真・東方夜伽話

暴走特急早苗さん 愛の地獄車編

2012/06/22 13:42:13
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暴走特急早苗さん 愛の地獄車編

ドールマスター
「ねぇ、れぇむさぁん……」
 甘えた声で、早苗は霊夢の手に自分のそれを重ねる。
 この後の行為を期待してか、その手はじわりと熱い。
 濡れた瞳に間近から覗き込まれて、霊夢はかっと頬が赤くなるのを感じた。
「して、くださぁい……」
「……な、何を……よ。言わなきゃ、わかんないわよ……」
 とたん、早苗は歓喜の声を上げる。
「今日はそういうプレイをお望みなんですね!? きゃぁぁぁんっ、ハズカシーこといぃぃぃっぱい言わされちゃうんだぁぁ……♪」
 やんやんしながら体をくねらせる早苗に、若干引き気味の霊夢。
 あれから……二人が肌を重ねた日から、こういう光景が博麗神社の常となっていた。
 初めてのときのおどおどした様子はどこへやら、早苗は別人になったかのように遠慮呵責なしの求愛を霊夢にぶつけるようになり、霊夢は自らの行為に恐怖した。
 今日もいつものように早苗は満面の笑みで博麗神社を訪れ、いつものように霊夢と二人で縁側で仲良くお茶を飲み、そしていつものように霊夢に甘えてきた。
 子供のような早苗のしぐさに、霊夢は困惑しつつもそれを受け入れていた。
 困ったやつだとは思っていても、とろんとした瞳で体をすり寄せてくる早苗は、どうしようもなく暖かく、やわらかく、可愛らしいのだ。
 そんなわけで、霊夢は今日も、早苗の甘ったるいおねだりに流されてしまうのだった。
「れぇむさんってばぁ……れぇむさんと、したいよぉ……」
「あんた、そんなことばっか考えてるんでしょ……」
「そんなの当たり前じゃないですかぁ♪」
 そう言って早苗は、ぎゅーっと抱きついてきた。
「もぉっ、あんまりベタベタしないでよね……」
「やぁですもんっ。ずーっとれぇむさんに会いたかったんだからぁ……」
 文句を言いながらも、霊夢の手は勝手に早苗を抱き寄せていた。
「ふにゃ……」
 子猫のように目を細める早苗を見ていると、不意に愛おしさがこみ上げてきた。
 ふっと笑みをもらし、小さな子供にするように、霊夢は早苗の頭をなでてやる。
 さらさらの髪が、手に心地よい。
「ねぇ、れぇむさぁん……ちゅーして、ちゅー……」
 幼児語でそう囁く早苗に、霊夢は苦笑を浮かべて見せながら、既に両手は早苗の頬を包んでいる。
「もぉ。こんな昼間なのに……」
 言いつつ、口づける。
 唇が触れると、早苗は嬉しそうな吐息を漏らした。
 どうせ催促が来ることは分かっているんだから、と胸の中で言い訳して、霊夢は何回もキスしてやった。
 首筋のあたりに唇が触れると、早苗はかすかに声を上げた。
「……お部屋、いこっか」
「はぁい……」
 甘ったるい返事を返す早苗の手を取って、霊夢は二人で、いつも使っている部屋へ向かった。
 たん、というかるい音と共に、障子が閉じられる。
 指先でつつくだけでたやすく穴の空く紙と、鍵すらかけられていない扉が、たしかに二人を外界から隔てていた。
 薄暗い部屋の中、霊夢には空気が妙に熱く感じられた。
 畳の香りは、すっかり甘い熱気に押し出されている。
 早苗はそこに敷かれたひと組の布団の上にちょこんと座り、霊夢が近づいてくるのを待っている。
 まだ手すら触れていないというのに、布団の上に座った早苗は頬を火照らせ、息をついていた。
