「ほらぁ、魔理沙。おねえちゃんの言うこと、聞かなきゃダメでしょ?」
「でも、でもぉ……はずかしいのぉ……」
「きれいにしてあげるから、ね? 手、どけて……」
「や! やだぁ……! 見ちゃダメぇ……」
「やだ、この子……。ここ、こんなにあふれさせて……」
「だめぇぇ……! そんなトコ、ひらいちゃ、やだぁ……」
「いいから……っていうか、いい加減観念しなさいよ魔理沙」
「だって! 咲夜が来るの早すぎるんだよ!」
早朝の魔法の森。
魔理沙は自宅のドアの前に立ちふさがっている。
いつも紅魔館の門を破っては不法侵入している彼女とはまるっきり逆だ。
その魔理沙の前に立っているのは、なぜか掃除用具を手にした咲夜。
「こんなことだろうと思ったから早く来たのよ。ほら、もう窓からなんか得体の知れないガラクタが溢れてるじゃない」
「あ、あれはだな、素人には一見無造作に置いてるだけに見えて実は高度な占星術的解釈に基づいた配置が……って入るな!」
「だから、優しいおねえちゃんがお片づけしてあげようって言ってるのに」
「み、見られたくないものだってあるんだよう!」
なおもドアを背にして抵抗の姿勢を崩さない魔理沙のおとがいを、咲夜の細い指先が捉える。
「見られたくないもの、ねぇ。……おねえちゃんはもう、魔理沙のコト、ぜぇんぶ知ってるんだけどなぁ……?」
言いつつ、薄くルージュを履いた唇を、魔理沙の耳元に近づける。
それだけで魔理沙は肩をびくんと跳ねさせて、頬を赤くした。
「や、ば、ばかっ、いっつもそんなことしてっ、そ、そんな手がいつまでも通じると思って……」
「ふぅーっ……」
「やはぁぁぁんっ耳に息らめぇぇ……っ」
「はーいそれじゃお邪魔しまーす」
即座に腰砕けになった魔理沙を抱えて、咲夜はドアを開ける。
「おおう……」
そしてのけぞる咲夜。
屋外から見えたのは、ほんの一部に過ぎなかった。
床に平積みにされた魔道書。
得体の知れないシミのこびりついたフラスコ。
採ってきたのかそれとも自生しているのか判別できない、不自然にカラフルなキノコ。
魔理沙という少女の孕む混沌……それを目の当たりにし、咲夜は後ずさる。
「……魔理沙、あんたコレいっくらなんでも……ちょっと魔理沙、聞いてるの?」
「ふぁ……?」
魔理沙の頬をぺちぺち叩いてやると、ようやく桃源郷から帰ってきたらしい。
意識を取り戻した魔理沙は、まだ下を向いてぶつぶつ文句を言っている。
「だって、魔法の研究はいろいろ道具がいるし、材料も集めなくちゃいけないし……っていうか、咲夜がこんなに早く来るってわかってたら、ちゃんと片付けてたのに……」
「言い訳する子は、おねえちゃん嫌いだなー?」
「うー……」
「ほら、あんたも手伝う!」
モップを魔理沙に押し付けて、咲夜はさっさと部屋の中を片付け始める。
魔理沙は何かの呪いがかかったような、異様に緩慢な動作でのろのろとバケツを手に取り、外の水道に向かう。
その背中に、咲夜が声をかけた。
「お掃除ちゃんとできたら、おねえちゃんが後でいーコトしてあげる♪」
外で魔理沙が派手にずっこける音がして、咲夜は吹き出した。
そして、2時間後。
「こ、これが、私の部屋……?」
すっかり様変わりした自室を目にして、魔理沙は呆然としている。
「ま、こんなとこかしらね。私の手にかかればこの程度、赤子の手をひねるよーなものだわ」
ふふんと得意顔の咲夜。
「あんたも女の子なんだから、部屋はこのくらいきれいにしときなさいよね」
「やだ」
「やだってあんた……」
呆れ顔の咲夜に、魔理沙は子供みたいな顔をして笑ってみせる。
「だって、汚してたほうが、咲夜が掃除に来てくれるもん!」
「ばかね……」
苦笑する咲夜。
頭をわしゃわしゃとなでてやると、魔理沙は子猫のように目を細めた。
「じゃ、魔理沙」
「うん?」
咲夜はすたすたと壁際のベッドに歩いていき、真新しいシーツの上に腰を下ろして、自分のとなりをぽんぽんと叩いてみせた。
「ほら、おいで」
「……ん」
魔理沙はちょっと顔を赤らめて、とことことベッドの方に歩いていく。
そして、ちょこんと腰を下ろした……咲夜の膝の上に。
不自然な、沈黙。
「えっ」
「えっ」
