煉瓦窯のある製油場
昭和22年創業
煉瓦窯と圧搾搾油機、濾過機を使う昔ながらの製法で菜種油、椿油、胡麻油を搾っております。
搾った油は必ず1週間以上休ませて上澄みだけを薪炊き釜に移し油を仕上げます。
さらに手漉きの蒲生和紙を重ね濾過する等々本当に時間と手間がかかりますが、それゆえに出来上がった黄金色に輝く油は何度見ても美しいものです。
菜種・胡麻を煎る釜
大釜の中で大きな羽がゆっくり回りじわじわと温度を上げていきます。焙煎が進むと湯気とおもに甘い香りが工場内に広がります。職人が焙煎の具合を確認したのち圧搾搾油機へ移します。
圧搾搾油機
菜種や胡麻は搾ることで油と油粕に分かれます。油は休ませて仕上げの工程へ。油かすは肥料になります。一番搾りは無理な圧搾が出来ない為、油かすも油分を多く含みしっとりしています。野菜、果樹、花の肥料として好評です。
薪炊の仕上釜
搾った菜種油は1週間以上休ませたのち、上澄みだけを仕上げ用煉瓦窯に移します。煉瓦窯では天日干しした薪を使いじわじわと温度を上げていきます。4時間かけて仕上げる、昔ながらの手間と時間のかかる製法です。
蒲生和紙と綿布で濾過
鹿児島県・蒲生地域で17世紀頃から作られている手漉きの蒲生和紙に綿布を重ねて濾過します。製油の最終工程となりますが、仕上がりを左右するため、最も緊張を要す工程です。
椿は蒸籠で蒸す
検品した椿の実は蒸籠で蒸してから2日ほど天日乾燥させます。搾油時は甘いナッツのような香りが漂います。搾った椿油を2週間休ませることで上澄みが生まれます。この上澄みだけを30枚以上の蒲生和紙を重ねた真空濾過機でろ過することで上質な椿油ができます。
伊集院製油「
滴
印」商品一覧
滴 ごま油
貴重な鹿児島県産胡麻を釜炒り圧搾搾りした胡麻油と厳選した外国産胡麻を圧搾搾りした油を独自比率でブレンド。 深煎り胡麻の香ばしさは生はもちろん、熱を加えるとより香りが際立ちぐっと食欲をそそります。
滴 一番搾り椿油
地元鹿児島で集めた椿の実を選別、蒸篭で蒸しあげて圧搾加圧製法で搾りました。上澄みだけを蒲生の手漉き和紙で濾過した黄金色の鹿児島産椿油です。お肌の保湿や髪の毛のお手入れにご利用の方が多い椿油ですが、一番搾り椿油は食用としてご利用いただけます。オレイン酸の含有率も高く柔らかな香りとさわやかな風味が特徴。そのままサラダに、焼き野菜やアヒージョ、ちょっと贅沢に揚げ物等いろんな料理にお使い下さい。
滴 一番搾り菜種油
国産の菜種と厳選したカナダ産菜種をブレンドし釜炒り、昔ながらの圧搾搾油機で搾ります。上澄みだけを薪窯で仕上げ蒲生和紙と綿布で濾過し瓶詰した菜種油です。菜種油そのままを味わうには生でお豆腐やお野菜に、揚げ物や炒め物もおすすめです。揚げ物はカラッと揚がって胃もたれしにくいとご好評いただいております。
滴 極上国産菜種油
鹿児島と青森で採れた国産菜種だけを使用。窯炒りし昔ながらの圧搾機で搾ります。上澄みだけを薪窯で仕上げ蒲生和紙と綿布で濾過し瓶詰した菜種油です。甘味のある極上国産菜種油はそのまま生でお豆腐やお野菜に、熱を加えると特に国産菜種の風味が際立ちます。炒め物、揚げ物は特におすすめです。