森林表土を利用したのり面緑化の施工事例 A case study on the slope revegetation using forest topsoil
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抄録
広島県東広島市内の道路のり面で,森林表土を利用した植生基材吹付工を施工した。施工地付近のアカマツ林から採取した森林表土を植生基材に10 %配合し,盛土のり面に厚さ2 cmで吹き付けたところ,施工翌年にはキク科の草本類が優占する雑草群落が成立した。その後メリケンカルカヤ群落を経て,施工後4年目には,キリ,タラノキ,オオバヤシャブシが散生するススキ群落へと移行した。このとき草本層には,ヒサカキ,アカマツ,リョウブ等の幼樹が3.5 本/m<SUP>2</SUP>の密度で生育していた。
収録刊行物
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- 日本緑化工学会誌 = Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology
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日本緑化工学会誌 = Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology 34(1), 175-178, 2008-08-31
日本緑化工学会