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テネシー州、米コロナ感染の中心地に 10万人当たり新規感染最多

 12月23日、新型コロナウイルスの感染拡大が続く米国では、南東部テネシー州が新たな感染の中心地となりつつある。写真は14日、テネシー州メンフィスの病院で撮影(2020年 ロイター/Kevin Fogarty)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 新型コロナウイルスの感染拡大が続く米国では、南東部テネシー州が新たな感染の中心地となりつつある。

米国疾病管理予防センター(CDC)によると、10万人当たりの新規感染者は、過去7日間テネシー州で平均128人と全米で最多。次に多いのはカリフォルニア州の111人。

テネシー州のビル・リー知事は、感染の中心地となっていることへの警戒感を強め、ホリデーシーズン中の感染拡大を食い止めなければならないと強調した。

最近の感染者の急増は11月下旬の感謝祭休暇に人の移動が活発になったことが要因とみられている。22日の新規感染者は19万4600人以上だった。

一方、ニューヨーク市は23日、英国でコロナ変異種が確認されたことを受け、入国者の隔離措置を徹底すると発表。海外からの渡航者は14日間の隔離と連絡先の提出が義務付けられ、英国からの渡航者は、市当局が滞在先を訪れ違反がないかをチェックする。違反者には1日1000ドルの罰金が科される。

ワシントン州も今週、英国や南アフリカなど変異種が確認された国からの渡航者に14日の隔離を義務付けると発表した。