二人同時に声を上げる。
先に動いたのは魔理沙の方だった。
「ちがうのおおおおお!!」
咲夜の膝から飛び降りて、床にうずくまる魔理沙。
そのまま「これはちがうのこれはちがうの」と呪詛のように繰り返しながらぷるぷる震えている。
帽子から覗く耳は真っ赤になっていた。
「え、あ、えーと……魔理沙。ちょっと、聞いてる?」
半泣き状態の魔理沙の手を引いて、咲夜は再びベッドに腰掛ける。
「ふふ……おねえちゃんはぁ、別にそっちでもよかったんだけどなぁ?」
「うー……恥ずかしいよぅ……」
「恥ずかしがってる魔理沙も、可愛いわよ?」
「からかうなよなー……」
「無理言わないでよ。こぉんなにかわいい妹、からかわずにいられるわけないでしょ?」
「……おねえちゃんの、いじわる」
子供みたいにすねた口調で、二人きりの時だけの呼び名を口にする魔理沙。
そう呼ばれるだけで、咲夜は胸の内に暖かいものがこみ上げてくるのを感じた。
今度は、自分を膝をぽんぽん叩く。
「ほら、魔理沙。おねえちゃんのお膝の上、おいで」
優しく、囁くような口調で言うと、魔理沙は素直に従った。
おずおずと咲夜の膝の上に腰を下ろす。
鼻先を、魔理沙の柔らかな髪がくすぐった。
後ろから軽く腰に手を回し、細い体を抱き寄せて、その首筋に唇を寄せる。
「はぅ……っ」
たったそれだけの刺激にも、魔理沙は敏感に……過敏に反応した。
「あっ、あの、おねえちゃん……んぅ!」
「なぁに? やだった?」
返事を返しながらも、咲夜は魔理沙の首筋に口付けるのを止めない。
咲夜の口づけに途切れ途切れになりながらも、魔理沙は言葉を続ける。
「いつも……ん、その、するときって……あ、はぅ……わたし、が、先に、その、お……終わっちゃう、でしょ……」
「魔理沙、とっても敏感だもんね」
「それで、ね……おねえちゃんの、あ! ……こと、満足させて、あげられてるのかな、って……」
「そんなこと、気にしなくてもいいのに……」
これは本心だったし、事実だった。
魔理沙との行為に、咲夜は不満など感じたことはない。
確かに魔理沙はこういう行為に慣れてはいないし、ちょっとした刺激ですぐに達してしまう。
しかし咲夜は、魔理沙との行為に技巧などでは決して得られない、深い深い愛情を感じているのだ。
「だから、ね……わ、わたしも、こういうコトに、慣れたいなって、思うの……」
「魔理沙……」
「そしたら、おねえちゃんも、満足できるかな、って……」
魔理沙はそこで、いったん言葉を切った。
肩ごしに、既に潤んだ瞳を向けて言う。
「だ、だから、ね……今日はその……あ、あんまり激しいのは……」
ごにょごにょ言っている魔理沙に、咲夜は思わず吹き出してしまう。
「ぷ、あは、あはは……」
「わ、笑わなくてもいいでしょ……」
「ふふ、ごめんなさい。魔理沙があんまり可愛いこと言うから……。うん、いいわ。今日はうんとやさーしく、してあげる」
「い、イージーモードでお願いします……」
「はいはい……」
そろそろ可愛らしいふくらみを弄ぼうとしていた片手を、咲夜はもっと上の方、魔理沙の頭に持ってくる。
そのまま優しく、魔理沙の頭を撫でてやる。
ふわふわの金髪に鼻先を埋めると、甘い匂いがした。
「ふふ、魔理沙、いい匂い。よしよし」
「ん……なんか、恥ずかしい、な……」
そんなことをつぶやく魔理沙の頬に、咲夜の唇がやさしく触れる。
「いっぱぁい、ちゅーしてあげるわね……」
真っ赤になった耳元に、甘く囁く。
咲夜の唇が肌に触れるたび、魔理沙は咲夜の腕の中で小さくふるえた。
魔理沙が肩ごしに、物欲しそうな視線を向けてきた。
ちょっといじわるしてとぼけてやろうかとも思ったけれど、結局自分のほうが我慢できなくて、咲夜は魔理沙に口付ける。
きゅっとこわばった体から、力が抜けていくのがわかった。
「おねえちゃぁん……」
離した唇から、蜜が溢れるように吐息が漏れた。
魔理沙の手が、メイド服の襟元を弱々しく掴んでいる。
こういう仕草に、咲夜は少しだけ魔理沙のことをかわいそうに思うのだ。
すがりつく手が助けを求めているようで、愛情よりも憐憫を覚えてしまうのだ。
魔理沙とその家庭の話は、本人の口から聞いたことがある。
