SIMロック解除は必須なの?解除する方法やメリット・デメリットを紹介!

大手携帯電話会社で購入したスマホは、基本的に「SIMロック」がかけられています。
SIMロックがかかっているとさまざまな面で制約が発生してしまうため、ロック解除を検討している方も多いでしょう。
しかし、その前にまず正しく理解しておきたいのが、SIMロックを解除することで発生するメリット・デメリットです。
今回は、SIMロックを解除する方法はもちろん、解除した際の具体的なメリット・デメリットについてもご紹介していきます。
SIMロック解除とは
SIMロック解除の前に、そもそも「SIMロックって何?」と首をかしげる方が少なくないかもしれません。
そんな方のために、まずはSIMロックについて解説します。
SIMロックとは?

基本的に購入した携帯電話会社以外のSIMカードは、端末にロックがかかっているため使用できません。
この状態を「SIMロック」がかかっていると言います。
iPhoneやAndroidは、基本的にどの大手携帯電話会社でも購入できますが、例えばauで購入したiPhoneにドコモのSIMカードを入れて電話をかける、といった使い方はできません。
そもそもSIMカードって?
SIMカードは、契約情報や電話番号などが記録されたICカードのこと。
スマートフォンで電話やインターネット通信をするにはSIMカードが必須です。

ゲーム機で例えると、理解しやすいかもしれません。
プレイステーションやNintendo Switchなどの「ゲーム機本体」が「スマートフォン」で、ファイナルファンタジーやドラゴンクエストなどの「ソフト」が「SIMカード」です。
ゲーム機本体(スマートフォン)が壊れても、ソフト(SIMカード)さえ壊れていなければ、セーブされたデータ(契約情報や電話番号など)は保存され続け、違うゲーム機本体で使い続けることができます。
また、ゲーム機本体(スマートフォン)だけあってもゲームをすることはできず、ソフト(SIMカード)に必要なデータが詰まっているので、ソフト(SIMカード)がないとゲームをすることができません。
ただ、SIMカードはゲーム機のようによく取り出すものではないし、大手携帯電話会社でスマートフォンを買い換える場合はSIMカードの移動などすべてスタッフの方がやってくれるので、実物を見たことない人が多いかもしれません。
「SIMロックを解除する」の意味
SIMロックを解除するということは、端末にかけられた利用制限がなくなることを意味しています。
つまり、どの携帯電話会社で購入したスマホであっても、自由にさまざまな通信会社のSIMカードを利用できる、「SIMフリー」の状態になるのです。
これで選択の幅がグッと広がり、よりよいスマホライフを送るチャンスを得られるのは間違いありません。

SIMロック解除の義務化について
少し前まで、日本では「SIMロックが解除できないのは当たり前」という状況でした。
この文化が変わったのが、2015年5月、総務省によるSIMロック解除を求めるガイドラインの発表です。
このとき、「利用者の利便性を妨げる」という理由からSIMロック解除が義務化されたため、2015年以降に発売されたスマホであれば、基本的には任意でSIMロックを解除することが可能になっています。
SIMロックを解除するメリットとデメリット

それでは、SIMロックを解除することによるメリット・デメリットはどんなことがあるのか、詳しく解説していきます。
SIMロック解除のメリット
SIMロックを解除する最大のメリットは、MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供している格安SIMを自由に選べるという点です。
格安SIMとは、大手携帯電話会社よりもリーズナブルに利用できる通信サービスのこと。
格安SIMをうまく使えば、利用料金は格段に安く抑えることができます。
また、大手携帯電話会社のような契約期間や自動更新などの縛りがないため、より自由にさまざまな格安SIMを選べます。
ただし、端末によっては目当ての格安SIMを利用できないケースもあるため、事前に使いたいSIMと端末をよく確認しておく必要はあるでしょう。
また、海外に行くならば、ロックは解除しておいたほうが大きなメリットがあります。
海外のSIMも自由に利用できるので、現地で使い勝手のよい格安SIMを購入するという選択も可能です。
SIMロック解除後でも、その携帯電話会社のSIMを使用し続けることはできるため、選択肢を広げたいという方はまずSIMロックを解除しておいたほうが無難です。
SIMロック解除のデメリット
SIMロックを解除することによるデメリットはありません。
利用できる携帯電話会社が増え、より自分に最適なスマートフォンライフを送ることができます。
SIMロックを解除する際、携帯電話会社によっては解除するために手数料が発生するケースがあります。
例えば、SIMロック解除を携帯ショップで行った場合は手数料として3,000円(税抜)を支払わなければなりません。
これはその他の携帯ショップであっても、同様です。
SIMロック解除はウェブサイト上でも行えます。この場合、手数料はありません。
大手携帯電話会社各社、手順をわかりやすく説明してありますので、お金をかけたくない場合は、自身でSIMロック解除を行うのも手です。
SIMロックを解除する方法とは

