『富士そば』は超ホワイト企業! 「こんな会社が存在したなんて」と称賛の声 By - grape編集部 公開:2016-11-18 更新:2018-05-03 ビジネス企業 Share Tweet LINE コメント 0 80歳を超えても現役の丹会長。経営方針についての質問に対し、子どもの頃に聞いた母の言葉を語りました。 「お金が欲しいなら、独り占めしちゃダメ。みんなに分けてやる精神がないと絶対に大きくなれない」 週プレNEWS ーより引用 母の教えを受け継ぎ、『富士そば』では前年より利益が出れば、従業員への給料を増やす方針を取っているそうです。 それさえしっかりしていれば、僕がどうのこうの言わなくても、みんな一生懸命やってくれる。 週プレNEWS ーより引用 仕事をするのは、会社のためでもなく経営者のためでもなく、自分のため。頑張りが報われる制度があれば、上からあれこれ指示・命令をされなくても努力するのは、人の自然な行動です。 丹会長はそれを理解し、実行しているのです。 また、『富士そば』では正社員だけではなく、アルバイトにもボーナスや退職金を支給しているそうです。やはりここにも同じ考えが根底にありました。 売り上げを増やせば、自分たちに返ってくるとわかってるから、僕が何も言わなくても、なんとかして売りたいといろいろ考えてくれる。 週プレNEWS ーより引用 「ブラック企業は損」 さらに丹会長は、ブラック企業と呼ばれる存在について、このように語っています。 あれは損してるなと思うよ。なんでブラックにしなくちゃいけないかね。ちゃんと待遇をよくしてあげれば、みんな働くし、自分も楽ができる。どうしてそんなことをするんだろうね。ああいう企業の経営方針はよくわからない。 週プレNEWS ーより引用 みんなにお金をあげれば、やめずに働き続けてくれるでしょう。従業員は資産だから。 週プレNEWS ーより引用 アルバイトだから…と待遇をないがしろにすれば、それ相応の働きしかしてくれません。使い捨てのように人材を酷使し、そのあとで新しく人員を採用しても、結局は教育のコストがかかります。 「従業員は資産」この言葉を口に出し、さらに有言実行してくれる経営者は、残念ながら稀有な存在なのかもしれません。 今の若者に感じること 「今どきの若者は…」「ゆとりは苦労していない」そんな言葉が語られることがあります。 ですが、丹会長は今の若者に対し「このままでいいと思う。」と語りました。 そんなに苦労しちゃいけないと思う。僕自身、バカだなと思った。食べるのに苦労はしないけど、やっぱり大変なことは多いから。今の若者は賢いと思うな。適当に食べるお金があって、自分の人生をエンジョイするのはエラいですよ。 週プレNEWS ーより引用 「若いうちの苦労は買ってでもしろ」ということわざがあるにもかかわらず、丹会長は苦労はしちゃいけない、という考えのようです。 苦労から得られる経験があるという考え方も、もちろんあります。丹会長の思いは「苦労をしすぎるのは良くない」ということなのでしょう。 人並み以上に過酷な経験を、自分自身がしてきたからこその言葉ではないでしょうか。自分が苦労を体験せずに「苦労しろ」とも「苦労するな」とも、語ることはできないはずです。 しかしそんな丹会長も、嫌な仕事を嫌々やることについては異論があるようです。 自分にそぐわないことを嫌々する、そんな馬鹿らしいことはない。自分を変えるか、仕事を変えるか。もっとやりがいのあることをやらなきゃ。それが見つかるまでは、自分を探すこと。 週プレNEWS ーより引用 自分を変えるか、変えられないのであれば仕事を変える。こんなふうに言ってくれる人物がそばにいたら、救われる人は多いのではないでしょうか。 丹会長も悩み、父親に相談したかったにもかかわらず、早くに亡くしてしまい苦労をしたそうです。 『富士そば』の経営方針に向けられた声 次のページへ 1 2 3 出典週プレNEWS/@sow_LIBRA11/@Shio_P/@huwanhuwan/@arasun/@tokyo_sabako/@Migiri_Ex Share Tweet LINE コメント 0
80歳を超えても現役の丹会長。経営方針についての質問に対し、子どもの頃に聞いた母の言葉を語りました。
母の教えを受け継ぎ、『富士そば』では前年より利益が出れば、従業員への給料を増やす方針を取っているそうです。
仕事をするのは、会社のためでもなく経営者のためでもなく、自分のため。頑張りが報われる制度があれば、上からあれこれ指示・命令をされなくても努力するのは、人の自然な行動です。
丹会長はそれを理解し、実行しているのです。
また、『富士そば』では正社員だけではなく、アルバイトにもボーナスや退職金を支給しているそうです。やはりここにも同じ考えが根底にありました。
「ブラック企業は損」
さらに丹会長は、ブラック企業と呼ばれる存在について、このように語っています。
アルバイトだから…と待遇をないがしろにすれば、それ相応の働きしかしてくれません。使い捨てのように人材を酷使し、そのあとで新しく人員を採用しても、結局は教育のコストがかかります。
「従業員は資産」この言葉を口に出し、さらに有言実行してくれる経営者は、残念ながら稀有な存在なのかもしれません。
今の若者に感じること
「今どきの若者は…」「ゆとりは苦労していない」そんな言葉が語られることがあります。
ですが、丹会長は今の若者に対し「このままでいいと思う。」と語りました。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」ということわざがあるにもかかわらず、丹会長は苦労はしちゃいけない、という考えのようです。
苦労から得られる経験があるという考え方も、もちろんあります。丹会長の思いは「苦労をしすぎるのは良くない」ということなのでしょう。
人並み以上に過酷な経験を、自分自身がしてきたからこその言葉ではないでしょうか。自分が苦労を体験せずに「苦労しろ」とも「苦労するな」とも、語ることはできないはずです。
しかしそんな丹会長も、嫌な仕事を嫌々やることについては異論があるようです。
自分を変えるか、変えられないのであれば仕事を変える。こんなふうに言ってくれる人物がそばにいたら、救われる人は多いのではないでしょうか。
丹会長も悩み、父親に相談したかったにもかかわらず、早くに亡くしてしまい苦労をしたそうです。
『富士そば』の経営方針に向けられた声