話をした時の魔理沙の口調はいつもどおりだったが、咲夜はその奥底に包帯すら巻かれないまま、今も血を流し続けている傷口を見た。
その傷を癒してあげようなどと、傲慢なことを言うつもりはない。
でも……。
「おねえちゃん……?」
魔理沙の声で、我に返る。
「どうしたの……?」
「なんでもないわ……」
答えて、不安そうに聞く魔理沙の頬にキスをする。
かすかな声を漏らす魔理沙を抱き寄せて、今度は唇にキス。
「ふあ……ぁ……」
唇を触れ合わせるだけのキスで、もう魔理沙の瞳はとろけ始めている。
そう、傷を癒すことはできなくても、少しの間だけでも寂しさを埋められるのなら。魔理沙の「姉」でいることで、一時の幸せを与えることができるのなら。
「魔理沙、おねえちゃんとちゅーして、どんなかんじ……?」
魔理沙は照れたように視線をそらしたが、ややあって答えた。
「しあわせ……」
そう言って、微笑んだ。
それに合わせて、自分の表情が自然に緩むのを咲夜は感じた。
「おねえちゃんも、しあわせ……」
「えへ……」
幼く無防備な、魔理沙の笑顔。
魔理沙は体の向きを変えて、咲夜と向かい合う。
そのまま、咲夜の胸に顔をうずめた。
背中を抱き寄せてやると、魔理沙は咲夜の胸の中で甘くうめいた。
その口から溢れる吐息で、メイド服の胸元が暖かい。
釣られるように咲夜も、はぁ……っ、と吐息を漏らした。
まだ愛撫らしい愛撫もしていないというのに、もう体の芯が熱くなりはじめていた。
小さな体を抱き寄せたまま、耳元や首筋を指先でくすぐってやる。
「は……うんっ、ん……」
「ふふ……可愛い声……。くすぐったい? それとも、きもちいい?」
「……っ」
問われて魔理沙は、困ったような潤んだ瞳を向けてきた。それだけで咲夜の胸は、きゅっとなる。
今すぐにベッドに押し倒してしまいたい衝動に駆られるが、今日はやめておこう。
ゆっくり、ゆっくり、壊れ物を扱うように……愛してあげるんだ。
「ま、聞くまでもないか。もうそんなにとろけた顔しちゃってるもの」
「だ、だって、おねえちゃんが、っむ、ん、ちゅ……んん……」
可愛らしい言い訳を唇で押さえ込んでやると、魔理沙はあっさりおとなしくなった。
両手を咲夜の胸元において、潤んだ瞳で咲夜の方をじっと見つめている。
そのまま、二人はしばらく無言でいた。
咲夜の背を預けた壁に据え付けられた窓は少しだけ空いていて、そこから穏やかな陽光が細く差し込んで、魔理沙の金髪を輝かせている。
風が外の木の葉を揺らす音が、咲夜の耳をくすぐった。
柔らかな午後の空気の中で感じる、魔理沙の体温と重さが心地よい。
「そういえば……」
魔理沙の頭を撫でながら、咲夜は語りかける。
「あのときも、こんな日だったわよね」
「……?」
きょとんとした顔の魔理沙に、咲夜は微笑みかける。
「ウチの客間で、えっちしたでしょ?」
「……っ!」
途端、魔理沙の顔が真っ赤になった。咲夜は声を上げて笑う。
「あはは……。もおっ、真っ赤になっちゃって」
「だ、だって……!」
「可愛かったなあ、あの時の魔理沙……」
「う、うー……!」
真っ赤になって視線をそらす魔理沙の頬を、咲夜は両手でそっと包み込む。
なおも視線を泳がせる魔理沙に、咲夜は熱を帯びた声音で語りかけた。
「あの時みたいに……したぁい?」
「え、う、うー……」
言葉を詰まらせる魔理沙の鼻先に、咲夜はメイド服の首元のリボンの端をひらひらさせる。
「ほらぁ……ね?」
甘く誘う咲夜。
魔理沙は、不器用にリボンの端をくわえた。
両手は咲夜の背中に回したまま、魔理沙はリボンを口にくわえて、懸命に襟元から引き抜こうとする。
ぽろりと小さな口から落ちたリボンを、咲夜は指でつまんで、また魔理沙の口元に持っていく。
は……という小さな吐息とともに魔理沙は口を開き、またリボンをくわえた。
じゃれあうような、愛撫し合うような、中途半端で不思議な行為。
胸元に顔を寄せてリボンをくわえている魔理沙の姿は、必死に甘えてくる子猫のようでいつも以上に愛おしく、咲夜は胸の奥に沁みるような暖かさを覚えた。
何回か口からリボンを落としながらも、魔理沙はリボンを襟元から引き抜いた。