 霊夢が膝を突き、早苗の正面に座る。
「早苗、もぉ、はぁはぁしてる……えっちなことするの……期待、してたの?」
「そんなの、当たり前じゃないですかぁ……ずーっと待ってたんですよ、会えるの……」
 そう言う早苗の瞳はもう潤んでいる。その瞳に導かれるように、霊夢は言葉を紡ぐ。
「えっちな早苗は、どんなこと、してほしいの……?」
 はぁ……と、早苗が漏らした吐息が頬にかかった。
 もう霊夢は、早苗の返事を聞く前に、顔を寄せ始めていた。
「ちゅーして……」
 早苗の返事をそのまま口に含むように、霊夢は口付けた。
 最初は唇を触れ合わせるだけの、かるいキス。
 ちゅ、ちゅ、ちゅと音を立ててするキスが、霊夢は好きだった。
 このキスをする時の、早苗の声が。
「んっ、んー、んぅぅ……ん……」
 早苗の漏らす、赤ん坊がむずかるような声。
 じわりと、胸の奥が熱くなる。
 二人の両手はいつの間にか探り合い、絡み合い、ぎゅっとつながれていた。
 唇が触れ合うたびに、握った早苗の手が、ぴくんぴくんと震える。
 ついばむようなキスを繰り返す二人。ふっと霊夢が顔を離し、こつん、と額を当てる。
「早苗、自分から誘ってきたクセに……もぉそんな顔しちゃって……」
 言いつつ、霊夢は熱くなった早苗のほほを両手で包み込む。
 すぐ近くにある早苗の瞳が、じわりと潤んだのがわかった。
「だってぇ……」
 ちょっとすねたような顔の早苗はひどく幼く見えた。
 そんな幼げな表情とは無縁の豊かな胸に、霊夢は手を伸ばす。
 はぁ……と早苗の漏らした吐息が、霊夢の頬に触れた。
「ね、れぇむさぁん……おっぱい、おっぱい、さわってほしい、ですぅ……」
「好きだもんね、早苗……。おっぱい触ってあげると、気持ちよさそな、とってもえっちな声、上げるもんね……」
「やぁぁん……」
 羞恥からか他の理由からか、早苗はいやいやをするようにかぶりを振る。
 下からすくい上げるように乳房に触れると、ずしりと重く、着衣の上からわかるほどに熱い。
 若干のコンプレックスを含めて、もてあそぶように軽く上下に揺らしてやると、早苗の乳房はたぷたぷと揺れる。
「んはぁ……れぇむさぁん……もっとぉ、もっとぽよぽよして……早苗のおっぱい、さわって……」
「おっきい、よね……早苗の……。たぷたぷするの、きもちいい……?」
「うん……きもちい、ですぅ……はぁう……」
 早苗はそれだけで、体の支えを失ったように霊夢にしなだれ掛かる。
 熱い吐息を漏らす早苗の唇は、誘うように、あるいはねだるように開かれている。唇の間に、ちろりと舌先が覗いた。
 愛撫している霊夢もまた、自分の吐息の熱さを自覚しながら唇を寄せる。
 霊夢は手のひらを、早苗の胸元にあてがう。と、その手がぴくんと跳ねた。
「早苗、あんた……」
「えへへ……」
 霊夢の視線に、早苗はぺろりと舌を出して笑ってみせた。
 そろりと霊夢が早苗の胸元から手をどけると、上着を中から押し上げている豊かな乳房の先端あたりが、ぷくんと隆起しているのがわかった。
「下着、つけてないんです……れぇむさんが、喜んでくれるかなあ、って……」
 言いつつ早苗は、着衣越しに胸を霊夢に押し付けるように、ぎゅっと抱きついてきた。
「れぇむさぁん……さきっぽ、ちくびぃ……こりこりって、してぇ……」
「早苗、ほんとに、えっち……こんな、こんなに……かたぁくしてる……」
 着衣越しに、指先で乳首をまさぐる。
 掻くように愛撫してやると、早苗は細い悲鳴を上げた。
