ぺこぱ

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
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ぺこぱは、松陰寺太勇、シュウペイ、松井勇太の3名から構成されるお笑いトリオである。

メンバー構成[編集]

表舞台に立つのは松陰寺とシュウペイであり、松井は「影のメンバー」である。ただし松陰寺と松井は身体を共有しているため、松陰寺として番組等に出演している最中でも突然松井の人格が発現する場合がある(例えば、バラエティー番組の雛壇で気を抜いた時、ドッキリや罰ゲームによる身体的苦痛を受けた時など)。いや二重人格みたいに言うんじゃねえよ!って言うけど、その解釈、あながち間違いとも言い切れない。

一方のシュウペイは、原則として一つの人格を保ちながらも「モード」を切り替える機能を搭載。これまでに「モードH(俳優)」「モードC(コメンテーター)」など複数種類のモードの存在が確認されている。モードの切り替え時には「あーん!」というシステムサウンドが鳴る。なお、すべてのモードがオフになった状態は「ナリタ」と呼ばれることがある。

来歴[編集]

メンバーはみな生い立ちも育ちも違うが、消極的な動機で芸人になったという共通点がある。ここからは一人ずつ黒歴史を見ていこう。

シュウペイ[編集]

彼は元々サッカー選手志望であり、独自の空気椅子トレーニング法で腹式呼吸・大腿筋・腕力を強化していた。しかし彼の努力が報われることはなく。プロとしてフィールドを駆け巡る日など来なかった。厳しい現実に打ちひしがれた彼は落ち込んでしまい引きこもり同然の状況になった。事態を重く見た両親は彼を奮起させるべく無断で芸能オーディションに履歴書を送付し、部活動などが評価され辛うじて書類審査を合格した。そしてオーディション当日、シュウペイは自分の全てをぶつけるべく少年時代のトレーニング法を面接官たちの前で披露した。これこそ「シュウペイポーズ」が芸として認識された最初の瞬間であった。奇跡的にオーディションを通過したシュウペイは何とか事務所に入ることができ、右左が分からないながらも芸能人としてのキャリアを歩みだすこととなる。

松井勇太[編集]

松井少年が学校に楽しく通っていたのは光GENJIに憧れてローラースケートをやる子供たちが大勢いた時代であった。松井少年がその魅力に取りつかれたのもすぐであった。始めて間もなく上達した松井少年は自分に自信を持つようになり、音楽が好きだという気持ちも相まってジャニーズ事務所に応募した。しかしそこで彼が目の当たりにしたのは「上には上がいる」という不変の真理であった。このままの自分で終わるわけにいかないと悟った松井少年は真逆の人格を追求するようになり、そうして松陰寺太勇が生まれたわけである。

松陰寺太勇[編集]

松井少年が真逆の発想で作り出した松陰寺太勇は、これまでの特技を捨てるのではなく、逆の意味で活用するという方針を編み出した。当時はローラースケートがカッコつけのために使われていのだが、松陰寺は「これからはローラースケートで笑いを取る時代が来ない、とも言い切れない」という賭けに出て別のオーディションを受けた。この英断が功を奏したのか、彼も逆転合格を果たし、シュウペイと同じ事務所に属すこととなった。

ぺこぱ結成[編集]

事務所が彼らを採用したのは動機がある。というのも、この時期では同じ事務所のベッキーやらかしたおかげで事務所のは急落しており、挽回することが急務だったからである。早速ベッキーを超える逸材を世に送り出すため、事務所の上層部はシュウペイ・松井勇太・松陰寺太勇をトリオとしてプロデュースした。こうして個性豊かな人々が集まったのはいいが、できたばかりなので確固たる芸風が存在しない状態であった。三人[1]は相談した結果、「社会の情勢に合わせた芸風だとみんなに受け入れられない、とも言い切れない」と判断し、しばらく様子を見ることとした。

さて、そのころの社会情勢はどうだっただろうか。人々は長く続いた安倍政権に閉塞感を感じ、これから始まる令和に不安を感じていた。この状況を踏まえ、ぺこぱはポジティブ路線を打ち出し、人気を博すようになったわけである。

副業[編集]

コンプライアンスが蔓延し、自粛警察が跋扈する芸能界ではいつ誰が自粛に追い込まれてもおかしくない状況が続いている。ぺこぱのメンバーたちもこのリスクを理解しており、有事に備えて副業を続けている。

