オリジナルFAX ONLY初期に使われた"未発見"パーツを使用した小型モデル

Flying Cat gold mini / silver mini は伝説的なオーバードライブペダルを再現すべく、
オリジナルFAX ONLY初期に使われた”未発見”パーツを使用した小型モデル。

この手のクローン・ペダルはオリジナルとは異なり、
回路を完全コピーしたとしても、サウンドが固く、耳に痛い仕上がりになりがちです。

Flying Cat gold miniは、オリジナルでも初期の個体のような、柔らかく有機的な響きと質感になるのを至上命題としてニューニングをしているのが特徴です。
Flying Cat silver miniは、goldよりもライトウェイトな質感でスピーディで、解像感や音抜けと繊細さに優れ、かつ絶対に固く痛くないようにニューニングを施しています。

Flying Cat gold mini / silver mini のサウンドの秘密は、チャージポンプICにあります。
（チャージポンプICとは、伝説の一因となった独特の昇圧回路を支える心臓部のパーツです）

普通はオリジナルを研究しようにも、回路が樹脂でマスキングされていて詳細なパーツの把握は不可能なのですが、
オリジナルFAX ONLYの初期の個体を修理している際に、偶然にもチャージポンプICの型番を確認することができました。
（樹脂に反転していたのでプリントは裏返しでしたが）

これは世紀の発見で、一般的に採用されるICとは全く異なり、
どのペダル系海外フォーラムや資料にも、このICの型番さえ記載されていないパーツだったのです。

しかも、このチャージポンプICはもう廃盤となっている物でした。
Flying Catはこのパーツのデッドストック品を入手し、採用することに成功しました。

このICをマウントしたとき、どうしても取れなかった音の固さや痛い帯域が自然に和らぎ、
あの立体的で有機的な響きが再生されたのです。
これこそ、オリジナルの持つ柔らかさと繊細なタッチを形作る、知られざる要因だったのだと確認しました。

外観、パーツ、コストパフォーマンス、全てにおいて抜かりなしの１台です。
近代的なクローン・コピーに辟易していたプレイヤーの皆さんには、お待たせしました。
ぜひお試しください。