端のほうが少し濡れて色の濃くなった薄緑色のリボンが、魔理沙の足の上に落ちる。
「うふ……よくできました」
微笑みかけて、咲夜は魔理沙の額にご褒美のキス。
咲夜はベストを脱ぐと、シャツのボタンをゆっくりと外していく。
次第に露わになっていく咲夜の白い胸元と、ちらりと覗く黒い下着を、魔理沙はぽーっとした顔で見つめていた。
上から三つ目のボタンを外すと、咲夜の胸の谷間が現れた。
「ほら、おねえちゃんのお胸に、おいで……」
しっとりと汗ばんでいるそこに、魔理沙は誘われるようにふらふらと倒れ込む。
「ふぁ……」
魔理沙の表情が、目に見えてほころんだ。
「おねえちゃんのおっぱい、どう?」
「……ふわふわで、いいにおい……」
「好き?」
「ん……うん。だいすき……」
魔理沙は咲夜の乳房に顔をうずめて、そっと目を閉じている。
そんな魔理沙の頭を片手で優しく撫でてやりながら、咲夜はもう片方の手を魔理沙の胸元に忍ばせる。
ささやかな膨らみに指先が触れると、胸の谷間に魔理沙の熱い息がこぼれた。
ゆっくりと円を描くように触れてやると、魔理沙は小さな声を上げた。
「ふふ……魔理沙のおっぱい、ちょっと大きくなったかも」
「ほ、ほんと……?」
胸元から見上げてくる魔理沙に、咲夜はいたずらっぽく微笑みかけた。
「お……おねえちゃんみたいに、なれる、かな……。おねえちゃんみたいな、ふわふわで、おっきいおっぱいに……」
「おっきなおっぱいに、なりたいの?」
「ん……だって、だって……」
「だって」の続きは、胸の谷間に押し込まれてしまった。
そんな魔理沙の耳元に咲夜は唇を寄せ、囁く。
甘く、甘く。
「おねえちゃんが、おっきくしてあげよっか……?」
「ひうんっ……!」
魔理沙の体が、咲夜の腕の中で跳ねた。
敏感に、否、過敏に反応する魔理沙に、咲夜は胸中に子供じみた悪戯心が湧き上がるのを感じた。
直接触れるまでもなく、吐息に、言葉に、魔理沙は木の葉のように翻弄されるのが。
「おねえちゃんがぁ……して、あげよっか……? 魔理沙のちっちゃくて、かわいいおっぱい……ふにふにっていじって、きもちよくしてあげよっかぁ……ほらぁ、ふにゅ、ふにゅぅ……♪」
「ん、あはぅ……っ! は、はぅ……ん……」
魔理沙は咲夜の胸に顔をうずめ、瞼を伏せて吐息を洩らしている。
密着した体の間で、咲夜の手が小さなふくらみをやさしく愛撫するにつれ、魔理沙の表情は快楽に耐えるようなものから、安らかなそれへと変わっていった。
ときおり鼻にかかった甘えた声を上げ、魔理沙は午睡をむさぼる子猫のように咲夜にもたれかかっている。
寄り添った体の間にこもった甘い熱、着衣を通して感じる魔理沙の体温は、咲夜にめまいのするような多幸感をもたらしていた。
「ふふ……おっきくなぁれ……おっきくなぁれ……うふふ……」
ささやかなふくらみをこねるようにもみしだいてやると、魔理沙の体から力が抜けていくのがわかった。
「おっきく、なったかな……? おっぱい、おっきくなったかな……?」
乳房の谷間から、魔理沙がうるんだ瞳で咲夜を見上げる。
「うーん、もっとしないと、だめみたいね。ほら、背中向けて?」
「ん……」
咲夜が言うと、魔理沙は従順に従った。
腕の中に魔理沙の小さな体をおさめた咲夜は、後ろから両手を回す。
「両手で、してあげるわ……。ふに、ふに……むにゅ、むにゅ……」
「ふぁぁぁ……はぁ、あっ、はっ……」
服の上からふくらみに両手があてがわれただけで、魔理沙は吐息を漏らす。
無防備にさらされた首筋に唇を押しあててやると、細い肩がふるえた。
「おねえ……ちゃあん……おっぱい、きもちよくて……ふわふわ……すき……おっぱい、ふにふに、すきぃ……」
うわごとめいた魔理沙の言葉は、もう幼児のそれに崩れていた。
愛撫とも言えないような緩やかな咲夜の手の動きに合わせて、魔理沙は午後の空気の中に熱く湿った息をこぼしている。。
魔理沙は背中を咲夜に預けて、焦点の緩み始めた瞳を中にさまよわせている。
その瞳がふらふらと、背後の咲夜に向けられた。
咲夜は何も言わず、甘く微笑む。
その唇が、微笑みの形のまま、魔理沙のそれと重なった。
