岐阜県は新型コロナウイルスの感染拡大で、このままでは医療体制がひっ迫するとして、「医療危機事態宣言」を出しました。

 「岐阜県が、医療危機というべき状況に進みつつあるということをはっきり申し上げるべきではないかと」
 (古田肇岐阜県知事)

 岐阜県では、連日1日あたりの感染者が50人を超えていて、今後医療体制が厳しい状態になるとして、「医療危機事態宣言」を出しました。

 岐阜県は「自宅待機者0」を掲げ、12月25日現在、県内の病床を625床確保していますが、今の感染ペースでいくと来年1月末には満床になり、自宅待機者0が維持できない可能性があるということです。

 岐阜県は医療危機事態宣言を出すことで、県民に厳しい状況を認識してもらい、年末年始の過ごし方をよく考えてほしいと呼び掛けています。