SIMロックは携帯電話会社側で行うため、基本的には解約する前にロックを解除しなければなりません。
SIMロックを解除する方法はいくつか存在しますが、携帯電話会社によって違いもあるため、以下で詳しくご紹介します。
店頭・ショップで行う
最も一般的なのは、店舗にスマホを持っていき、SIMロックを解除してもらう方法です。
プロのショップスタッフに任せればまずトラブルは発生しないため、安心してロックを解除することができるでしょう。
ただし先にご紹介した通り、店頭でSIMロックを解除しようとすると、手数料が発生してしまいます。
ウェブサイトで行う
SIMロックは携帯電話会社のウェブサイトから手続きをし、自分の手で解除することもできます。
ウェブからであれば店頭と違い手数料が発生しません。
解除までの手順はそこまで難解ではなく、ウェブの申し込みに慣れている方であれば問題なく進めていけるでしょう。
ただし、2015年5月より前に発売された端末の場合は、ウェブ上ではSIMロックの解除ができないケースもあります。
また、大手携帯電話会社はドコモのみスマホでの申し込みを受け付けていないため、必ずパソコンで申し込まなければなりません。
電話
大手携帯電話会社の中ではドコモのみ、電話でのSIMロック解除を受け付けています。
電話の指示に従って解除の手順を踏んでいけば、間違いなく目的を果たせるでしょう。
ただし、店頭で解除するのと同様に3,000円の手数料が発生してしまいます。
SIMロックが解除されているか確認する方法
自分のスマホがSIMロック解除されたかを確認する方法として最も確かな方法は、契約している携帯電話会社にチェックしてもらうことです。
もし、わざわざ店舗に行ってチェックしてもらうのは手間だと思うのであれば、実際にSIMを差し替えてみるといいでしょう。
きちんと作動するようなら、しっかりSIMロックが解除されている証拠になります。
SIMロックを解除する前に確認すべきこと

SIMロック解除をする際は、「解除の適用条件を満たしているか」を確認しておくことも大切です。
SIMロック解除の適用条件は携帯電話会社によって異なります。
ドコモの適用条件
ドコモでSIMロック解除が適用される条件は、以下の通りです。
・SIMロック解除対応端末である(ウェブサイトで確認可能)
・購入から100日が経過している(購入代金を清算済みの場合は経過してなくてもOK)
・端末で利用料金やお支払いが確認できる
・ネットワーク利用制限などの制限がかかっていない
ソフトバンクの適用条件
ソフトバンクでSIMロック解除が適用される条件は、以下の通りです。
・SIMロック解除対応端末である(ウェブサイトで確認可能)
・端末の持ち主が契約者本人である
・購入から101日以上経っている(一括払いで購入している場合は100日以内でも可能)
・ネットワーク利用制限などの制限がかかっていない
・解約済みの場合は、解約日から90日以内であること
auの適用条件
auでSIMロック解除が適用される条件は、以下の通りです。
・2015年5月以降に発売されたもので、SIMロック解除対応端末である(ウェブサイトで確認可能)
・購入日を1日目とし、購入から101日が経過している(一括払いで購入している場合は100日以内でも可能)
・契約者本人が端末を購入している
・ネットワーク利用制限などの制限がかかっていない
・解約済みの場合は、解約日から100日以内であること
ドコモのみ条件次第で日数制限なくSIMロックを解除できますが、基本的に3社とも解除の条件は似ているため、よく確認しておきましょう。
SIMロック解除で契約できる携帯電話会社が増える!
SIMロックを解除さえすれば、今使っているスマホのまま、すぐに格安SIMに乗り換えることができます。
でも、毎月のスマホ利用料金をぐっと抑えられる格安SIMは魅力的ですが、格安SIM会社がたくさんありすぎてどう選んだらいいか迷いますよね。
自分に合った格安SIM会社を選ぶ基準を見ていきましょう。