「んぷ、むぅ……ちゅう……んん、んーぅ……」
「魔理沙、あーんして」
「……? あー……」
親鳥から餌を受け取る雛鳥のように無防備に開けられた魔理沙の口に、咲夜は舌を伸ばす。
「んふぅ……れぇるぅ……る、る、ちゅぽ、ちゅぽ、ちゅうう……っ」
「んーっ……! んゅう、んぁは、んっ、んっ、ん……」
咲夜の舌は魔理沙のそれを絡め取り、愛撫し、吸い上げる。
魔理沙の両手は弱々しく咲夜のスカートをつかみ、きゅっと縮こめた両足の膝は、頼りなく揺れている。
ちゅぽぉ……と糸を引きながら、二人の唇が離れた。
すっかり上気した魔理沙の首筋に垂れた唾液の雫を、咲夜の唇がついばむように吸い取っていく。
「ふふ……オトナのちゅーよ。気持ちよかった? ……って、聞くまでもないかしらね」
魔理沙は咲夜のはだけた胸に、くたりと背中を預けている。
「もう、気持ちよくなっちゃった……?」
耳元でそう聞くと、魔理沙は思ったよりもしっかりした口調で答えた。
こういうことにも慣れてきたのかな、と思い、咲夜は少し嬉しくなる
「ん……うん、とっても、とっても気持ちよかった……」
「どんな風に、気持ちよかったの?」
「え……え、えと、んと……」
魔理沙は少し迷ったあと、もぞもぞと身じろぎしてから答えた。
「ん……んと、ね……おっぱい、触ってもらうのは、胸のあたりから、あったかい感じが、じわーって広がっていくみたいだった。体中が、あったかくなってく感じで……」
「おっぱい、おっきくなった?」
「ちょっとだけ、なったかも……」
そう答えて魔理沙は、照れたように笑った。
「あとね、ちゅー……おねえちゃんのちゅー、すごく、好き。やさしい感じ。くちびる、やわらかくて……。ぎゅーってしてもらいながら、ちゅーしてもらうと、すごく、しあわせ。くちびるにしてもらうのも、ほっぺにしてもらうのも、どっちも好き。胸の奥がね、きゅーってなるの……」
「じゃあ、こういうのは、どう……?」
咲夜の唇が、無防備にさらされた魔理沙の首筋に触れた。
「あ……っ!」
両肩をぴくんと跳ね上げる魔理沙。
かわいらしい反応に、咲夜は笑みを浮かべつつ、口づけを繰り返す。
「んーん、ちゅ、ちゅ……首筋、きもちい?」
咲夜の問いに、魔理沙は小さくうなずく。
魔理沙と同じように甘い吐息が漏れ始めた唇を、咲夜は魔理沙の耳元に寄せた。
「ふふ……魔理沙……かわいい、わたしの、魔理沙……」
「え、あ、やっ、あっあ……や、やぁぁん……耳、ぞくぞくってぇ……おねえちゃんの、声がぁ……」
咲夜が一言発するたびに、魔理沙はとぎれとぎれの吐息を漏らす。
「ふふふ……可愛い、魔理沙……。真っ赤になっちゃって」
「やぁぁん……顔、見ちゃだめぇ……」
弱々しく非難の声を上げる魔理沙。
「ふふ……魔理沙はぁ、お耳でも気持ちよくなっちゃう、えっちなコなんだぁ……?」
「ちがうもん……」
「うふふ……涙目になっちゃって……かわいいんだから。ん――――っ、ちゅうっ……」
涙目の魔理沙を抱きかかえるように、咲夜はその頬に口付ける。
「んふ♪ 恥ずかしがってる魔理沙、かわいい……かわいいからぁ、いーっぱい、ちゅーしてあげるわ……」
ちゅ、ちゅ、ちゅ、と、咲夜は音を立てて魔理沙の頬にキスの雨を降らす。
魔理沙はされるがままに、咲夜の唇を受け入れる。
その顔は次第に熱にうかされたものになってきていた。瞳には、涙すら浮かんでいる。
その表情に、咲夜は胸が締め付けられた。
もっと愛してあげたい。もっと恥ずかしがらせたい。もっといたずらしてあげたい。もっと気持ちよくしてあげたい。
そんな気持ちがカクテルのように混ざり合って、魔理沙と同じくらい咲夜を酔わせていた。
「だぁ……いすきよ、魔理沙……」
自分でも信じられないくらい甘い囁きを、魔理沙の耳元に注ぎ込む。
抱きしめた魔理沙の体が、ふるふるふる……と、弱々しくふるえるのがわかった。
そのふるえが、咲夜に囁きを続けさせた。
「だいすきよ、魔理沙……ぎゅうって抱きしめてあげると、こどもみたいにぽわーってなっちゃう魔理沙が好き……ちゅーしてあげると、すぅぐに気持ちよくなっちゃう魔理沙が、好きよ……」
