暴行と脅迫の疑いで、佐賀市の非常勤職員の谷口正樹容疑者(51)が逮捕された。
事件が起きたのは12月14日の午前8時すぎ、後輩の40代男性職員が自宅を出たところ、谷口容疑者が待ち伏せをしていたという。
そこから5kmほど離れた場所にある駐車場へと後輩職員を連れ出したとみられている。
この駐車場で、後輩職員の顔面を突如複数回にわたり殴りつけたうえ、佐賀弁で「着信拒否しとったろうもん(していただろう)。お前正直に言わんぎ(言わないと)殺すぞ」と脅迫した。
佐賀市によると谷口容疑者は2020年3月まで、市の環境部門に正規職員として働いていた。
4月からは1年契約の非常勤職員となり、人権・同和政策・男女参画課に勤務をしているという。
佐賀市民「基本的には公僕の方なので、管理する側としては厳しく対処してほしいなと思います」
谷口容疑者は、警察の取り調べに対し「暴力を振るったり、『殺すぞ』などとは言っていない。逮捕されたことに納得がいかない」と容疑を否認しているという。
警察は、2人に何らかのトラブルがあったとみて調べを進めている。
佐賀市によると、谷口容疑者の勤務態度などに問題はなかったという。
市は、「逮捕された事実について大変遺憾に思う。事実関係を調査などしたうえで、処分などの対応を考えたい」とコメントしている。