「ひあああっ……それっ、それぇ……いいよお、はあぁう……」
 耳元で叫ばれる早苗の甘い嬌声に、霊夢は呼吸を乱し始める。嗜虐心混じりの愛情が、吐息と共に滲み出してきた。
 両手の人差し指を、突き刺すように早苗の乳首に押し付ける。
「ひぃんっ!」
 早苗の両肩がびくんと跳ねた。熱いからだがどっと霊夢の胸に倒れこみ、断続的にふるえている。
 早苗の熱い息が、霊夢の胸元に吹きかけられる。
「……早苗、いっちゃった?」
「ふぁいぃ……」
 ろれつの回らない口調で、早苗は荒い息と共に返事を返した。
 その瞳はもうすでに、とろんととろけている。
「れぇむさぁん……もっとぉ……さなえのおっぱい、いぢめてくださぁぃぃ……」
「さ、早苗ぇ……!」
「きゃぁぁぁんっ♪」
 とろけた口調の懇願に、霊夢はたまらず早苗を押し倒す。
 嬉しそうな悲鳴を上げて布団に倒れ込んだ早苗の乳房が、ぽよんと跳ねた。
「さ、早苗が悪いんだからねっ? 早苗がえっちなのが、いけないんだからねっ?」
 熱い吐息で言い訳しながら覆いかぶさり、霊夢は早苗の乳房を乱暴に掴んだ。
 ぎゅうっと乳房を掴まれると、早苗の上げる声が1オクターブ跳ね上がった。
「ひぃぃぃんっ! おっぱい、ぎゅうってしてぇぇ!」
「好きなのっ? おっぱいいぢめられるの、好きなのっ?」
「すき、すき、しゅきぃひぃぃ! ちくびっ、ちくびもぉぉ、つまんでぇっ! こりゅこりゅしてぇ!」
 親指と人差し指で、固くしこった早苗の乳首をつまみあげると、汗ばんだ背中が布団から浮いた。
 布団をぎゅうっと掴んで快感に耐えながら、早苗は白い喉を晒してのけぞる。
「いっちゃうっ? いっちゃうの、早苗っ? おっぱいぎゅーってされて、気持ちよくなっちゃうのっ!?」
「ひいいいいっちゃうううう! おっぱい、おっぱいでっ、ひうううううんんっ!」
 びく、びくっと早苗の体が断続的に跳ねる。乳首の先から、汗の雫が飛んだ。
 どっと布団に倒れ込んだ早苗は、なおもひくひくと全身を震わせている。
「はひ、ひぅんっ、ひくっ……っちゃったぁ……おっぱいで、いっちゃったよぉ……」
 乱れた吐息の下、うわごとのようにつぶやく早苗。
 そんな早苗に、霊夢は顔を近づける。
 もっと近くで、乱れた早苗の顔が見たかった。
 顔を近づけると、早苗はとろんとした目で霊夢の方を見つめ、ひどく幼い顔で微笑んだ。
 霊夢はわけもなく嬉しくなって、早苗のの頭を撫でてやる。
「きもち、よかった?」
「はぁいぃ……いっぱい、いっちゃいましたぁ……」
「早苗、かわいい……ぐったりしてる早苗、かわいいよ……」
 熱い頬に口付けてやると、早苗は子猫のような声を漏らした。
「おっぱい、乱暴にして、ごめんね?」
 努めて優しく、乳房に触れる。
 それでも早苗は敏感に反応し、ぴくんと体を震わせた。
「あは、乳首、まだかたぁいね……」
「ん、んっ……あんまり、さわっちゃ、だめですぅ……いったばっかり、だからぁ……まだ、じんじん、してるのぉ……」
「じゃあ、なぐさめてあげるね……」
 唇を寄せ、舌先で乳首に触れる。壊れ物を扱うように、やさしく。
 早苗は一瞬体をこわばらせたものの、すぐに体を弛緩させて、霊夢の愛撫に身をゆだねた。
「れる、ん、ぺろん、ぺろ……」
「にゃあ……ふぁ……っん、あ……きもち、い……」
「早苗ってば、さっきから気持ちいいばっかり……」
「だってぇ……きもちいぃんだもん……れぇむさんのぺろぺろ……やさしぃんだもん……」
 霊夢は舌先を、早苗のぷっくりとふくらんだ乳輪に沿って這わせる。