からかい半分、本気半分で、耳元に咲夜は甘く囁く。
咲夜の唇が耳元に触れると、魔理沙はびくんとひときわ大きく反応した。
「耳、よわいんだ、魔理沙……かわいっ♪」
「あっ、やっ、ちょっと待って……」
「だぁめ……♪ ふぅー……っ」
「ひゃあああ……」
咲夜が耳元に息を吹きかけてやると、魔理沙の体は咲夜の腕の中でかぼそい悲鳴を上げる。
胸の奥に、ざわざわと悪戯心が湧き上がってきた。
「ささやかれるの、気持ちいいの……? おねえちゃんの声で、きもちよくなってるのぉ……?」
「ひああっ、だっ、だってぇ、ぞくぞくってぇ、んっ! あ、あ……!」
「ふふ……魔理沙の、えっち……♪ 魔理沙は、お耳だけで気持ち良くなっちゃう、えっちなコなのね……?」
「やぁぁん、ちがうもん……えっちじゃ、ないもん……んぅっ! はむはむするの、だめぇ……!」
「ん、はむ、ちゅっ、んむ、れるん、ちゅるぅ……」
咲夜の唇が耳たぶを柔らかくはさむと、魔理沙の声が跳ね上がった。
両手でスカートをつかんで快感に耐えているのが、たまらなくいとおしかった。
「じゃーあ、こういうのは、どーお……? れるぅぅ……っ」
「ひあああっ!?」
柔らかな耳たぶをなぞっていた咲夜の舌先が、魔理沙の耳の穴に差し入れられた。途端、魔理沙は甲高い悲鳴を上げる。
あっけにとられた咲夜だったが、驚きはすぐに愉悦に変わった。
「れるぅ、ちゅ、ちゅる、ちゅうう……っ、ふふ、どぉ? 魔理沙……」
耳殻の溝を丁寧に、執拗に、咲夜の舌が這い回る。
咲夜の腕の中で、魔理沙の体が激しく跳ねた。
「ひぃ、ひぁぁっ、お耳ぃ、お耳だめえ、ひぅぅぅっ! ぞくぞくがぁっ、とまんないよおお……! やぁぁんぅ……!」
「れるぅ、ぢゅうぅっ、ちゅぅー……、っふふ、もっと奥、ほしい……? ねぇ魔理沙ぁ……? おねえちゃんにしてほしい……? ん? おねえちゃんに、もっとお耳、いぢめてほしい……?」
「ひぁ、ひぃ、おねっ、ちゃぁ……ひぅっ! やぁぁ……はげしいの、だめってぇ、ゆった、のにぃぃ……こんなの、こんなのぉ……すぐ、だめに……っあ! なっちゃうぅぅ……」
「だぁって、魔理沙が、こぉんなかわいくって、えっちな声で、おねえちゃんのことぉ、ゆーわくするんだもの……。っはぁ……んちゅぅ……我慢なんて、できないわ……はぁむっ」
「きゃあああうっ!? あっあ、あ、ぞくぞくがぁっくるのおっ! んひゃあああうっ!」
咲夜の唇が、魔理沙の耳たぶを口に含むと、魔理沙は背筋をびくんと伸ばしてのけぞった。
倒れ込んできた魔理沙を、咲夜の乳房が柔らかく受け止める。
「ん、ふぅ……っ、魔理沙ぁ、いっちゃったの……?」
「そ、んなのぉ……もぉ……ずっと、だよぉ……おねえちゃんが、いぢめるからぁ……ずっと、きもちいいの、とまんな……」
「ん、ふふ……じゃあ、もおっといいコト、してあげる……お耳、犯してあげる……奥まで、犯してあげる……れちゅうぅぅぅ……っ!」
咲夜の舌が、魔理沙の耳の穴のさらに奥までねじ込まれた。
思い切り口を押し付け、脳に直接舌を這わせようとするかのように、咲夜は狭くきつい穴の中で舌をくねらせる。
「ひいいいっ!? ひ、ひ、ひ、ひっ!」
今までのそれとは決定的に異なる、ひきつるようなとぎれとぎれの悲鳴を上げる魔理沙。
がくがくとでたらめに跳ねまわる魔理沙の体を抱きしめながら、咲夜はなおも魔理沙の耳朶を犯し続ける。
「んぢゅううううっ! れるれるれるうっ! っはぁ、魔理沙のお耳、レイプしちゃうからねっ、じゅりゅりゅりゅりゅうっ!」
「ああああっ、ああっ、あーっ、あっ、あっあっ、ひ、あひ、ひっひ、ひいいいっ!」
魔理沙の耳元から首筋は、咲夜の唾液でべとべとになっていた。
舌が出し入れされるたびに発する、じゅぽじゅぽ、ぐちゅぐちゅという淫らな水音が、掃除したばかりの部屋中を満たしていく。
男女がセックスしているかのような、否、それ以上に淫らな光景だった。
魔理沙の口からはもう、意味のある言葉は出てこない。
開けっ放しになってしまった出てくるのは激しい喘ぎとよだれだけだ。
ふるえる魔理沙のあごから、咲夜の唾液と魔理沙のよだれと涙が混ざりあった液体が、糸を引いて魔理沙のスカートの上にぽたぽたと落ちる。
