友人選びを素早く行い、有限である自分のエネルギーを効率的に人の貢献に使用し、大切な人により深く喜んでもらうための俺的心得です。
どういうこと?
新しい友人ができたとき、その友人の「良くないところ」を目撃してしまっても、以下のような理由でそれを無視したり受け入れてしまう場合があります。
・まだ付き合いが浅いから
・自分の考えが狭いから
・相手の本質をまだ自分は理解していないから
・単純に友人ができたから嬉しい、失いたくないから
・その「良くないところ」は、たまたまで、もう今後発生しないだろうと思ってしまう(希望的観測)
・その「良くないところ」は、いずれ気にならなくなるだろう(希望的観測)
・その「良くないところ」は、時間の経過とともに減少するだろう(希望的観測)
・他の友人との手前、黙認しておいたほうが平和的
・付き合ってて喜んでもらえるから
・付き合っているとメリットがあるから
実際のところ、これは時間とエネルギーのムダです。
自分の小さな心の声を無視して付き合いを続けても、いずれその人との関係は破綻し、それまで費やしてきた時間とエネルギーが霧と消えてしまいます。
人の言動に違和感を覚えたら即座に離脱し、その友人だった人との付き合いを諦め、他の大切な友人にエネルギーを注ぐことに集中するべきです。
この「妖怪アンテナのススメ」は、
・素早く友人選びを行う
・エネルギーには限りがあるので、貢献する相手を効率よく選定する
・判断が遅れた場合、それまでの時間とエネルギーがムダになる
・選定した相手にだけ、時間とエネルギーを注ぎ、貢献する
これらの観点で判断および行動するためのひとつのコツです。
※妖怪アンテナは、ゲゲゲの鬼太郎が持っている「姿が見えていなくても、妖怪が近くに来たら髪の毛が反応して妖怪の存在がわかる」というアレのことです。
あなたにも「妖怪アンテナ」があれば、しょうもない人付き合いからより早く離脱でき、本来大切にしなければならない人へ情熱を注ぐことができやすくなります。
妖怪アンテナの使い方
①違和感を意識的に察知する
(妖怪アンテナを作り、頭の中に設置する)
無意識に放置しやすい違和感を、意識的、明示的、できれば言語的に察知するためのルール作りと意識を行います。
どんなことに違和感を覚えるかは人によって異なるので、あなたオリジナルのルールを考えておくのがお勧めです。
※以下は例なので、あくまで参考程度にしてください。
違和感のルールは、
- ポイ捨てする人はNG
- お店で理由なく店員に横柄な態度をとるのはNG
こんな感じで人の行動基準でのルールを定義することもできますし、
- 服装が極端な人はNG
- 声の大きさが極端に大きい小さいはNG
- 友人が多すぎる少なすぎるはNG
など、バランスの観点でのルールもありですし、
- 知り合い10人のうち2人から苦情が来てたらNG
- 支出に対する収入が30%未満はNG
など、数値評価でも結構ですし、
・理屈と感情を分離して解釈できない人はNG
・二元論で物事を語る人はNG
といった、思想的な観点でのルール付けや、
- 「自分から振っといて何その返し?と思ったとき」
- 「そんなもんおまえ・・・と思ったとき」
など、「そのとき感じる自分の感想」をルールにするのもありです。
今まで付き合ってきた「結局ダメだった友人」の特徴を列挙し、それらを抽象化してルール化するようにすると、やりやすいです。
ルール定義のコツは、「あくまでマイルールに徹する」です。一般的にどうとかでなく、自分が感じる自分の違和感についてのルールでOKです。極端な話、ルールが「社会貢献する人はNG」とかでも、あなたがそう思うのならそれがいいんです。
②離脱するが、あくまで悪いのは自分
(相手を責めない、批判しない)
前述のマイルールによる「違和感のアンテナ」を立てて、それに引っかかる方を発見したら、速やかに友人関係を離脱し、付き合いを減らすか無くすかします。
ここでのポイントは「絶対に相手を責めないこと」です。前述のマイルールはあくまで自分の次の行動を決めるためのあなた的心得であり、相手の人間そのものを評価する指標ではありません。間違っても相手を批判したり、批判的な感情を持たないようにします。むしろ、自分のマイルールを相手に適用して人を勝手に妖怪扱いした自分に非がありますので、謝罪と感謝の気持ちをもって離脱するのが大切です。
③ルールを公表しない
俺たちの妖怪アンテナは、いわばただの差別思想です。このマイルールに引っかかる方であっても、その人のことを好きな人は世界中に山ほどいます。他人の差別思想を助長する行為は厳に慎み、「妖怪アンテナを立てて友人を絞る⇒残った友人の人生に貢献する」これだけに集中しましょう。
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以上です。
本投稿は、人付き合いに疲れていた15年前の自分に向けたメッセージです。当時の俺は人当たりが良すぎて友人も多く、来るもの拒まずな精神でバンドマン人生を謳歌していたのですが、やっぱりダメなものはダメですね。今でも残っている友人はたった数人ほどです。他の「友人だった人」たちと話す時間だけ、この大切な友人とコミュニケーションを行えばよかった、という後悔があり、本投稿を作成しました。
あなたも、ムダな人間関係にメンタルを消耗していませんか?
大切な友人だけに極力大きな貢献ができるよう、早いうちから人付き合いの選択と集中をすることをお勧めします。という提案でした。