「ふぁああ……っ」
 それに合わせて、早苗はか細い声を上げて喉をふるわせた。
 吐息の中に安堵したような声音を聞き取って、霊夢は火照った頬に柔らかい笑みを浮かべる。
 舌を押し付けるように乳首を舐めると、汗の味の中にほんのりとした甘さがあるような気がした。
「れろ、れぅ……。ん、ふふ、なんか、あまぁい……ん、ちゅううっ……」
「やぁぁんぅ……そんなに、ちゅーってしたらぁ、みるく、でちゃうかもぉ……」
「そしたら、ぜぇんぶ飲んであげる……。んっ、ん、ちゅうーっ……」
 ちゅぽ、と音を立てて、霊夢は唇を離す。
 唾液の雫が、早苗の火照った肌にぽつぽつと落ちた。
 濡れた乳首が、名残惜しそうにひくひくとふるえている。
「れぇむさぁん……?」
「ね、早苗……見て……」
 体を起こした霊夢は、服の裾に手をかけた。
 するすると、焦らすようにゆっくりたくし上げていく。
 舞台の緞帳が上がるように、汗ばんだお腹があらわになった。次いで、汗でゆるくなったのか、中途半端に肌を隠しているさらしが現れる。
 そのさらしを押しのけるように、両の膨らみの先端がつんと隆起している。
「わたしも、乳首、かたくなっちゃった……」
 初めてではないとはいえ、まだ日も沈みきっていないこの時間に、こうして肌を晒すことに、霊夢は興奮と羞恥がない交ぜになった酩酊を覚えた。
 自分の声がひどく甘ったるくなっているのをぼうっとした頭の隅の方で他人ごとのように感じながら、霊夢は続ける。
「ね……さわりっこ、しよ……?」
 布団の上に投げ出されていた早苗の両手をとって、霊夢は自分の乳房にあてがった。
「早苗よりは、小さいけどさ……やぁらかいよ……?」
 優しく微笑んで、霊夢は早苗の手のひらをゆっくりと乳房に押し当てる。
 早苗の手が、弱々しく霊夢の膨らみをこねる。
 その中途半端な刺激がもどかしく、霊夢はもじもじと腰を動かした。
「ほらぁ……わたしがしたみたいに、さきっぽ……ね……?」
 早苗は言葉の代わりに、はぁ、はぁ、と息をつきながら、霊夢に導かれるまま愛撫する。
「ん……あ、は……きもちい……きゅって、つまんでみて……っあ! いい、なぁ、これ……」
「れぇむさぁん……れぇむさんが、わたしの指で、気持ちよくなってくれてる……うれし……」
 早苗がふらふらと体を起こした。そのまま倒れ込むように霊夢の胸に顔を埋める。
 顔を上げた早苗に微笑みかけながら、霊夢は唇を寄せた。
「はぷ……んっ、れるうぅ……ちゅぷ、ちゅぷ……さなえ、さなえ……かわいいよぉ、さなえ……」
「んんーっ、ちゅるう、んぷ、んぷ、んぷ……れぇむさぁぁんぅ……」
 お互いの名前を呼びながら、舌を絡ませ合う二人。
 重ね合わせた唇から垂れた雫が、つぅ……と糸を引いて、押し付け合ったふたりの乳房のあいだに落ちる。
「さなえ、ほらぁ、キスだけじゃなくて、さわりっこ……ね?」
「んぱぁ……ふぁいぃ……ふたりでぇ、さわりっこ、しましゅぅ……」
 ろれつの回っていない口調で霊夢の言葉を繰り返しながら、早苗は霊夢の乳房に手をかけた。
 霊夢も同じように早苗の乳房に指を埋めながら、くちづけを繰り返す。
「んっ、んっ、んふぅぅ……いい、よぉ……おっぱい、さわりっこしながら、ちゅーするの、いいよぉ……っ」
 既に焦点の定まらなくなっている潤みきった瞳で喘ぐ早苗の顔が、文字通り目と鼻の先にある。
 乳首をつまんだ指先にきゅっと力を入れてやると、早苗は眉間にしわを寄せて、切なげな声を上げた。
