イギリスで感染が拡大している新型コロナウイルスの変異種に感染した人が、東京都内で確認されたことがわかった。

関係者によると、変異種への感染が明らかになったのは、イギリスから日本に帰国し、陽性が確認されていた30代の男性とその家族の2人で、ウイルスの遺伝子解析が行われていた。

空港検疫以外で、変異種が確認されたのは初めて。

その新型コロナウイルスの変異種の流行を受けて、政府は26日から、イギリスや南アフリカ、オーストラリアからの入国者について、水際対策を強化している。

イギリスで感染が拡大している変異種は、日本でも25日、12月18日~21日までにイギリスから羽田空港と関西空港に到着した男女5人から、初めて検出された。

政府は26日から、イギリスと南アフリカ共和国からの入国者について、空港検疫で検査の結果が陰性の場合でも、翌日から3日目にあらためて検査をする新たな措置を始めた。

また、オーストラリアからの入国者については、これまで空港での検査を原則実施していなかったが、変異種が見つかっていることから、全員に対して検査が行われる。