ワクチン“闇サイト” 専門家「恐らく偽物」と警鐘[2020/12/22 19:47]
インターネット上のいわゆる「闇サイト」で新型コロナウイルスワクチンの違法な売買を持ち掛ける投稿が急増していることが分かりました。
「早い者勝ち ワクチン 市場に出ました」。そんな、あおり文句とともにネットにずらりと並ぶのは新型コロナウイルスのワクチン。
通常の検索ではアクセスできない闇サイト。銃や麻薬などが取引されてきました。ここでワクチンが手に入るとしてもニーズはあるのか。日本の専門家は…。
英国の院内感染対策専門医、順天堂大学大学院・堀賢教授:「コロナに対する恐怖とコロナ疲れが背景にありますので何とかしたいと思う人がいるんじゃないでしょうか。(イギリスなどは薬局で)注射器なんかも売っているわけですよね。それでアンプル(ワクチン)さえ手に入れば、自分たちで見よう見まねで注射を打つことが可能な状況にはある」
ただし…。
英国の院内感染対策専門医、順天堂大学大学院・堀賢教授:「温度もどう管理されていたか分からないんですから(出回っているとしても)まがいものの可能性が高い」
だとしたら、誰が何の狙いで…。ワクチン闇取引の実態に迫りました。
闇サイトに並ぶワクチン。サイバーセキュリティー会社によれば、違法な取引はイギリスで接種が始まった今月8日以降、急増しました。
サイバーセキュリティー会社「チェックポイント」、オデッド・バヌヌ氏:「(ワクチン接種から)たった2週間で取引を持ち掛ける投稿は何十件も増えています」
発送元とされるのは接種が始まったアメリカなど。ただ、我々が電話をしたイギリスの業者は…。
ワクチンを出品した業者:「ただいま、電話に出られません」
専門家によれば、闇サイトの取引は詐欺とみられます。ただし…。
サイバーセキュリティー会社「チェックポイント」、オデッド・バヌヌ氏:「犯罪組織は『需要』を見極めようとしています。最終的に需要があるとなれば実際にワクチンのサプライチェーン(流通)を狙うでしょう」