YListとは
「植物和名ー学名インデックス YList」(略称:YList)は、「施設に保存されている研究用植物のデータベース」(BG Plants)で用いられる植物名、特に、日本産植物の和名と学名に関する詳細情報の整備を目的として、2003年に米倉浩司(東北大学)と梶田忠(東京大学〔現・琉球大学〕)を中心に作成されたものです。もとの正式名称は「BG Plants 和名−学名インデックス」であり、基本データ蓄積と入力が主に米倉浩司によって行われたため、通称、YList("ワイリスト”)と呼ばれていました。2004年にBGPlantsプロジェクトが終了した後も、独立のプロジェクトとしてYListの維持と開発は続けられ、2007年4月に「植物和名ー学名インデックスYList」を正式名称とすることになりました(但し、これまでの経緯もあり、引用形式は「米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info」とします)。
YListは、2004年以降は梶田が管理する千葉大学のウェブサーバを用いて公開されていましたが、2015年7月からは、メインサーバを琉球大学熱帯生物学研究センター西表研究施設の管理するサーバに移動しました。現在は、文部科学省全国共同利用共同研究拠点に認定された熱帯生物学研究センターの支援を受けてデータベースを維持・公開しています。
YList では、北海道から沖縄・小笠原までの日本に自生,帰化している全ての維管束植物と主な栽培植物について,和名(標準和名と異名を米倉の判断で決定しています),学名(正名と主な異名およびその出典)、その学名が引用されている日本の主要植物誌(「日本の野生植物」 (1982-2003);「原色日本植物図鑑」(1957-1979);「新日本植物誌」(1983);「Flora of Japan」(1993-))の頁番号、所属する科名(新Engler, Cronquist,APGII)とそのコード番号がリストアップされています。本ウェブページで公開する検索システムでは、和名や学名などのキーワードを用いて、これらの情報を容易に検索できるようになっています。また、和名のみの植物名リストから容易に学名付きのリストを作成することが出来ます。
お知らせ 6月15日に発生したYListサーバの不具合は解決しました。ご不便をおかけしました。