気した顔で無邪気に笑うルーミア。
その可愛らしい笑顔に導かれるように、霊夢の舌がおへそから脇腹、胸元へと上がっていく。
「うれしい……気持ちよくなってくれて」
ルーミアが両手で掴んでいたシャツの裾はすっかりまくれ上がっていて、ふんわりとした曲線の胸の上に、小さな乳首が見えている。
幼い乳房の曲線をたどって、霊夢の舌先が濡れた跡を白い肌に残しながら伸びていく。
ルーミアが、細い肩をきゅっとすくめた。
舌先でぷっくりした乳首を転がしてやると、ルーミアは甘い声を上げた。
小さな乳輪を濡れた舌先がなぞり、つんと尖った乳首をつつく。
その度に、ルーミアのつま先や指先が、ぴく、ぴくんとはねるのが可愛い。
「みぅっ、ん、んっ、みゃんっ……きもちぃ……おっぱい、きもちぃ……」
声を上げながらも、ルーミアの顔は笑顔だった。
とろんととろけた笑顔で、霊夢の愛撫を受け入れていた。
そんなルーミアの姿に、霊夢は思わず、はあ……とため息を漏らした。
「ルーミア……ルーミア、かわいいよう、好き……」
「ふわぁ……」
小さな体をぎゅうっと抱きしめると、熱い多幸感が胸に滲んだ。
腕の中のルーミアは、触れ合う肌の感触を求めるようにもぞもぞと身じろぎし、甘えるように頬をすり寄せ、目元を仔猫のように舐める。
霊夢もまた、ルーミアの幼く柔らかな肌に手を這わせ、キスの雨を降らせる。
「れぇむぅ、れぇむぅ……」
甘ったるい声を上げながら、ルーミアは全身を霊夢に擦り付けてくる。
スカートはいつの間にか脱げてしまっていて、むき出しの両足が霊夢の足をはさんでいた。
不器用に腰を擦り付けてくるルーミアが愛おしい。
体がふわふわと浮かんでいるような不思議な浮遊感の中、霊夢はミルクの匂いに似たルーミアの薫りに包まれながら……いつの間にか、達していた。
いつ達したのかもわからないほど、穏やかな快楽だった。
その快楽は絶頂を迎えた後も消えず、海のように霊夢を包み込んでいた。
「ルーミアもぉ、ルーミアもするぅ……」
「はいはい……」
ルーミアの可愛らしいおねだりに、霊夢は胸元をはだけた。
あらわになった乳房に、ルーミアがぎゅっと抱きつく。
「んみゅ~……おっぱい、すべすべー……はぁむっ……」
小さな口が、霊夢のかたくなった乳首を含む。
赤ん坊のようなその姿は、霊夢の中のまだぼんやりした母性を刺激した。
ひどく優しい気分になって、霊夢は赤ん坊にそうするように、ルーミアの頭を抱きかかえてやる。
ルーミアは目を閉じて、じっと霊夢の乳首を吸っていた。
柔らかい唇が乳首を挟み、舌先が先端をなぞる。
「っん、あ、は……」
そうしているうちに、霊夢は達していた。
いつ達したのかもわからないほどの、穏やかな絶頂だった。
「わたしね、いっちゃった……ルーミアとぬくぬくしてるの、気持ちよくて、いっちゃった……」
気がつけば、そんなことを口走っていた。
その言葉は、何の抵抗もなく霊夢の口から滑り出てきた。
「ルーミアで……いっちゃった……」
「そーなのかー……」
霊夢と唇を重ねながら、ルーミアは夢心地の口調でつぶやいた。
そして、ちゅっと霊夢の唇にキスをした。
「じゃあ……もっと、いっちゃお? おこたでぬくぬくしながら、ふたりで、きもちよくなろ?」
霊夢は微笑みで返し、再びルーミアを抱き寄せた。
「ねえ、霊夢ー」
「ん? なあに?」
それからどのくらい睦み合っていただろうか。
二人は乱れた着衣のまま、こたつの中で抱き合っていた。
ルーミアはこたつ布団で顔を隠すようにしながら、へへへーと笑った。
「なによ、なに笑ってるの?」
「にへへ……しあわせだなーって。なんか、今日の、いっぱいいちゃいちゃできて、すごくしあわせだった……きゃーん♪」
そう言ってルーミアは、無邪気に笑う。
くすぐったい気持ちになって、霊夢はちょっと目をそらした。
霊夢も、幸せなのは同じだった。
性行為のような、じゃれあいのような、中途半端な行為だったが、それがかえって心地よく、幸せだった。
「ねーね、霊夢ぅ」
ルーミアがもぞもぞ動いてきて、霊夢のすぐ近くに来た。
まん丸の瞳で霊夢を見つめながら、ルーミアは言う。
「ずーっと、こうしてたいなー……こんなふうに、いっぱいいちゃいちゃしてたいなー」
はだけた胸元にすり寄せられた火照った頬が心地いい。
目の前のルーミアの額に優しくキスしてやると、ルーミアは嬉しそうに目を細めた。
「わたしも……ふふ、ルーミアといちゃいちゃするの、好き……ん、ちゅっ」
「んむ、んー……。えへへー……ね、霊夢ぅ」
「ん?」
「ケッコンしよ?」
一瞬、霊夢の目が点になる。
「人間はー、ケッコンっていうのするとずーっと一緒にいられるんでしょ? ねーねー、しよ?」
「あ……」
口をぱくぱくさせる霊夢を、ルーミアはきょとんとした顔で見上げている。
「んみ? どしたの? ……ルーミアとケッコンするの、やなの……?」
うりゅりゅりゅ、と涙目になるルーミアに、霊夢の脳内に警告音が鳴り響く。
「ち、ちがッ! そうじゃなくて……っていうか、あんた実は結婚ってよくわかってないでしょ」
「てへへー……」
「う、かわいい……じゃなくて!」
「でもでもぉ、霊夢はルーミアといっぱいちゅーしたりえっちなことしたりしたでしょ? だから、ケッコンできるんじゃないの?」
「そ、そりゃそうかもしれない……けど……あれ……?」
「んみ? じゃあ霊夢とルーミアはもうケッコンしてるの?」
「なん……だと……」
ぽふん、と霊夢の胸に顔を置いて、ルーミアはいつもの無邪気な顔で笑った。
「えへへへー、ケッコン、ケッコンー♪」
どうしたものかという顔をしてはいたが、頭の中では、小さな花嫁の姿を思い浮かべている霊夢だった。
あまあまで最高でした
次も期待してます
式で祝辞を読むのはいったい誰でしょうw 誰もいないなら俺が(略
ラブラブな霊るーは見ていて幸せになりますね。
とてもよかったです。
かわい、すぎる