カインズホームで販売されている珪藻土マットに法令基準を超える「アスベスト(石綿)」が原材料に使用されているという騒動が報道されました。
カインズホームと並び人気のある「ニトリ」でも珪藻土マットの取り扱いがありますが、有害物質の心配はあるのかを解説します。
目次
珪藻土マットのアスベスト騒動
大手ホームセンターの「カインズホーム」で販売されている珪藻土マットに、基準を超えるアスベストが使用されているとして2018年5月26日~20年12月12日の期間に販売された17商品の自主回収を行うと発表されました。
直接の使用には健康被害の恐れは無いものの、珪藻土マットを割ってしまう、表面を削ったりすることで人体に悪影響を及ぼす恐れがあるとのことです。
同社は、対象の商品を購入した方に対しては返金を行うと発表されました。
2020年12月18日時点では回収方法は検討中とされており、最新の情報はホームページにて発表する予定です。
ニトリの珪藻土マットはアスベストの心配は無い
カインズホーム同様、家具や雑貨を取り扱う「ニトリ」でも自社ブランドの珪藻土マットが販売されています。
結論から申し上げると、ニトリで販売されている珪藻土マットにはアスベストなどの有害物質は含まれていません。
実際にニトリに問い合わせをしたところ、以下の回答を貰いました。
他社のホームセンター(カインズホームを指します)で販売されている珪藻土マットからアスベストが検出された問題で、ニトリから発売されている珪藻土マットにはアスベストなどの有害物質が含まれていないかについてお尋ねしたいです。また、返品もしくは交換などの対応は可能でしょうか。
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ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
弊社の珪藻土製品含め、ニトリ製品ではアスベストは原材料として使用しておりませんので、ご安心ください。
アスベストを原材料とするものは使用していないとのこと。そのため、販売されているもしくは家庭内にあるニトリ製の珪藻土マットは引き続き安心して使用することができるようです。
心配であれば返品可能との回答
商品に有害な物質が含まれていないものの、どうしても使用に不安を抱えている場合は返品を受け付けてくれると案内されました。
ご心配な場合は、購入履歴が特定可能であれば返品を承ります。
ご購入日(または受取日)を含めて14日以内にレシート、またはメンバーズカードと商品をご持参の上、購入店舗のサービスカウンターへお越しくださいませ。
※クレジットカードでお支払いの場合には使用されたカードとカード控え付きレシート、カード名義人のご来店が必要です。一部店舗では現金で返金となる場合がございます。
※交換をご希望の場合は、サービスカウンターにて返品手続き後にレジにて商品のご購入をお願いいたします。
※購入店舗へのご来店が難しい場合はご相談ください。
尚、オーダー品・お客様が加工された商品・消耗品(電池・電球など)・開封済トイレ用品は返品が出来かねます。
商品の品質に問題が無いのにも関わらず、柔軟な対応をしてくれるようです。
返品・交換の条件と手順
ニトリで販売されている珪藻土マットを返品する手順を紹介します。
カインズホームで販売されている珪藻土マットは、ニトリで返品や返金を受けることができません。
返品・交換の条件
返品もしくは交換を受けるための条件として、
通常通りの返品方法が適用され、実店舗とニトリネットで購入もしくは受け取りから「14日以内」の期限が設けられています。
この期間を過ぎている商品は返品・交換ができません。
また、ニトリから購入をした証明としてレシートなどの証明するものが手元にない場合は同様に対応ができないためご注意ください。
返品・交換条件を満たさない場合は、引き続き商品を使い続けるか別の商品を購入して使用するなどの対応になります。
購入履歴の確認方法
ニトリネット(アプリ)からの購入の場合は、「購入履歴」で確認することができます。
ホーム画面右下の「会員証」タブから「購入履歴」にアクセスします。
注文履歴を表示します。
実店舗で返品・交換を行う場合は、プリンターなどで出力しておくとスムーズです。
実店舗での返品が難しい場合は要相談
実店舗での返品が難しい場合は、お客様サポートにて相談することになります。
サポートに問い合わせ、返品・交換方法を相談しましょう。
有害物質が含まれる物の処分方法
万が一、有害物質を含む商品が家庭内にあった場合の対処法をご紹介します。
基本的には、販売元から「自主回収を行う」という旨があれば案内に従って返金などの対応を受けます。
しかし、何らかの理由によって店舗への持ち込みができないといった状況で処分に困っている場合は、お住まいの地域のクリーンセンターで対処することが可能です。
近隣のクリーンセンターへ必ず相談する
本件のように有害物質を含む物品の処分に困った場合は、近隣のクリーンセンターに依頼をしましょう。
埼玉県某市の場合
- 無料で持ち込みできる
- 直接持ち込む
- 持ち込みが難しい場合は役所に相談する
- クリーンセンターでは処分せず、一時保管して販売元と相談の販売元へ引き渡しをする
→返金は受けられない
対応は自治体によって異なる場合があります。
販売元への返品がスムーズ
クリーンセンターでの処分は、直接持ち込む必要があったり販売元からの返金を受けることができないといったデメリットが生じます。
可能な限り販売元の店舗へ持ち込んで対応する方が良さそうです。