訂正:本文第1段落中の損害賠償の額を「302万ドル」から「3020万ドル」に訂正します。
[ニューヨーク 13日 ロイター] 米連邦地裁陪審団は、任天堂7974.OSが携帯ゲーム機3DSで特許を侵害したとする元ソニー従業員の訴えについて、侵害があったとして3020万ドル(訂正)の損害賠償を認めた。
問題となった特許は、3Dメガネを必要とせず立体的な映像を裸眼でみる技術で、元ソニー従業員の富田誠次郎氏(58)が取得している。
先月の口頭弁論で富田氏側の弁護士は、任天堂は3DSで富田氏の特許技術を利用したと主張、一方で任天堂側は特許の主要部分は利用しておらず、2003年の富田氏と任天堂の会合は、3D技術の売り込み業者との面会にすぎないとしていた。
富田氏は特許侵害で2011年に任天堂と米子会社を訴えた。