「見せてっ、さなえっ……さなえの気持ちよくなってる顔っ、見せてぇっ……」
「みてぇぇ……れぇむさぁぁん、みてぇ、さなえのえっちなかお、みてくださぁいぃ……」
 快感に揺さぶられながらも、必死に自分と視線を合わせようとしてくれている早苗が無性に愛おしくなり、霊夢は乳房を弄んでいた両手を背中に回した。
 早苗の深い胸の谷間に、汗で濡れた霊夢の乳房が滑り込む。
「ひにゃぁ……れぇむさんのおっぱいがぁ、にゅるってぇ……これなら、ぎゅうってしてても、おっぱい、いじれますよぉ……」
 早苗もまた同じように霊夢の背中に両手を回し、抱きしめてきた。
 抱きしめる、というほどもう力もこもっていなかったが、ふたりの体はひとつになろうとするかのように絡み合う。
 いつの間にかスカートは脱ぎ捨てられ、二人が身につけているのはショーツだけになっていたが、それももう着衣の役割を果たしていなかった。
 布地はじっとりと湿り、その奥でひくつく秘部の形を浮き上がらせている。
 湧き出る愛液は絡み合う太ももを濡らし、布団の上に丸い模様を描いていた。。
「むにゅむにゅぅーって、おっぱいがくっついてぇ……きもち、いぃ……ですよぉ……あ、あ、あ、イきそ、あ、イく、イキますぅ……!」
「あは、さなえ、おっぱいが、ぶるぶるって、ふるえてる……イくの? おっぱいで、イくの? おっぱい、ぎゅーってして、ん、あ、わたしも、もお、はじ、け、あ、あ……!」
 びくっ、とふたりの体が、同時に跳ねた。
 霊夢は頭をのけぞらせて天井を仰ぎ、早苗は嬌声を押し殺すように霊夢の肩口に鼻面を押し付ける。
「ひぃあ、あああ、ああああぁぁあ……っ!!」
「んんんんーっ、んっきゅうぅぅぅ……!! くひぃぃぃうぅ……!!」
 弾けるような叫びとくぐもった悲鳴が起こったのは同時だった。
 爪を立てるようにお互いの体をきつくきつく抱きしめて、二人は同時に絶頂した。
 湯気が上がりそうに熱を帯びた背中が、部屋の薄暗がりの中にほの赤く浮かび上がっている。
 二人はしばらくの間、お互いの体温を確かめるように抱き合っていた。
 荒く息をつく霊夢の手は、無意識にか胸元に倒れ込んだ早苗の汗ばんだ髪をなでていた。
 それだけで、胸元に吹き付けられる乱れた早苗の吐息が和らいだような気がした。
「……さなえ……」
 何か言おうと思ったが、口から出てきたのは結局その一言だった。
 さなえ、ともう一度囁いて、霊夢は汗で前髪が張り付いた額にキスをした。
 真昼間からいきなり抱きついてきてキスをせがんだり、下着を着けてこなかったり、困ったやつだ。
 でも、好きだな。
 素直にそう思った。
 もう一度額にキスしてやると、早苗はようやく顔を上げた。
 早苗がほうけた顔で、ぼんやりと霊夢の顔を見上げている。
 顎のあたりをよだれまみれにしている早苗の唇が、ぱくぱくとふるえて何事かを囁いている。
「れぇむさ、わたし、もおがまんできな……っ!」
 言うなり、早苗は霊夢を押し倒した。
 片足を抱え上げて、霊夢の濡れそぼったそこに自分の腰を押し当てる。
 熱く濡れたショーツが、びちゃっと濡れた音を立てた。
 いきなりの早苗の行為に、霊夢はしかし、なんの嫌悪感も、驚きすらも抱かなかった。
「れぇむさぁぁっん、きもちいいっ、きもちいいっ、きもちいいいよおおおっ! 擦れてきもちいいよお、ぬるぬるできもちいいよお、熱くてきもちいいよお、びちゃびちゃできもちいいよお、れぇむさんがきもちいいよおおっ!」