「あっ、お、おおっ、おおおおおっ、おおお……っ!」
ぼろぼろと涙をこぼす瞳が、完全に焦点を失った。
ゆるみきった口からは、よだれだけでなく舌までもがだらりと力なくこぼれている。
性器にすら触れていないというのにもかかわらず、もう何時間もの間行為におぼれ続けていたかのような表情になっているのは、魔理沙だけではなかった。
「れぢゅううううっ、はぁぁっ、あぷっ、あっ、あはぁっ、魔理沙ぁっ!」
咲夜もまた、魔理沙の耳朶を犯す行為に夢中になっていた。
片手で魔理沙を抱きしめながら、もう片方の手ではだけかけていた上着を引きちぎるように脱ぎ捨て、乳房をぎゅうっと握りしめ、固くしこった乳首をつまみあげる。
情欲に加熱された思考の中で、咲夜は自分が何人もいればいいのに、と思った。
そうすれば、魔理沙のかわいい耳の穴を犯しながら熱く濡れた舌と舌を絡み合わせ、自分の乳首をもてあそぶのと同時にピンク色に染まった乳房をもみしだき、じゅわじゅわと愛液の滲み出した秘所をこすり合わせることができるだろう。
でも、そんなことをしたら……ふふ、ぜったい、こわれちゃう。
そんな妄想に、咲夜は愛撫を続けながら、くすりとひとり、笑みを漏らす。
「あっあっあっあっ、あっあっ、ひひっ、ひぃぃぃっ、ひぃぃぃっぃぃ……!」
抱きしめた魔理沙の体が、ひときわ大きくふるえた。絶頂が近い。
細くとがらせた舌先で、魔理沙の耳孔を円を描くように何度も舐めまわす。
「れるるるるぅ、れぢゅっ、れぢゅううぅっ、んっちゅうううっ!」
「ひわああああああ! わああああっ! あっああっああああっあっひぃっひぃぃぃあああ……!!」
かすれた絶叫とともに、魔理沙の両足がぴんと伸び、そのまま小刻みに痙攣する。
ぬぽぉ……と粘っこい唾液の糸を引きながら、咲夜の舌が耳の穴から抜き出されると、魔理沙の汗だくになって弛緩しきった体が咲夜の胸に倒れこんだ。
「っあ、ひ、あっ、あ、ひくっ、はぁっ、は……」
よだれまみれの魔理沙の口は、激しい吐息がスタッカートを奏でている。
その口元を、咲夜の舌が丁寧に拭っていく。
あごを伝う唾液の筋をすくい取り、唇の端に吸いつき、口の中に溜まった唾液まで舌を差し入れてなめとっていく。
口の中に溜まった唾液を嚥下すると、それだけで達しそうになった。
「はぁ、はあぁっ……ふぅ……んはぁ……」
ひくひくふるえている魔理沙を、咲夜は喘ぎながら見下ろす。
奇妙な征服感が胸の中に満ちる半面、かなわないな、という思いが同時にあった。
最初は言った通り、からかいながら少しずつ……と思っていたのに、結局は激しい耳責めでイカせてしまった。まるで、魔理沙に誘われるように。
いや、実際そうなのだ。我慢なんてできなかった。
意識があるのかすら判然としない魔理沙の上記した頬に、咲夜は身をかがめて口づける。
さっきまでの激しい愛撫とは違う、触れるだけのキス。
それがきっかけだったように、魔理沙の片手が弱々しく咲夜の襟元をつかんだ。
咲夜にだけ聞こえるような、小さな声で、魔理沙のゆるんだ唇が言葉を紡ぐ――もっと。
はぁぁ……っと、吐息を洩らす咲夜。
咲夜は、その通りにした。
「……すご、かった……
夜。
結局そのまま、二人は日が沈むまで睦み合っていた。
今は二人仲良く、情交の熱のこもったままのシーツにくるまっている。
魔理沙はまだ半分意識を桃源郷に置き忘れてきたような顔をしていた。
あちゃー……やりすぎた。
咲夜は胸の中で後悔するが、やってしまったものはもうしょうがない。
「おみみ……れぇぷされちゃった……きもちよかったよぉ……」
しかもなんだか、未知の領域を開発してしまったらしい。
夢見心地の声音で言う魔理沙に、咲夜はドキッとしてしまう。
同時に、自分が魔理沙のはじめてをまたひとつ奪ってしまったことを意識して、疼くような高揚を覚えた。
そういえば……。
熱い体をすり寄せてくる魔理沙を抱きよせながら、あたりを見回す。
他人の家に泊まるなんて、初めてのことだ。
「……魔理沙に、はじめて、あげちゃったぁ♪」
「ふぇ……?」
「うふふ、なんでもなぁい……ちゅ♪」
