今年4月、勤務先の店舗に「兄がコロナに感染したかも」などとウソの連絡を入れて業務を妨害したとして、逮捕・送検されていた元従業員の女性(20)について、広島地検は25日付けで不起訴処分としました。
不起訴となったのは、住所不定・無職の女性(20)です。
女性は新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」が発令されていた今年4月、当時勤務していた広島市中区の店舗に対し、「兄がコロナウイルスに感染したかもしれない」などとウソの連絡を入れ、店内の消毒作業やおよそ2週間の休業などを余儀なくさせたとして、逮捕・送検されていました。
警察の調べに対し女性は、「ウソをついたことは間違いないが、業務を妨害するつもりはありませんでした」と容疑を一部否認していましたが、広島地検はこの女性を25日付けで不起訴処分としました。
理由について広島地検は、「情状全般を考慮した」と説明しています。