私の喫茶店(モーニング)友達であるゴンゾーさんの投資失敗事例について書いて見たい。
みんなの参考になるので・・・と本人には承諾を得ている。
企業情報
「情報セキュリティ技術に強い。14年KDDIと資本提携、戦略立案人材も招聘し関係一段強化」
ということで「3857 ラック」に注目した。
ハッカーによる情報漏洩などの事案に注目し、「これからますますセキュリティ関連企業は成長していく」と考えた。株価も当然青天井で伸びていくと考えた。

そう考えて最初買ったのが1600円、株価は本人の期待通りにグングン上がっていく。
このころ本人は、有頂天だった。
株価は1800円を超え、弱気で見て5000円、強気なら10000円を超えていく・・・と本人は自信満々。
しかし株価は、反落に転じる。
だが、本人は強気であった。
絶好の押し目だと1500円で200株買い乗せた。
しかし、株価は本人の希望を打ち砕くように下がり続ける。
1300円でナンピン買い。
このころは悲観的になっていた。
1500円まで戻ったら半分は売りたい・・・と漏らすようになった。
だが・・・本人の期待とは正反対に下がり続ける。
そして1100円まで下がったとき、またナンピン買い。
もうヤケクソ状態である。
1600円買い⇒ 1800円(
含み益20万円)であったものが・・・
今では、
70万円つぎ込んで(
含み損10万円)である。
なぜ、、、こんなことになってしまったのか??
株価は、企業の将来性や業績で上がるものではないということですね。
株価は、買いたい人と売りたい人の需給バランスで動いているわけです。
どんなに将来性があろうが、どんなに夢があろうが、同業社が多数あり、お互いにつぶし合いをしているわけですから1社の株価が上がり続けることはあり得ないわけです。
次に考えるべきは・・・
あなたは何のために株を買ったのかということです。
株投資で儲けるために買ったのであれば、夢や希望なんか語るべきではないのです。
儲かるか、損するかを最重要視しなければいけないのです。
それならゴンゾーさんは、どうしたら良いのでしょう。
これはゴンゾーさん本人にも言ったことですが、・・・・・
株価の基本的な動きのシステムを重視しなければ、株投資で儲けることはできないということです。
株価の基本的な動きとは・・・
「トレンドは継続する」です。
ですから、買うべきポイント、売るべきポイントは
「トレンドが転換した位置」ということです。
よって、ゴンゾーさんの場合は、上昇トレンドから下降トレンドに転換した位置
<絶対、売るべきポイント>で1700円で売っておけば、10万円の利益を得られたわけです。
そして、この株価に買う価値があると考えるのであれば、下降トレンドから上昇トレンドに転換した位置1150円で買い直せば良いのです。
70万円もの大金をつぎ込んで、なおかつ10万円の含み損を抱え込んで、面白くもない毎日を過ごすのが良いのか、10万円の利益を確保して1150円の株価が上がるのを楽しみにしている方が良いのか?
ということですね。