医療に関係する団体のトップらが21日午後、異例の合同会見に臨み、「医療緊急事態宣言」を出し、逼迫(ひっぱく)する現状への危機感を訴えた。
日本医師会・中川俊男会長「本格的な冬を迎えて、全国の新型コロナウイルス感染者数が急増しています。連日、過去最多を更新し、重症者数も増えています。誰もが平等に医療を受けることができる日本が誇る医療制度が、風前のともしびになっています。国民みんなで真摯(しんし)に新型コロナウイルスに真正面から向き合いましょう。『感染しない、感染させない、うつさない、うつらない』を合言葉に、静かに過ごし、クリスマス、年末年始を乗り切りましょう。本日、われわれ医療関係団体は、医療の緊急事態を宣言します」