時計 2020/12/23 09:30

種子島で初の感染確認 新たな感染は10~90代男女9人(霧島市3、鹿児島市3、西之表市1、鹿屋市1、出水市1)新型コロナ22日発表

 鹿児島県と鹿児島市は22日、新型コロナウイルスの感染者を新たに9人確認したと明らかにした。クラスター(感染者集団)関連はいなかった。うち1人は西之表市在住で、種子島での感染者は初めて。

 県が発表したのは同市の80代女性、霧島市の10代男性、30代男性、60代女性、鹿屋市の40代女性、出水市の30代女性の6人。西之表市の女性は17日に発熱の症状があり、19日から島内の医療機関に入院し検査を受けた。

 霧島市の男性2人は、20日に感染が公表された10代男性の知人。女性は16日に感染が公表された同市の60代男性の親族。出水市の女性は、熊本県が19日に感染を発表した市内の私立保育園に勤める30代女性保育士の職場関係者。鹿屋市の女性は19日から頭痛の症状が続いている。

 鹿児島市が発表したのは同市在住の40~90代の男女3人。40代女性は、19日に感染が公表された70代男性の接触者で、21日から発熱などの症状がある。90代男性は長崎県で陽性が判明した感染者と接触があった。60代男性は20日から倦怠(けんたい)感などの症状がある。

 県内の累計感染者数は890人。21日時点で46人が医療機関に入院しており、うち重症が1人、中等症8人。宿泊施設に38人が滞在し、2人が自宅待機している。退院・退所は795人で、うち死亡は13人。