 抱え上げた霊夢の片足にしがみつきながら、早苗は狂ったように腰を打ち付ける。
 開きっぱなしの口から溢れるよだれが、ピンク色の残像を描きながら上下に激しく揺さぶられる乳房の先端から跳ね飛ぶ汗が、視線の定まらない瞳がから流れる涙が、叩きつけられる秘部から爆ぜる愛液が、霊夢に雨となって降り注ぐ。
 それを全身で受け止めながら――霊夢は微笑んでいた。
 激しく体を揺さぶられ、自らも圧倒的な快感にさらされながら、それでも霊夢は、穏やかな悦びの中にあった。
 もう意識は朦朧として、視界もぼやけ始めている。
「あひ、ひ、ひ、ひぃぃぃう! はぁーっ、はぁーっ、はひぃぃっとけちゃううぅおまんこもおだめええあっあっあっとまんないっおつゆじゅぷーってでてるうぅぅとまんないよおお……!! ごめんなさぁいぃ、やらしいさなえでごめんなさぁいぃ、インランなさなえでごめんなさぁぁぁ、あひぃいぃ!」
 もう理性すらもほどけてしまっているのか、淫語を喚きながら腰を振り立てる早苗の痴態が、霊夢にはたまらなく愛おしかった。
 ほとんど感覚のない両手を、ふらりと持ち上げる。
 そうなることが決まっていたかのように、それまで霊夢の片足にしがみついていた早苗の両手が、霊夢の両手と絡み合った。
 霊夢が囁く。
 早苗の上げる嬌声と肌のぶつかる音の中で、その言葉が届いたのかどうか。
 よだれと涙まみれになった早苗の顔に、ひどく無邪気な、子供のような笑みが広がった。
 瞬間、早苗の体が跳ねた。
「だめぇぇっもおだめぇぇぇとんじゃうっまっしろになっちゃうぅこわれちゃうぅあああああれぇむさあああ!!! すきっすきぃしゅきひぃいっい、っぃぃぃいくぅいっくぅあっあぁああぁあああーーー……!!!」
 天井を振り仰いだまま、早苗の体は時間が止まったかのように動きを止めた。
 押し付け合った二人の股間から、ぷちゅうぅぅぅ……と熱い飛沫が漏れて、下になった霊夢の丸いお尻のラインに沿って流れ、布団をじわりと濡らしていくのだけが、薄暗い部屋の中の動きだった。
「……っあ」
 硬直していた早苗の体が一瞬で弛緩し、様々な液体で濡れた霊夢の体の上に崩れ落ちる。
 もう指一本すら動かせない。
 それでも霊夢は、なんとか頭を動かして、倒れ込んだ早苗の方を向く。
 そして、さっき囁いた言葉を、もう一度、真っ赤になった耳たぶに向かって言った。

――さなえ、だいすき。





「ねぇ、れぇむさぁん……」
 甘えた声で、早苗は霊夢の手に自分のそれを重ねる。
 この後の行為を期待してか、その手はじわりと熱い。
 濡れた瞳に間近から覗き込まれて、霊夢はかっとほほが赤くなるのを感じた。
「して、くださぁい……」
「ん、うん……」
 霊夢は少しためらったものの、猫のように体をすり寄せてくる早苗を抱きしめてやった。
 早苗は嬉しそうに笑って、霊夢の胸に体を預ける。
 早苗がこうして求めてくるのにも、霊夢はいい加減慣れてきた。
 結局いつもなしくずしにしてしまうんだし、なにより……早苗が可愛くて、仕方がない。
「ん、ちゅ……ほら、口、開けてみて……」
「はぁいぃ……あーん……んむ、れるれるれるぅ……んはぁ……れぇむさぁん、舌、もっと、ちゅーってしてぇ……」
 早苗のとろんとした瞳だけで、もう達してしまいそうだ。
 まだ縁側にいるのにも関わらず、このままここで始めてしまおうかとすら思う。
 抱き合いながら二人は、息を乱れさせ、お互いの体をまさぐる。
「あ……早苗、また……」
「えへへ……だぁって、前にれぇむさん、喜んでくれたから……」
