特定口座での節税方法
税務署にも違法性がないことは確認していますが、証券税制の設計上のミスを突いて特定口座の譲渡益に対する課税額をゼロにしてしまう不道徳な方法なので、他言無用でお願いします。
源泉徴収ありの特定口座でも、源泉徴収なしの特定口座でも可能です。
源泉徴収ありの特定口座の場合、支払い済みの税金は、証券会社が自動的に計算して還付されます。
源泉徴収なしの特定口座の場合や複数の証券会社に特定口座がある場合は、確定申告することで税金が還付されます。
株式等の譲渡所得に関する法律が改正されない限り有効です。
法律が改正される可能性についてははっきりしたことは言えませんが、この節税方法で税金をゼロにするのに関わっている部分の法律を変えてしまうと、逆に利益が発生していないのに税金が発生してしまう人が出てくるという問題があるため、容易には変えられない見込みです。
また、法律が改正されても施行までには時間があるので、その間に準備しておけば、施行してからも3年間は税金の支払いをゼロにすることができます。
法律が改正されない限り、違法性はありません。
株式や投資信託、ETFや外国株式、海外ETFや債券の譲渡益、株式の配当や投資信託・ETFの分配金、債券の利子に対する税金の支払いをゼロにすることが可能です。
現在のところ、FXや仮想通貨、先物やオプション、CFDなどのデリバティブに対する税金の支払いはゼロにすることができません。
給与所得や不動産投資、副業での所得も無効です。
すでに実践された方からは、次のような評価をいただいております。
Portfolio Visualizerを使った最小分散の比率の求め方
第2章で紹介した1988年以降の長期データです。
第3章で紹介したレバレッジETFを使ったポートフォリオです。
結果画面に表示されるTiming Portfolioというのが、設定で入力されたポートフォリオであり、ここでは最小分散ポートフォリオを表しています。
Equal Weight Portfolioというのは、入力したETFを均等配分になるように投資するポートフォリオのことです。
バックテストの結果画面の各項目を説明すると、
- Initial Balance:投資前の残高
- Final Balance:投資後の残高
- CAGR:年平均成長率(幾何平均収益率)
- Stdev:標準偏差
- Best Year:最も成績がよかった年のリターン
- Worst Year:最も成績が悪かった年のリターン
- Max. Drawdown:最大ドローダウン
- Sharpe Ratio:シャープ・レシオ
- Sortino Ratio:ソルティノ・レシオ
- US Mkt Correlation:米国株式との相関
となっています。
最小分散になる比率を確認する場合は、Timing Periodsのタブをクリックします。
一番下までスクロールすると、今月の比率が表示されています。
毎月初めにデータが更新されるので、その比率になるように売買します。
最適な危険資産比率を計算するエクセルファイル
こちらからダウンロードすることができます。
お手数ですが、Web上での編集ではなく、ダウンロードしてお使いください。
B2~B4のセルに危険資産ポートフォリオの収益率、標準偏差、安全利子率、借入金利を入力してください。
危険資産比率が1倍以上の場合は、借入金利が適用されるようになっています。
最大許容損失額と金融資産の額に差がある場合は、適宜変更して使用してください。
Amazonレビューに対するお返事
きつい言い方を承知で言いますと、為替・株式・債券などから投資を論じていますが今まで他の本で見たことがある内容を引用、集めているだけという印象です。最も足りないと思うのが、著者自身の体験・実績を踏まえるということではないかと思います。
著者自身のポートフォリオや過去のリターン、買った資産の内容や結果を書くべきですし(個人投資家の本ではこれを期待しますし、ある程度の実績ありきというのが投資では期待されるかと思います)、また出したリターンが理論に基づくものだったのならば、その成功と失敗の分析が読みたい所でした。
最低限、景気循環が一巡してなお市場平均を〇〇年アウトパフォームした(ないし上手くいかなかったこともあれば、それも知りたいと思えます)、こういう結果を後ろ向き解析でなく、自身の体験で前向き比較試験として行ってほしく、また後ろ向き解析では良い結果を恣意的に選ぶことが出来ることから、信頼性が落ちるようにも思えてしまいます。結果として、上述の内容に留まっているのは残念です。
疑問に思うのは、レバレッジETFを使用している期間が2010-18年と上げ相場だけを対象にしているのは何故でしょうか、また開設から日が浅いレバレッジETFは途中の解散リスクはないのでしょうか、解散があった場合損失を出して放り出された初心者が再度自分で信用買いなどで同様のリスクをとり同じ戦略をとることが本当に出来るのでしょうか。
こういった点を踏まえた改善を、個人的には期待します。
平均分散アプローチまでの内容については、その後の話に繋げるための前提であるため、よく目にする話だと思います。
それ以降について同様のことが詳しく書かれている本があれば私も知りたいです。
バックテストの限界については書かれている通りで、バックテストをする際はカーブフィッティングについて細心の注意を払う必要があります (フォワードテストを本に載せたところで、バックテストなのではないかと疑われそうではありますが) 。
最適化する際に使わなかったデータで検証するという方法があり、実際にそれをやっている状況で、今のところ好調ではありますが、結論をつけられるだけのデータではありません。
本の中での検証期間はETFの設定来の期間であり恣意的に切り取ったわけではありませんが、景気サイクルの一部分しか含んでいないというのは指摘のとおりです。
私自身も長期の検証をしたいのですが、レバレッジETFの検証は単に原指数の3倍の値動きをさせれば再現できるものではないため、私の現状の能力では検証ができていません。
