美容系YouTuberの新ブランドに疑惑の声。
値段12分の1の中国製品に刻印しただけ?

美容系YouTuber「Ai Channel(登録者数63700人)」が12月23日に発表したオリジナルブランドのアイテムが、12分の1の価格の中国製品と酷似しているという疑惑が、一部で噴出しています。

まずは謝罪から

和製カイリー・ジェンナー呼び声の高いAi。2017年からメイク動画をアップし、人気上昇中のYouTuberです。
この日の動画は、SNSや動画内で「下着の公式インスタグラマーが決まった」と発表したにもかかわらず、白紙に戻ってしまったことに対しての謝罪から動画はスタートしています。
それと同時に、ポジティブなお知らせとして、自分のコスメブランド「Ai Cosmetics」とアパレルブランド「ADAMAS」を立ち上げたことを発表しました。

激安の酷似商品が売られているとタレコミが…

ところが、オリジナルブランドの新商品として紹介された4種類のブラシセットが、中国の通販サイト「アリババ」で販売されている商品と酷似しており、Aiが安い商品にブランド名を刻印して、10数倍の値段で販売しているとの疑惑が浮かび上がっています。

アリババとの比較

ブルーのブラシ6,000円→アリババで346円~471円
(値段の幅はロット数による差)

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Alibaba

グラデーション&クリスタルの手持ちが可愛いブラシ7,000円→アリババで408円~471円

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モスグリーンのポーチ付き14本のブラシ11,500円→837円~994円

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フェイクレザーのポーチ付き、マット加工ブラシは11,500円→アリババで626円~1,203円
ブラシの先についている特徴的なストーンも同じです。

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Alibaba

と、いずれもアリババで販売されている商品に酷似しています。
Aiの販売サイトではすでに売り切れアイテムも出ているようです。

G&Rはパクリ疑惑で炎上したが・・・

中国製の商品との酷似と言えば、先日の「G&R」のパクリ疑惑が思い起こされます。
(関連記事「GACKTとROLANDプロデュースブランドのパクリ疑惑 販売元が模倣を認め、販売中止・全額返金表明」)

GACKTとローランドがプロデューサーを務めたG&Rは、発表直後から中国製品のパクリとの指摘が続出。
販売会社は“模倣”を認め、商品の販売中止と全額返金を表明しました。
問題が大きくなったのは、有名人が名を連ねていたことに加え、オリジナルのデザインをうたっていたためです。

しかし今回Aiは、自身でデザインしたとは言っておらず、プロデュースしたとの発言も見当たりません。
OEM(相手先ブランド名製造)である可能性が高く、これはビジネス習慣上はよくある話です。

とはいえ、ロゴを刻印しただけの同商品で10倍以上もの値段で販売しているということであれば、興ざめする人も多いのではないでしょうか。

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