「えっちな子……まだキスしかしてないのに、乳首、服の上からでもわかるくらい、こんな……」
「おっぱいだけじゃ……ないですよ……」
 そう囁いて早苗は、霊夢の両手をとって……スカートの中に導き入れた。
「あ……!」
 流石に霊夢は息を飲んだ。
 指先に、濡れて、柔らかく、熱い感触。
 早苗のほほえみが、淫蕩な色を帯びている。
「ここ、来る前から、もお、止まんなくて……じんじんして、とぷとぷ溢れて、きて……」
 言いつつ早苗は膝立ちになり、まるで焦らすように、ゆっくりとスカートを持ち上げていく。
 あらわになった太ももが、すでに濡れていた。
 その上がどうなっているのかは、もう見るまでもない。
 もう霊夢は、二の句が継げないでいた。
 かろうじて、「……早苗のえっち。ヘンタイ」とだけは、なんとかつぶやくことができた。
 早苗はそのつぶやきに、ぶる……っと体をふるわせた。
「そお、ですぅ……早苗はぁ、えっちでヘンタイで、インランなコなんです……だからぁ……」
 その時にはもう、霊夢は押し倒され、早苗は上に覆いかぶさっていた。
 真ピンクの吐息は、もう鼻先に迫っている。
「おしおき、して……?」
 ああ、ダメだ。霊夢は思った。
 もう止められないな、この暴走娘め。
 でもまあ、こういう早苗もかわいいし……止めなくても、いいかな……?
遅くなって申し訳ありません。レイサナ第2弾です。
早苗さんは覚えると一気に雪崩式にのめり込むタイプと見た。
僕の中のレイサナ像は、「手のかかる後輩に困りながらも内心ではすごく好きな先輩霊夢と暴走気味の困った後輩早苗さん」です。
第3弾はもちろん「暴走特急早苗さん 愛のビッグバン編」です。moonは神ゲー。トットテルリ!

さてストック中のネタとしては

1、レイサナ第3弾
2、媚薬ひっかぶった魔理沙がモブ妖精に弄ばれる話
3、咲夜さんがはじめて魔理沙の家に遊びに来たよ的サクマリ
4、某同人音声ソフト風一人称ネタ

 以上4点があります。
 続編書くときはもっと変化を意識しないとなー……。ヤってるだけじゃ変わらないからなー……。
 こっち書けよという要望がありましたら、お気軽にどうぞ。
 あと俺屍は一ツ髪に隊長が七天爆で800食らって即座に敗走しました……。
ドールマスター
doll_player@mail.goo.ne.jp
http://www.geocities.jp/yuuma_hazama2000/
コメント




1.名前が無い程度の能力削除
ああもう何でそんなに可愛くて甘々なレイサナがかけるんですかっ!
2.名前が無い程度の能力削除
魔理沙×ルーミアで
3.名前が無い程度の能力削除
1も良いけど3も捨てがたい…

内容は当然のように最高でした。
もう2人共淫乱になってしまえばいいのに
4.名前が無い程度の能力削除
なんだこの霊早は……砂糖の塊か。甘っ、あっま!
素敵ですねー、早苗さんの暴走っぷりが可愛くてしょうがない。
可愛かったです、ごちそうさまでした。
5.名前が無い程度の能力削除
早苗さん飛ばしてるなぁw
応えてる霊夢尊敬だわw
1が早く読みたいけど3も気になる
6.名前が無い程度の能力削除
そのうちぶっ壊れるな。この早苗ちゃん
7.zz削除
このレイサナの盛りが脳まで侵してる感がなんか好きだ
希望を言って許されるのであれば3で!
8.名前が無い程度の能力削除
ひたすらにえろ甘くてトレビアーンなレイサナでございました。
愛のビッグバン編も楽しみにしております。