友達と話しているときに『美味しそう』とか『それ面白そう』、『危険そう』など『~そう』、『~みたい』という表現を良く使いますよね。
他にも『彼は親切そう』や『彼は怖そう』と人に対しても使っていると思います。
この表現は、もちろん英語にもあります。英語では, look like, sound like, seem like と言います。
どの表現も『~そう』、『~みたい』と日本語に訳されますが、何が違うのでしょうか?この記事では、それぞれの意味と使い方について解説します。
『~そう』を意味する単語のイメージ
日本語に訳そうとすると look like も sound like も seems like どれも『~そう』と訳されてしまうので、違いが分かりにくいと思います。
それぞれの単語が持つイメージが分かると、使い分けも楽になります。
look like は『見る』を意味する look が付いているので、見た目が判断基準です。なので『見た感じ~そう』となります。
<例文>
He looks like a doctor.
『医者みたいだね』(白衣などを着ているときに使えますね)
You look like Billie Eilish.
『あなたはビリーアイリッシュみたいだね』(見た目が似ている人に対して)
sound like は『音』、『響く』を意味する sound が付いているので、口調や言葉使いが判断が基準となります。なので『聞いた感じ~そう』となります。
<例文>
That sounds like a good idea.
『それは良さそうなアイデアですね』(アイデアを聞いたときに)
That sounds like fun.
『面白そうですね』(楽しそうな計画を聞いたときに)
seem like は『思われる』『ありそうに思える』を意味する seem が付いているので、いろいろな要因を総合したものが判断基準となります。なので『総合的に判断すると~そう』となります。
<例文>
It seems like he will get promoted.
『彼は昇進しそうです』(仕事内容や勤務態度などを総合的にみて)
My dream seems like it will come true.
『私の夢が叶いそうです』
まとめ
look like, sound like , seem like どれも『~そう』となりますが、何が判断基準なのかによって使う単語が異なります。
He looks like he is tired.
(彼の顔色を見て)『彼は疲れてそうだね』
He sounds like he is tired.
(元気の無い声を聞いて)『彼は疲れてそうだね』
He seems like he is tired.
(いろいろな状況から判断して)『彼は疲れてそうだね』