アメリカのバイデン次期大統領は２１日、新型コロナウイルスのワクチン接種を受け、その様子を公開しました。

　バイデン氏は、地元デラウェア州内の病院を訪れ、カメラの前でファイザー社などが開発した新型コロナウイルスのワクチン接種を受けました。

　ワクチンの効果や安全性に対する国民の信頼の向上を図る狙いがあり、「心配することは何もない。私は２回目の接種を楽しみにしている」と語りました。

　「私自身も義理の父も感染して重症化したので、このワクチンは『希望』です」（モデルナ製ワクチンの接種を受けた看護師）

　一方、アメリカで２例目の「緊急使用許可」を得たモデルナ製のワクチン接種も２１日から始まりました。第一陣として接種を受けたのは、看護師など最前線で働く医療従事者で、今後、高齢者とともに優先的に接種を受ける予定です。モデルナ社は、年内におよそ２０００万回分を供給するとしています。