そのため、誤解を招く恐れを感じつつ、限られた期間のバックテストの結果を掲載しました。
レバレッジETFの早期償還については、個人的には特に問題視していません。
同等の投資対象に乗り換えるなり、他の方法でレバレッジをかければいいだけだからです。
この本では本質的な問題に絞りたいため、早期償還の場合の対処について加筆する必要性は感じませんでした。
期待収益率、標準偏差、無リスク金利、リスクプレミアム、シャープレシオなど、取っつきにくい金融用語を分かりやすく解説しつつ、その活用法について書かれてありました。自分も含めファイナンス理論の専門書は読む気がしないが、上記について学びたい人に良い本だと感じました。
資産運用に関して正確な知識を得ようと思ったら、アカデミックな本を読めば済んでしまいますが、一般人にとっては理解しがたく、どう実践に生かせばいいかわかりにくいのが難点です。
その間を繋ぐような本にしたいと思っていたので、このような評価をいただくことは非常に嬉しく思います。
専門用語が非常に分かりやすく丁寧に説明されていて、初心者にも理解しやすい内容となっています。ぜひ、お薦めします
具体例を入れまくった甲斐がありました。
ありがとうございます。
ただの数字の求め方のみ、完全に名前負け
Kindleunlimited でタダであっても読んで損した気分になる
私も本の価値というのは、
本の価値=(どのくらい楽しめたか+どのくらい勉強になったか)÷(本の価格+読むのに費やした時間+読み進めるのに感じた苦痛)
だと思っているので、なるべく無駄な時間を奪わないことを意識しました。
費やした時間だけの価値を感じていただけず残念です。
通常のETFではなくレバレッジETFを用いた資産形成という、斬新な発想である。
著者はS&P500と米国長期債に連動するレバレッジETFを用いてリバランス運用を行うポートフォリオを構築しているらしい。
レバレッジが掛かっているだけあって、バックテストによるパフォーマンスは凄まじいものである。
今後もこの戦略が有効であるかは、市場環境と同種の戦略を用いるプレイヤー数に左右されると考えられる。
しかし、「所謂億トレ投資家が書いた本は運と才能に依存するところが強く再現度が低い・セミナー屋が書いた本はそもそも論外である」と思っているので、それらと比較して現時点での再現度は高いと考えられる。
シャープレシオの高いポートフォリオにレバレッジをかけるというのは、現代ポートフォリオ理論をかじっていれば当然出てくる発想ですが、レバレッジに対するアレルギーのせいか、意外と実践している投資家は少ない印象です。
レバレッジETFを利用することで、比較的実践しやすくなります。
ありそうでなかったという評価はありがたいです。
今後の有効性については、おっしゃる通り市場環境によります。
レバレッジの有効性に関しては、リスクと借入金利に対する超過リターンで決まります。
最小分散と動的資産配分の有効性に関しては、広く知られることでアノマリーが消えることも考えられますし、似たような戦略であるリスクパリティを用いるファンドも増えていますが、レバレッジ規制や認知バイアスがある限り、長期的には有効だと考えています。
運もお金もない人のための資産の増やし方とは超ロジカルな投資法でした。
私も分離定理(最適な危険資産ポートフォリオは誰にとっても同じで、それを安全資産と組み合わせる、又はレバレッジをかけることによってそれぞれの人のリスク許容度の範囲でリターンを最大化できるという話)は知っていたのですが、最適な危険資産ポートフォリオとは具体的に何かもレバレッジはどのようにかければ良いかも知りませんでした。
この本では最適な危険資産ポートフォリオの例として米国株ETFと米国長期債ETFを使った動的な最小分散ポートフォリオが紹介されており、ここは大変参考になりました。
もう一つのレバレッジをどのようにかければ良いかですが、こちらは本書だけでは具体的にどうすればいいかがわかりにくいですね。前提をどう単純化しているか明示した上で「手元の余裕資金をレバレッジ3倍ETFポートフォリオに全部ぶち込め」等と結論を書いてくださればだいぶわかりやすかったと思うのですが(少なくとも自分の場合は考えて出た結論がそれでした)。
ご指摘の通り、第2章の大部分は分離定理の説明です。
レバレッジについては具体的な数字が求められているだろうとは思いましたが、正確な支払金利に対する超過リターンと標準偏差を知りえない以上、明示できないというのが知的に誠実な態度であろうと判断しました。
「手元の余裕資金をレバレッジ3倍ETFポートフォリオに全部ぶち込め」が正しいかどうかは、余裕資金と最大許容損失額の比率によります。
最大許容損失額に対して3倍のレバレッジについては、ブル3倍は過度なレバレッジかという記事に書いた通り、私としては長期的には問題ない数字だと考えていますが、保証はできません。
金融商品でリンクを極力少なくして儲ける方法ですかね。
私も何をして良いか分からなかったので参考にします。
レバレッジは記載内容より少なめで設定かな。
リスクを極力少なくする(最小分散)のが、最もシャープレシオが高くなるのではないかという提案ですね。
最適なレバレッジは、予想される収益率や標準偏差から計算してそのまま適用することを勧めているというよりは、レバレッジとリスクとリスクプレミアムの関係性がどう推移していくかを感覚的に捉えるために使ってもらうことを想定しています。
題名負けです。このような題名をつけるならインデックスファンドや積立投資をメインに解説する本につけるべきでしょう。
資産運用に関する初心者向けの本では、インデックスファンドや積立投資が勧められることが多いですね。
そういった内容ですでに多くの本やブログが書かれていますから、わざわざ私が劣化コピーを出すよりも、あとがきにも書いたように、アンチテーゼとして本を書きました。
インデックスファンドの積立投資のパフォーマンスを上回るという非常に難しいことが目標ですから、私の説明が拙いためわかりくくなってしまっている面もあるとはいえ、どうしても理論は避けられません。