格安SIM会社の選び方
月額料金を比較
音声通話が必要な場合は、音声通話SIMを選択する必要がありますので、各会社の音声通話SIMで契約した際の1GBあたりの料金、通話かけ放題オプションの月額料金など、ご自分の普段の使い方に沿ってシミュレーションしながら比較して選ぶといいでしょう。
LINEモバイルであれば、通話定額の10分間かけ放題オプション(月額880円)があり、10分以内の通話をちょくちょくする人、毎月トータルで22分以上の通話をする人にはお得になります。
一方、音声通話がいらない人はデータSIMで料金比較をしてみましょう。LINE通話ができればOKという方であれば、このデータSIMを選べば安く済みます。
月額利用料金は、上記のようなSIMタイプ、契約データ容量、オプション、によってトータルコストが変わってきます。
なので、たとえサイトの謳い文句で「月額◯◯円!格安!」とあっても、きちんと契約データ容量などの内容を確認し、トータルの料金をきちんとシミュレーションした上で比較しましょう。
特徴で比較
格安SIMを展開する各企業は、特色のあるプランやオプションを用意していますので、スマホを使う用途に応じて、自分に適したものを選ぶのがコツです。
SNSの利用が多い場合は、データフリー(カウントフリー)などの、対象サービスが通信量ゼロになるオプションおよび機能などがあるかを確認するといいでしょう。
LINEモバイルの「データフリーオプション」なら、LINEをはじめとしたTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSを利用する際のデータ通信量を消費しません。
また、万が一データ通信量を使い切っても、SNSは高速通信で利用することができます。
他社でも「動画サービスのデータ通信量を消費しない」「ゲームのデータ通信量を消費しない」など、データフリーと似たような機能を提供しているサービスがありますので、ご自身の使い方にあった会社を探してみてください。
利用したい回線で比較
もしもSIMロック解除ができなかった場合には、回線も選定の基準値になります。
格安SIMには主に、ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線、以上3つの通信回線の種類があります。
購入元の携帯電話会社とは別の携帯電話会社の通信回線(今までドコモで契約→格安SIMではau回線)にしたい場合、SIMロック解除は必須になります。
SIMロック解除ができず、今までのスマホを格安SIMでも継続利用したい人は、購入元の携帯電話会社と同じ携帯電話会社の通信回線(今までドコモで契約→格安SIMでもドコモ回線)を選べば、原則SIMロック解除が不要でそのまま利用ができます。
1回線しか用意のない格安SIM会社もありますので、利用できる回線に制限がある方は、契約したい格安SIM会社が提供している回線の種類を確認しておきましょう。
LINEモバイルなら3回線とも用意しているので、自由に選べて安心です。
実施しているキャンペーンで比較
格安SIM会社ごとに、様々なキャンペーンが打ち出されているところがほとんどです。
キャッシュバックや月額利用料金の値引きなど、よりお得になるキャンペーンがあれば随時チェックして、月額料金と併せてどのくらいお得に契約できるかも大きな比較材料になるでしょう。
SNSをよく使うならLINEモバイルがオススメ
LINEモバイルのデータフリーオプション
SNSの利用が多い方は、LINEモバイルがオススメです。
LINEモバイルは、選べる「データフリーオプション」があるので、ご自分のよく使うSNSに合わせてお得なプランに組み合わせることができます。
「データフリーオプション」をつければ、LINEをはじめTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSを利用する際のデータ通信量を消費しません。
万が一データ通信量を使い切っても、対象SNSは高速通信で利用することができます。
LINEモバイルの料金プラン
LINEモバイルが用意している料金プランはとてもシンプル。SIMタイプとデータ容量、データフリーオプションの3つを選ぶだけ。自分に合った節約ができます。