よくわからない顔をしている魔理沙の頬に口づけて、咲夜は笑う。
それから二人は何をするでもなく、裸のままで抱き合っていた。
ときおり思い出したように咲夜が魔理沙の額や頬にキスをすると、魔理沙は嬉しそうに声を漏らした。
今日の魔理沙は、ひどく無防備に思える。
それはつまり、魔理沙が自分に、心を許してくれているということだと考えていいのだろうか……そう、体だけでなく。咲夜は思う。
改めて、周りを見回した。
散らかりっぱなしだった部屋は、二人の掃除の甲斐あって、魔道書や実験器具はきちんと棚に収められ、床も窓もぴかぴかに磨かれている。
魔理沙の心の中も、同じように、こんな風にして掃除することができればいいのに。
だがそれは、魔理沙に技巧を尽くした快楽を与えることよりもはるかに難しいことだろう。
でも、今日、魔理沙の家の中に足を踏み入れることができた。それなら……。
「おねえちゃん……? どしたの?」
知らない間に難しい顔をしていたのか、魔理沙が不安そうな顔をしている。
汗ばんだ髪を優しくなでて、咲夜はほほえむ。
「なんでもないわ。ちょっと考え事」
「……おねえちゃん、明日、帰っちゃうんだよね?」
「ええ、そのつもりよ」
「……」
黙ってしまった魔理沙に、咲夜は苦笑を洩らした。
「……『おねえちゃん、行かないで』くらい、言ってもいいのよ?」
「そんなこどもじゃ、ないもん……」
すねた口調で、魔理沙は返す。
「ふふ……でも、うれしい」
「え?」
「さみしがってくれるのは、わたしが好きだからでしょ? だから……うれしいの」
咲夜のその言葉に、魔理沙は、嬉しそうな、申し訳なさそうな、複雑な顔をした。
その表情がたまらなくいとおしくて、咲夜は魔理沙を抱きしめる。
「また、遊びに来てもいい?」
そう聞くと、魔理沙は返事の代わりに、キスを返してくれた。
「今度もまた、いっぱい、えっちなことしてあげるからね……。きもちよーく、してあげるからね……」
「う、うん……いっぱい、いろんなコト、して……それでね……」
「うん?」
次に会うときのことを想像してか、魔理沙は瞳を潤ませながら、言った。
「わたしのこと……まりさのこと、およめさんにして……?」
「……what?」
突然の発言に絶句する咲夜。
魔理沙は顔を赤らめながら続ける。
「だ、だって……その、ちゅーも、えっちも、おみみれぇぷも……ぜんぶ、おねえちゃんにされちゃったから……まりさ、もぉ、おねえちゃんのもの、だから……」
「あの、ちょっと魔理沙?」
「せきにん、とってくれるよね……?」
うるんだ瞳、赤らんだ頬、小さなつぶやき……それらは咲夜にとっては、のど元に突き付けられたナイフの切っ先以外の何ものでもない。
「落ち着きなさい魔理沙、深呼吸、深呼吸してほら」
「はぁぁ……っ、おねえ、ちゃぁぁん……ん、ふぅぅ……っ」
「それ深呼吸じゃないから! 熱い吐息だから!」
うるんだ瞳の奥になにか得体のしれない光を見出し、咲夜は戦慄する。
しかし、真に戦慄するべきは――それもいいかも、とか思っている、自分自身なのだった。
あ、2でお願いします
澄ました咲夜さんが素敵で、魔理沙がとてもかわいらしいです。
咲夜さん!魔理沙たんを僕にください!あ、でも咲夜さんが嫁に来てくれたら魔理沙も妹・・!(ゲス顔
あ、2でオナシャス
このシリーズはおねえちゃん咲夜&いもうと魔理沙の聖典でございます
魔理沙の可愛さもさることながら咲夜さんもこれまたえっちぃ
眼福眼福
一歩一歩えろくなっていく二人ですが今回は別の方向に一歩踏み出しちゃった感じですね
いやあよかったです
誤字報告
>魔理沙は昨夜の胸に顔をうずめ
>奇妙な制服感が
これからの流行はケモ耳レイプですね
2番でお願いします
耳レイプというものに新たな希望を見出しました。
ちなみにリクは1で。
リクは3がいいですね、かわいいまりさをもっとみたい!
なんだこれ可愛い
2でお願いします!
魔理沙が妹って、新しい何かに目覚める気がします。耳レイプとか
咲マリでニヤニヤしたいので、1だと嬉しい限りです
あ、1ばんおなしゃす
危険過ぎるこの咲夜さん。ロリコンだとは思っていたがここまでとは。
紅魔館にいたいわけだ。