バンコク郊外の新型コロナクラスター、23都県に拡大 

2020年12月24日(木) 01時16分(タイ時間)
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画像提供、タイ保健省
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【タイ】タイ保健省は23日、バンコク都西郊のサムットサコン県の市場で働くミャンマー人労働者が感染源とみられる新型コロナウイルスの感染者がサムットサコン以外にバンコクなど22都県に拡大したと発表した。

 17日から23日までに確認された感染者はサムットサコン1278人、バンコク16人、中部ナコンパトム県10人、東部チャチュンサオ県6人、中部サムットプラカン県とサラブリ県が各5人、中部パトゥムタニ県3人、北部カムペンペット県、中部ノンタブリ県、アユタヤ県、チャイナート県、東部プラジンブリ県が各2人、南部クラビ県、プーケット県、スラタニ県、ナコンシータマラート県、東北部コンケン県、ナコンラチャシマ県、中部ペチャブリ県、スパンブリ県、プラジュアブキリカン県、北部ペチャブン県、ウタラディット県が各1人で、計1343人。

 感染源とされるサムットサコンはタイの水産業の中心地で、漁船、魚市場、水産物加工工場などで数十万人のミャンマー人が就労している。プラユット首相兼国防相は23日、軍に対し、サムットサコンに1000床の野戦病院を設営するよう指示した。また、密入国者を防ぐため、タイ・ミャンマー国境の警備強化を命じた。

 タイのテレビ、新聞報道によると、感染が確認された都県は様々な対策を打ち出した。サムットサコンは19日から市場、娯楽施設などを閉鎖、夜間の外出を事実上禁止するなど、都市封鎖(ロックダウン)に踏み切った。サムットプラカンは県内の一部の学校を23日から1月4日まで休校。パトゥムタニ県は23日、県内でコンサート、ボクシングマッチなどのイベントを1月5日まで禁止する方針を打ち出した。
《newsclip》

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