選ぶもの① SIMタイプ
音声通話SIM
大手携帯電話会社と同じように、090などで始まる電話番号で通話ができます。インターネット(モバイル通信)や、ショートメッセージ、110番・119番などの緊急通報も可能です。
データSIM(SMS付き)
インターネット(モバイル通信)のみが使えます。電話はLINE通話のみで問題ない方はこちらを選択してください。電話番号での通話、110番・119番などの緊急通報はできません。ショートメッセージやSMS認証は可能です。
選ぶもの② データ容量
1ヶ月で利用するデータ容量を選択してください。以下は目安です。
500MB
LINE通話:約20時間 LINEビデオ通話:約1.5時間 Yahoo!トップページ:約1,600回 YouTube(360p):約2時間
3GB
LINE通話:約120時間 LINEビデオ通話:約9時間 Yahoo!トップページ:約9,600回 YouTube(360p):約12時間
6GB
LINE通話:約240時間 LINEビデオ通話:約18時間 Yahoo!トップページ:約19,200回 YouTube(360p):約24時間
12GB
LINE通話:約480時間 LINEビデオ通話:約36時間 Yahoo!トップページ:約38,500回 YouTube(360p):約48時間
※弊社で独自に調査した結果であり、常にそのデータ通信量で利用できることを保証するものではありません。
選ぶもの③ データフリーオプション
LINEデータフリー
LINEアプリの利用がデータフリー(データ通信量のカウントがなく使い放題)になります。
SNSデータフリー
LINEアプリ・Twitter・Facebookの利用がデータフリーになります。
SNS音楽データフリー
LINEアプリ・Twitter・Facebook・LINE MUSIC・Instagram・Spotify・AWAの利用がデータフリーになります。(2020年7月更新)
※対象となっているサービスでも一部対象外となる機能があります。詳細はLINEモバイル ウェブサイトの「データフリー」ページにてご確認ください。
「データフリー」で月額利用料をもっと安く
先述した通り、LINEモバイルにはSNS利用時にデータ通信量が消費されない機能が付いています。
これにより、LINEモバイルに乗り換えたら、今まで契約していたデータ容量よりも低いデータ容量での契約でよくなるかもしれません。
例えば、今まで6GBで契約していて、そのうちの4GBをインスタやTwitterなどのSNSで消費していた場合、LINEモバイルにすれば、3GBでの契約でも充分事足りる、ということになります。
今現在ご自身で契約しているデータ容量と、それに対して毎月大体どのくらいの通信量をSNSに使っているのかまずはチェックしてみましょう。
利用状況によっては、今までの月額基本料よりもぐっと抑えられるかもしれません。
お得なキャンペーンを常時実施!
LINEモバイルでは、月額基本利用料が安くなるキャンペーンや、申し込み時に対象コードを入力するだけでLINE Pay残高やLINEポイントが還元されるキャンペーンなど、より一層お得に契約できるキャンペーンが常時実施されています。
これらのキャンペーンと併せて契約することによって、実質の月額基本利用料がさらに抑えられるので、契約前には必ずチェックしておきましょう。
SIMロック解除を検討してみよう
SIMロック解除にデメリットはなく、選択の幅をグッと広げてくれます。
SIMロック解除をしても、現在契約中の携帯電話会社は利用できます。
ですので、この機会にぜひSIMロックを解除して、魅力的なプランを用意している格安SIMを自由に選んでみてはいかがでしょうか。
※特に記載のある場合を除き、記載の金額は全て「税抜き」表示です。
※当ページの内容は2020年6月に作成したものです。