陽イオンを複合固溶させたZnOの電気的特性と熱的特性の相関性 Electrical and thermal properties of cation co-doped ZnO.
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抄録
現在、太陽電池やフラットパネルディスプレイ等に使用されている透明電極材料は、主原料となる酸化インジウムに少量の酸化スズを置換固溶させたものが使われているが、原料となるインジウムは資源量の少なさから価格面、安定供給面での不安が懸念されている。それ故、本研究では資源量が豊富で、高い透過率および高い導電率を持つZnOに着目し新たな透明電極材料の開発を行った。ZnOに固溶させる3価の陽イオンはZn2+とイオン半径の近いものを選択した。種々の3価の陽イオンの固溶割合によって平均イオン半径を変化させ、電気伝導度と熱膨張係数の相関性からその結晶の局所構造をラマンスペクトルを用いて検討した。
収録刊行物
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- 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
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日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009F(0), 2O22-2O22, 2009
公益社団法人 日本セラミックス協会