人体とUWB輻射の電磁相互作用解析のための効率的な2極デバイFDTDモデル Effective 2-Debye-Pole FDTD Model of Electromagnetic Interaction between Whole Human Body and UWB Radiation
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抄録
2極デバイ分散を用いた人体全身のFDTD解析モデルを作成し、人体と超広帯域(UWB)輻射との電磁相互作用の解析を行った。約50種類の人体組織についての2極デバイ分散関数を、100MHzから6GHzの周波数範囲において報告されているガブリエルのCole-Coleデータから、最小2乗法により求めた。本解析モデルに、標準的な二値位相変調(BPSK)のスペクトル拡散信号を照射し、体内でのエネルギー吸収量を計算した。この局所的なエネルギー吸収を、周波数に依存しない一定の誘電率と導電率を持つ従来のモデルと、今回提案した周波数分散モデルとの間で比較した。次に、人体にパルス波を照射したときの応答を解析し、結果の時間関数から局所的な共鳴状態を、自己回帰モデルに基づくスペクトル解析法を利用して推測した。更に、コンピュータ支援リハビリテーションへの応用のため近年提案された、無線体域ネットワーク(Wireless Body Area Network,WBAN)における人体近傍のパルス伝搬を解析した。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波
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電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 108(350), 1-6, 2008-12-05
一般社団法人電子情報通信学会