コロナ分科会が提言　忘年会・新年会は「見送りを」[2020/12/24 06:13]

　政府の新型コロナウイルス対策分科会は、感染が増加している地域では、忘年会・新年会を基本的には見送るよう提言しました。

　コロナ対策分科会・尾身会長：「感染のボリュームが多いところは、他の下火になっている地域よりも強い対策をするのが当然じゃないのか」
　分科会の尾身会長は首都圏については、感染状況は「ステージ3」相当で今も拡大しているとして、忘年会・新年会は基本的に見送ること、帰省についても控えるよう検討を呼び掛けました。飲食店などには、営業時間のさらなる短縮を要請する必要があるとしています。
　一方、政府は大規模イベントについて、東京都などを対象に来月11日までの間、収容人数の上限を5000人以下まで引き下げます。また、分科会では、新型コロナ対策特別措置法の改正に向けた議論も始まりました。都道府県知事の休業要請に強制力を持たせるかや、財政支援の在り方が焦点となります。
　西村経済再生担当大臣：「（特措法の）改正の必要性についてはおおむね理解を得られたものと思います」
　政府は年明けに通常国会での法案提出を目指します。