Uber Eats
松井勇太と松陰寺太勇は若い頃から生活費を稼ぐため配達に勤しんでいる。配達と聞くとバイクとか自転車を想像するかもしれないが、松陰寺は環境や安全に配慮してローラースケートでの配達を行っている。この配達方式を始めた当時は「到着が遅れる」と批判されたが、「環境にやさしいのはいいことだ」という環境保護団体の声が勝ったため今も続けている。ローラースケート業界も松陰寺が配達を通じてローラースケートの利便性と安全性を宣伝してくれるのは大歓迎なので大喜びである。[2]そのうちCMのオファーが来ることだろう。
配達の際は適切な服装を踏まえて松井もしくは松陰寺のどちらかが行う。スーツで行くべき出前は松陰寺が担当し、松井はそれ以外を担当している。
ゲーム実況
新型コロナウイルスに伴うStay Home以来、YouTuberだけでなくぺこぱを含む芸人たちもゲーム実況を始めている。ゲームに関する知識がないと実況なんか出来ないと思われがちだが、ぺこぱ式ゲーム実況だといくつかの定型句を連呼するだけで実況が成立するので手軽さが評価されている。例えば囲碁将棋だったらこんな便利な言葉を使いまわすだけでよい:
  • 「優勢なのはいいことだ!」
  • 「どっち番を持つかは人それぞれだ!」
  • 「定石(定跡)忘れてんじゃねーよ!と言う前に思い出させる努力」
そして実況を終わらせる時も「誰が終わらせたっていい!」と言うだけで済むのでグダグダにならずに済むという利点もある。
なおゲーム実況を行うのは松陰寺であって松井ではない。松井もゲーム実況に参入してしまうと、「ゲームするあるなら仕事しろ」と松井夫人が激怒するからである。
音楽活動
上述したように松陰寺太勇は元々アイドル志望であった。今は年齢的にアイドルを目指せる状態ではないが、音楽につぎ込むやる気予算は潤沢にあるため、テレビ朝日限定で音楽家としても活動している。同じくテレ朝で活動する50TAとは音楽性の違いから対立しているが、このライバル関係を逆手にとることで50TAに便乗して儲けるという新手の音楽ビジネスを展開している。
なお音楽活動を行うのは松陰寺であって松井ではない。松井が音楽に参入してしまうと、喉が枯れてしまって後述する主夫業に悪影響を及ぼしかねないからである。
主夫
かつて少年だった松井も今では結婚しており、自宅では副業として主夫をやっている。を怒らせないよう家事に専念するだけでなく、キレた妻が壁にあけた穴を修理する日曜大工もやっている。多忙なんだから家事は任せてしまえばいいのではないかという意見もあるかもしれないが、松井夫人はシュウペイ母に次ぐぺこぱへの出資者なので、松井夫人を敵に回すことはぺこぱの存続に関わる大問題である。
なお松井家で家事を行うのは他ならぬ松井自身であって松陰寺ではない。理由は単純で、「イケメンの松陰寺がいるとファンが家に押し寄せてくる」「松陰寺の紫色スーツを洗濯できる洗濯機がない」からである。
シュウペイポーズ産業
今でこそシュウペイポーズは芸として認知されているが、シュウペイ自身は体操法・健康法としてのシュウペイポーズを放棄したことなど一度もなく、現在でも「子供の体力低下を食い止められる」と信じて普及に取り組んでいる。学校に出張でシュウペイポーズを指導した実績もある他、コロナ禍でもZoomとかYouTubeを使ったシュウペイポーズ講習なども実施している。足つぼマットや加圧を用いてシュウペイポーズを進化させる取り組みにも余念がなく、シュウペイポーズ産業はとどまるところを知らない状況である。[3]

このようにメンバーはみな「好きなことを仕事(副業)にしている」のだが、一部のアンチからは「これじゃあ多目的トイレの普及に取り組んだ人と一緒だよ」という苦情が相次いでいる。しかし本人たちだけでなく事務所側も全く心配していない。というのも松井家の六法では「不倫は死刑」と明記されているため頼もしい抑止力があるからである。また「シュウペイポーズでモテた経験がない・全然モテない」という事実も安心材料になっている。こうして今日もみんな安心して仕事ができるわけである。

社会的影響[編集]

ぺこぱをテレビで見ない日がほとんどない今では、彼らの影響力が芸能界の外にも波及している。

スーツ業界
松陰寺太勇は紫色のスーツで差別化を行っているが、ブレイクしてからは紫色のスーツに対する需要が高まり、松陰寺自身も調達困難な状況が続いている。[4]ニーズに応え松陰寺の活動を支援するためにも大手スーツ製造メーカーは紫色スーツの生産を拡大しており、今後は従来型店舗をリストラして紫色スーツ専用店舗の出店を企画している。
キャッシュレス決済
キャッシュレス決済の先駆けとしてはアメリカのPayPal社などが有名であり、日本の後発企業もこれにならって社名・サービス名を「ペイ~~」にする予定だったが、シュウペイがブレイクして以来は「~~ペイ」とする方針に舵を切り、セブンイレブンを除く各社が便乗に成功した。当然ながらぺこぱに広告のオファーが来るはずだったが、競合する各社が取り合いになったため未だに実現できていない。しかし松井と松陰寺はまだ諦めていないので Uber Eats の配達を通じて「~~ペイ」を普及する活動に邁進しており、徹底的に媚びていく方針である。

脚注[編集]

  1. ^ 松井勇太は妻のソックパペットという側面もあるため、「シュウペイ・松井勇太・松陰寺太勇が相談した」というより「シュウペイ・松井夫人・松陰寺太勇が相談した」という表現の方が正しいかもしれない。
  2. ^ 松井夫人は節約に努めているため松井名義でローラースケートを購入することは不可能である。そのため松井と違って松陰寺のローラースケート技術は一流であると言われている。
  3. ^ 松陰寺は音楽活動などもあるためシュウペイポーズをやらないが、松井は妻に健康状態を管理されているため家では常にシュウペイポーズをやらされている。
  4. ^ 松井夫人は倹約家でもあるため、松井名義で紫色スーツを購入することは不可能である。
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