「重症の予備軍も多い」密着カメラが映すコロナ病棟[2020/12/23 23:30]
新型コロナウイルスの感染拡大は収まらず、23日に発表された全国の死者は56人、重症者数は619人となりました。緊急事態宣言の発令は、重症者が増えてくると現実味を帯びてきます。これまで約30人の重症者を受け入れてきた昭和大学病院の協力のもと、重症者病棟の看護師にカメラを付けて撮影してもらいました。
容体が急変しやすい新型コロナの場合、こまめな観察は欠かせません。血液検査だけでなく、血圧や体温などのチェックは2〜3時間に1回の頻度で行われます。こうした作業は、ひとたび容態が悪くなると1時間に1回になるといいます。
増え続ける重症者数について、院長はどう見ているのでしょうか。
昭和大学病院・相良博典院長:「重症の予備軍はいっぱいいますし、重症で人工呼吸器をつけていた人が外れて、その人が軽症か中等症かといったら重症なんですよね。また人工呼吸器をつけないといけない状況になる人たちもたくさんいるので、数字だけが重症の数ではないと思う」